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#狂愛
柏木さくら
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臣桜
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瀬里香が席を立った。
他の者は皆 息を呑み、周囲には緊迫した空気が漂った。
玄関のドアが開き、疲れた顔の陸斗が入って来た。
「おかえり」
瀬里香はいつものように言った。
「ああ」
陸斗はチラッと瀬里香を見て、
「凄い渋滞だったよ。
…帰る前にLINEしたんだけど、気づかなかったの?」
と言いながら靴を脱ぎ、家に上がった。
言い訳をするのに気が行き、陸斗は 緑と徹の靴に気付かないみたいだ。
「LINE?」
瀬里香はスマホを取り出し、
「これのこと?」
と 陸斗の前に差し出した。
そこには、陸斗と緑がホテルに入って行く画像が出ていた。
画面を見た陸斗の瞳孔どうこうが開き、体が固まった。
「な、 何これ!…い、一体、どういうこと!?」
「なんかわかんないけど、送られてきたから。…それ、こっちが聞きたい台詞だよ」
顔色が変わり、慌てふためく陸斗に 瀬里香はシラっとして言った。
「まぁ、中に入んなよ。みんな集まってるよ」
瀬里香は微笑みながら、リビングに向かって歩き出した。
(みんな…集まって、る?)
陸斗は瀬里香を追い越して 急いでリビングに行き、慌ててドアを開けた。
ソファに座った 勇次郎と緑と徹と美愛子、
皆が一斉に、冷たい眼差しを陸斗に向けた。
「えっ…どうなってんだ。 これは一体…」
陸斗の顔色が、さらに青ざめていく。
「お、おまえ! 何でここに居るんだよ!」
陸斗が徹を見て、荒々しい口調で言った。
「店に 瀬里香さんがハンカチを置き忘れてたんで、それを届けに。それと、驚きの1枚が撮れたから それが何かをはっきりさせに来たんだ」
徹はポーカーフェイスでさらりと答えた。
「てっめぇ…ふざけやがって」
「君もちゃんとここへ来て、冷静に理由を説明したらどうかね!」
徹に突っかかろうとする陸斗に、勇次郎が厳しい口調でピシャリと言い放った。
「あの、これは違うんですよ。弟は僕を恨んで…」
陸斗は狼狽うろたえながら、何を言っているのか 自分でもよくわからない言葉を勇次郎に言った。
「いいから、来たまえと言ってるんだ!」
「全部 バレてんの。
もういい加減、嘘つくのやめたら?」
緑がボソッと、呟く様に言った。
陸斗は頭が混乱し、言葉が見つからなくなっていた。
コメント
1件
うわっ…第61話、一気に修羅場すぎて心臓バクバクしたよ…!😭💦 瀬里香が「おかえり」って言った時のあの冷静さ、逆に怖すぎる…!淡々とLINEの画像見せるとことか、完全に勝負ありって感じで痺れた! 陸斗が靴に気づかないままリビング行った時の絶望顔、想像しただけで鳥肌立った…徹くんのポーカーフェイスもかっこよすぎるし、緑ちゃんの「全部バレてんの」の一言がめっちゃ刺さった…!次どうなるんだろ、続き気になりすぎる!!🔥