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はげたまご
40
#ご本人様には関係ありません
るる

327
39
蒼❄️
293
俺はその場に座り込んで、天井を眺めた。もう、無理なんだ、って。何のやる気も起きない。
気が付いたら、右手にはカッターを持っていて、俺の左腕からは血が溢れていた。
殆ど痛みも感じなかった。自分の腕から溢れ出る血を見ても、何も。周りから信じてもらえない痛みの方が、ずっと痛くて、辛かった。
…
次目が覚めた時には、もう外は明るかった。あのまま寝落ちてしまったのだろう。左腕には昨日自分で傷付けた跡がくっきりと残っていた。
今日はSnowMan全員で振り入れだし、休む訳にはいかない。個人仕事だったらまだずらす事も出来たかもだけど、皆結構忙しくさせていただいてて、全員の予定が合う事、って中々ないからね。
仕方なく重い体を起こして、洗面所に向かう。鏡に映ったのは、酷い自分の顔だった。目には光がなくて、隈も酷くて。
阿「はぁ…、」
大きい溜息を1つついて、冷たい水で顔を洗う。いつもより濃くコンシーラーを塗って、腕の傷口を洗う。
阿「痛ッ…、」
まだ痛みを感じられる。まだ、心が生きてる。
腕に包帯を巻くと、傷口がズキズキする。動かせないほどじゃないけど。
…
楽屋に向かうと、メンバー全員もう揃っていた。珍しく俺が、1番最後。
佐「阿部ちゃん、おっち〜!」
阿「おはよう、佐久間。」
出来る限りの笑顔で挨拶を返す。
佐「阿部ちゃんが1番最後、って珍しいね!」
渡「確かにな。」
宮「何かあった?大丈夫?」
阿「ううん、勉強してたら時間過ぎてただけ。何もないよ。」
自分で作った傷の手当してました、なんて言える訳もなく。勉強してた事にした。
目「阿部ちゃん…、」
阿「めめ、」
目「本当に?大丈夫?」
めめが俺にしか聞こえないくらいの声で話しかけてくる。
目「阿部ちゃん、いつもより顔色悪いよ。」
隠したのに。めめにはバレるか…、
目「俺さ、なんでも聞くから。だからさ…、」
阿「…、」
目「ねぇ、阿部ちゃん、」
阿「ん、」
俺はめめの口に手を当てて言った。
阿「分かったから、」
目「阿部ちゃん…、」
阿「話すから。だから、今は…、」
目「…分かった、」
…めめに話す、って言っちゃった。どうしよう。誰かに、聞いてもらったら楽になるのかな…。迷惑かな…。
…
岩「1、2、3、4、」
そんなこんなで予定通りダンス練習が始まった。ダンスナンバーだし、最近寝不足という事もあって思うように体が動かない。
阿「はぁ、はぁ、」
腕も痛みが増してきた。傷を隠すために長袖だし、暑いし…、
そんな事を考えていたら、俺の足はいつの間にか止まっていた。
岩「阿部?」
阿「…、」
岩「阿部?」
照に肩を叩かれてようやく気付いた。
阿「あ…、ごめん、」
岩「いや、大丈夫だけど…、休む?」
阿「…いや、でも…、」
岩「無理はすんな。」
阿「…ごめん、抜ける。」
岩「おう。」
阿「ごめん。」
岩「謝んなくて良いから。」
阿「…ごめん、」
岩「…、」
…
―岩side―
阿部が体調悪そうだから抜けてもらったけど、いつもそんな事ないのに…。やっぱり何か無理してる…?
…でもどうすれば良い?無理に聞いて追い込みたくもない。
今日は練習終わりにして阿部に話聞こう。1人で抱え込んでるなら力にならないと。きっとメンバー全員阿部が最近おかしいのは分かってるだろうし…。
岩「ごめん、今日練習終わりで良い?用事、思い出して…、」
深「彼女〜わら?」
岩「んな訳ねぇだろ笑、仕事だよ。」
深「ですよね〜わら、」
岩「1週間後に時間あるからそこでも良い?」
佐「了解〜!じゃ、おっち〜!」
渡「え、早くね笑?」
佐「見たいアニメがあるの!今から帰ったら間に合いそうだし!」
渡「すげぇな、」
佐「じゃ!」
渡「ん、お疲れ。」
メンバーも続々帰っていって、阿部に話しかけようと思ったら…、居ない。
岩「あれ?阿部は?」
目「そういえば…、」
…
―目side―
阿部ちゃん、話す、って言ってくれたのに。いつの間にか居なくなってる…。
阿部ちゃんに連絡しようと思ってスマホを出すと、阿部ちゃんからLINEが来ていた。
阿『ごめん、帰るね。』
阿『いつか話すから、絶対。』
帰っちゃったのか…。家に押しかける訳にもいかないし…。
目『分かりました。でも、1人で抱え込まないで下さいね。』
阿『うん。』
心配だけど、また聞こう。阿部ちゃんが話してくれる時に、ゆっくり、全部。俺に出来ることは全部してあげたい。…俺は、阿部ちゃんを守りたいから。
…
―阿side―
きっと今日練習が早く終わったのは俺のせいだろう。…また、メンバーに迷惑かけた。自分が情けない。…俺は、何が出来てる?あんな動画出回って、練習中止にさせて、俺には何がある?
今までしてきた努力も、経験も、何も役に立たない。俺に残ってるのは、…罪と罰。これが、俺の人生?
…
1週間後。自分を傷付けるのも抵抗が無くなって、毎日腕を傷付けて。それが日常になってしまった。今日は、この前中断した振り入れの続き。
最近はバッグにカッターを入れるようになった。…まだ、使った事はないけど。
…
阿「おはようございます、」
佐「阿部ちゃん!久しぶり!」
SnowManが集合するのは1週間前の振り入れ以来。最近は個人仕事もそれぞれ増えてきてるから、稀では無いけど、こんなに空くのは久々だな。
阿「佐久間、久しぶり。」
佐「元気??」
阿「うん、元気。」
元気…ではないか笑、
…
―向side―
岩「1、2、3、4、」
向「照兄ッ!限界や!…休憩頂戴!」
岩「トレーニングが足りないんだよ笑、まぁ良いか。じゃあ10分休憩ね!」
向「照兄〜!」
岩「抱きついてくんな笑!」
深「いやぁ、きついわ…、」
渡「いや、まじで。」
宮「全然じゃない?」
渡「お前の体はどうなってるんだよ。」
宮「翔太が体力ないだけでしょ。」
渡「いや、ふっかもだし笑、」
深「歳だよ歳。」
宮「いや、俺達学年は一緒ね?」
渡「そうだった…、」
…
―目side―
今日キツ…、元気そうな人もちらほら居るけどダンスナンバーだし、休憩入って良かった…。
阿部ちゃん大丈夫かな…?
目「居ない…?」
阿部ちゃん居ないじゃん。さっきまで居たのに。…なんか心配だな、
…探しに行くか、
…
目「阿部ちゃん何処だろ…、自販機…は、居ないな、」
色んな所見て回ったけど阿部ちゃんは何処にも居ない。後行ってないのは…御手洗くらい?
…
目「御手洗…、も、居ないか…、」
そう思って諦めて帰ろうとしたら…、
目「え…、血?」
手洗い場に少しだけど血痕が残っていた。まだ阿部ちゃんだって決まったわけじゃない。でも、なんだか嫌な予感がして、俺は走って阿部ちゃんを探し回った。
コメント
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ええぇ、どうしよう…!誰か早く💚が相当追い詰められてるのに気づいてあげて! 続きが気になります。

続き気になります!

うー 壊れるよ〜 早く誰かにめめに話してよ。 🐿️カットで終わらなくなるよ〜 続き気になります。待ってます♪