テラーノベル
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#ハッピーエンド
背中をぎゅっと押されたように
勇気を貰ったら瞬間がある
背中をそっとさすられるように
心が楽になる瞬間がある
進んで戻ってを繰り返して
もう
元いた場所さえ見失ってしまった
でもこれまで貰ったものたちが
僕の手を強く引いて導く
歩き出すのだ傘がなくとも
大丈夫ではないけれど
もう立てるだろう
ふと 顔を上げると雨は降ってはいなかった
空はとても蒼く広がっていた
背中を押されたのに
進めなかった瞬間がある
背中をさすられたのに
安心出来なかった瞬間がある
でもこれまで貰ったものたちは
信じていると僕を見捨てなかった
歩き出すのだ傘がなくとも
怖くて不安で辛いけれど仕方ない
生きるというのは泣かないことではない
生きるというのは
誰かの涙を拭ってあげることだ
さぁ歩きだすのだ
たとえ傘がなくとも
とっくに知っていたはずだろう?
とっくに雨は止んでいたのだと
コメント
3件
今回もめちゃくちゃ良かったです!!!! 怖くて辛くて不安で仕方がないから 雨が止んでいた事実から 目を背けていたかもしれません… 語り手一人では乗り越えられない場所も 怖くて乗り越えられなかった… ですが貰った物達は絶対に語り手を見捨ず 側にいてくれたから… 語り手には一人ぼっちに見えていても 貰った物は今でも残り続けますから… きっとこれからも貰った物と共に 歩いていけると私は信じています…!