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「ロボロさんって、どういう風にこの軍にきたんですか?」
紫陽花の様な瞳を持つショッピ君が、俺に問いかける、
それは、談話室の中、幹部のメンバーが全員居る前で言われた
『……、どんな風…かぁ、』
そういえば、皆には言っていなかったかもしれない、
『俺の人生はな、今思えばやばかったで』
『少し、昔話をしよか、』
ひとり、路地裏で静か世界で、いや醜き世界で俺は人生を桜花したそんな人間の話
どうせ、俺は楽しいだなんて事は分からないのだから
この瞳も、この無愛想な性格も全て憎まれ傷つけられるなら…、初めから生まれて来なければよかったのだ、
どうせ、いらない人生なら…最後の最後くらい綺麗な人の前で死にたいものだ
そんな時、目の前に金髪の赤い瞳を持った者と出会った
俺を飼っている、商業人とその男の話を聞いているとその男は軍の総統却下様なのだと、
…どうせ、ならこの人に殺されるか…、
『なぁ、…そこの旦那さんや、』
「お前ッツ!この方は総統様だ!その様な口を聞くなッ!!」
商業人は、キャンキャンと煩く騒ぐ、
此処の路地裏は、静かさだけが取り柄なのに、
此奴のせいでうるさい、…いっその事殺してしまおうか、…いや、もうどうでもいいか、
この人に頼んで殺してもらうんや、俺は
「商業人、良い…」
「お前、名をなんと言う?」
『…、俺は名前なんて無い、』
『それより、旦那さんや、俺の願いを叶えてくれへんか?』
「なんだ?」
話をしてくれるようだった、
初めてだった、この人ならきっと俺を殺してくれる、楽に…、させてくれる
『俺を、殺してください』
「…、何故だ?」
軍人様なら、殺してくれや…、理由…か、
『…、この瞳も、この無愛想な性格も全て恨まれて、嫌われてきたんや、』
『それに、もう疲れた、』
『この無駄で醜い世界で、人生を俺は桜花した』
『どうせ、生きていても楽しいだなんて分からへんし…、それにどうせ殺されるなら旦那さん見たいな綺麗な人に殺されたかったんや、』
『それが理由や』
「そうか、…では俺の所にこい」
「俺がお前を買って、もっと綺麗な世界で人生を桜花させてやる、楽しさを教えてやる」
『…、俺は汚いで?この瞳も、性格も、全部見にくいで?それでも良いんか?…』
「あぁ、…俺は物好きでな、」
「それに、お前のピンクと赤が混ざった、桃色が綺麗だと思うしな、」
『…そか、…なぁ、旦那さんなら、お願いや』
『俺に、名前を付けてくれや』
「そうだなぁ、…ロボロなんてどうだ?」
『何で…そんな名前にしたん?』
「ボロボロの花がそこにある、お前もボロボロの花のように、せいっぱい生きて、ボロボロから綺麗を知れるように、ロボロだな」
『なんやそれ、…』
「まぁ、良いだろう?」
「あー、あと、瞳に何かアレがあるなら、これをやるよ」
そう言って、旦那が渡したのは、天と書かれた面
『なんやこれ、』
「天にも勝るような、そんな世界をお前にという意味だ」
『そか、ありがとーな、旦那さん』
「あと、旦那さんと言うのはやめてくれ、」
「私の名は、グルッペン・フューラーだ」
『グル氏やな、やったら』
「グル氏か、良いな、…ではこんな場所では無く、広い世界を見に行こうか」
『んまぁ、こんな感じやな、』
「旦那さんってwww、」
「恥ずかしいから辞めてくれないか?」
コネシマが大笑いしながら、旦那さんという名でグルッペンをイジる、
そして、やめろと言っているグルッペン
『んふ、wwwww』
「で、ロボロ、」
グルッペンが、かしこまった感じで行ってくる
『ん?』
「お前は、広く綺麗な世界を見れたか?」
天という、面がひらり風に吹かれて飛んでいく
瞬間、見せていなかったからか驚いた顔が他メンバーから見える、
桃色の綺麗な瞳をきらりと、光が映る、
そして、一言
『はぁ、…聞かんくても分かるやろ?』
『見れたに決まってるやん、綺麗以上にキラキラとした世界を』