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『希望の曖昧』
第二章 七つ大罪編
第四十五話「終わりの光と影」
崩れゆく戦況の中。
ついに“核心”へと戦いは収束していく。
⸻
ケイトの光
傲慢が立つ戦場。
空気は重く、理想の圧が世界を支配していた。
だがその中心へ――
白光が落ちる。
「聖天光……最終解放。」
ケイトの姿が現れる。
光はもはや攻撃ではない。
“存在を照らし、歪みを正す力”へと変質していた。
傲慢が目を細める。
「それが……希望か。」
⸻
古流斬の影
その瞬間。
誰も気づかない位置から、影が動いた。
古流斬。
曖昧の完全使用はもうできない。
だが――
“技術”は残っていた。
暗殺の極地。
息を殺し、存在を消すような動き。
「……ここだ。」
⸻
暗殺技術・火を吹く瞬間
傲慢がケイトへ意識を向けた一瞬。
古流斬が踏み込む。
「暗殺技――」
曖昧ではない。
純粋な“殺意の一点集中”。
ナイフが理想の隙間へ滑り込む。
⸻
傲慢の崩壊
傲慢の目が大きく開く。
「これは……」
理想が間に合わない。
曖昧でもない。
ただの“現実の殺意”。
刺突。
空間ごと貫かれる。
傲慢は静かに膝をついた。
「……そうか。」
「これが……人間か。」
そのまま、理想の光が崩れ落ちる。
七つ大罪・傲慢、戦闘不能(消滅判定)
⸻
しかし終わらない
静寂。
だが――空間の奥で何かが動く。
ネイトが叫ぶ。
「まだだ!」
「七つ大罪の反応が残ってる!」
ケイトが振り向く。
「まさか……!」
⸻
残る二つ
闇の中で、声が響く。
「傲慢がやられたか。」
「つまらないわね。」
もう一つ。
「……めんどくさい。」
七つ大罪。
残り二人。
まだ“本体”は終わっていない。
⸻
古流斬の一言
古流斬はナイフを握り直す。
「終わってねぇな。」
ケイトがうなずく。
「ここからが本番だ。」
曖昧は制限され。
寿命は12年。
それでも――
戦いは終わらない。
⸻
――第四十五話「終わりの光と影」 完
コメント
1件
古流斬さん、第45話拝読しました。いやあ、ここでケイトの光と古流斬の影技が交差する流れ、すごく胸に来ましたね。「理想」を貫く傲慢に対して「現実の殺意」でトドメを刺す構図が、この作品のテーマを象徴してるようでゾクゾクしました。それでいて「まだ終わらない」「残り二人」で引き継ぐ余韻の付け方も憎い。寿命12年の重みもある中、この先どうなるのか、ちゃんと読み込みたくなりました!
古流斬
2,542
87
チタコロ
323