あれから3日泊まらせて貰うことになった。
今は2日目の朝になる。
あの男の子は『レダ・デ・ボビリエ』らしい。
そして意外にも成人したての12歳だった。
レダくんかな? レダさん? まぁ呼び方はまた後ででいいや、でも15歳では無いからな……って、 ん? ピエリックさん……すっかり忘れてた……まぁ、朝ご飯はどうしようか……昨日のお粥が余っているから……って、作り過ぎたな……それは置いておいて前に空間魔法の練習で獲った鳥さんをお粥に入れたやつでいいかな?前に羽は取ったし。
私は亜空間から材料を取ってからレダさんに「おはようございます」と声をかけてから台所へ向かった。
少し鳥を茹でてからお粥に入れて温めた。
それを2枚のお皿に入れてレダさんの座っている前に出した。
「美味しい……これは……?お肉?」
「うん、鳥さん」
「ははは……マーシャは鳥さんも穫れるんだね」と少し引き気味でいった。
「まぁ……少し練習で……」
「あぁ、ごめんね……僕、本当に魔物というか動物を狩った事が一度もなくて……」
「私とレダさん2人きりで練習してみる?」
「え! まぁ僕には今の季節ほとんど仕事が無いから一緒に外に出てみたいな」
「やった、じゃあご飯食べてから家事を済ましてからだね」
「うん、じゃあそうしようか」
そうしてご飯を済まして洗濯やら掃除をこなしてから外で特訓をするために少し林へ入った。
「大丈夫なの?」
「うん、ここら辺はまだ魔物という魔物は居ないよ、居てもちょっとした獣くらいかな」
「敵意は向けてくる?」
「もちろん、相手は殺す勢いで来ているのだろうけど簡単な木刀くらいで息は止まるはず」
私はそう言いながら風魔法で木を削って2本の剣を作った
「本当にこれで大丈夫?」
「大丈夫、兎とか狸とかイタチくらいしか出てこないって地図には載っているよ」
「地図って何年前の?」
「何ヶ月か前に買ったので新しいはずです、でも私は地理が苦手なので合っているかは別だけど……」
「その歳で不得意あるのか……」
!あそこの木に兎さん…そのくらいだったら息の音はいくら初心者でも止められるでしょ
「……あそこの木の近く見て」
「ん? 兎……?」
「正解、見つかったら襲ってくるからその剣で体のどこでもいいから当てて、そしたら怯むから首辺りを刺せば……」
「うん……大体倒し方はわかった」
「あ、そっか……あとは見守っとくね」
「じゃあ見つかれば良い話なんだな」
「うん」
レダさんは兎に気づかれて飛びかかってくるのに少しというかとてもビビっていたけどちゃんと剣も当てられて首も刺せていた
「あとは私がやっときます」
私は兎を太めの木の枝に逆さにかけて血抜きをした
「今のこれは?」
「血抜きです、この工程をサボると腐敗が早くなってしまいますので必ずやって下さいね」
「そうなんだ……」
「今日の狩りはこのくらいにしとこ」
「うん、そうだね」
「なんかもうちょっとこういう感じ」
「あ!何か動いたかも!」
「そしたらピンクのものすごく強い光を思い浮かべて」
「うん……」
レダの手の上にピンクの光が現れた
「あ! それだ! それそれ!」
「これ?」
「うん、その感覚覚えといて」
「この魔法って何魔法?」と首をひねっている
「治癒魔法だよ、傷とかも治せちゃう魔法」
「凄い……本当に治癒魔法が僕の手の上に……」
「多分、魔法タイプも治癒だとおもうな……」
「魔法タイプ?」ってまた首をひねった
「うん、自分の得意な魔法、的な?」
「う〜ん、まぁ僕は治癒魔法が得意って事?」
「そう言う事」
「ちなみにマーシャは何魔法タイプ?」
「分からない……」
「え?」
「いや……全部使えるから……」
「そっか……って! それ聖女の特徴だって!」
「せ、聖女!」と思わず大声をあげてしまった
「聖魔法って使えるの?」
「でも本が無いから特異魔法は使えたことは……」
「本で覚えたの?」と目を見開いた
「うん、古本屋に行ったら他の魔法についてはいっぱいあったけど……」
「そうか……まぁ魔法が使えるんだ、誰かのためになれるように頑張って」
「まぁ、私は死ぬ怖さを知っているからそんな事言われなくてもするよ」
「死ぬ怖さ?」
しまった! ええっと……どう言い訳しようか…
「まぁこの世界は何でもあるからね」
レダさんもなぜか得意げに言った。
「他の世界知っているの?」
「まぁ……色々あるんだよ」
「そうだね、私も」
「そろそろ帰ろっか」
「うん!」
お腹減ったぁー。
レダさんも何か訳アリなんだろうな、ふふ、仲間がいるもんだね。






