テラーノベル
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休日の昼頃だった
ピロン
スマホが震える
『ねつでた』
送られてきたのは
透からの短いメッセージ
「えっ!?」
私は慌てて飛び起きた
透が熱!?
あ!そういえば昨日雨だったしな……(前回)
すぐに電話をかける
『んー……』
いつもより少し掠れた声
「透!? 大丈夫!?」
『むりかも……』
弱々しいその声だけで心配になる
「今から行くから!!!」
『うん……』
電話を切ったあと
ひかりは急いで準備した
ゼリー
スポドリ
冷えピタ
気づけば袋いっぱいになっていた
透の家へ着いて
インターホンを押す
ピンポーン
少しして
ゆっくり扉が開いた
「ひかりー……」
「っ……」
透がふらふら立っていた
少し赤みがかった頬
目も少し潤んでいる
しかも服が少し際どい
いつものふわふわ感に
弱った感じが加わって破壊力がすごい
「ひかり……」
「と、透!?」
「かわ……じゃなくて!大丈夫!?」
危なかった
思わずかわいいって言いそうになった
透はぼーっとしたまま
ひかりへ寄りかかってくる
「なんかくらくらするー……」
「わっ!?」
熱のせいかいつもより甘え方が素直だった
ひかりは慌てて透を支える
「ほら取り敢えずベッド行こ!」
「んー……」
透の部屋へ行き
ベッドへ寝かせる
透はすぐ布団にくるまった
「薬飲める?」
「………がんばる……」
コップを渡すと
透は両手で持ちながらこくこく飲む
その姿が小動物すぎて
私のHPが削られる
「ひかりぃ……」
「な、なに?」
「ずっとここにいて」
「え?///」
「ひとりやだ」
「っ……///」
弱ってる透
破壊力高すぎる
私はベッドの横へ座った
すると透が安心したみたいに笑う
「んふふ……ひかりいる」
「いるよ」
「よかったぁ……」
透はそのまま
私の服の袖を掴んだまま離さない
熱のせいで
いつもより距離感がおかしい
でも嫌じゃない
むしろかわいすぎて苦しい
「透、ちゃんと寝ないと治らないよ?」
「やー」
「なんで!?」
「ひかり見てたい」
「っ///!!!」
透は熱でぼーっとしてるから
完全に本音で言ってる
「だ、だめ!寝て!!///」
「むー……」
透は少し不満そうにしながらも
ひかりの手をぎゅっと握る
「じゃあ手つなぐ」
「……うん///」
そのまま
透はゆっくり目を閉じた
数分後
「ひかりいないとやだ……」
「〜〜〜っっ///」
完全に寝ぼけてる声だった
だめだ
彼女にそんなこと言われたら心臓がもたない
透はそのまま
ひかりの手へ頬をすり寄せる
熱で少し熱い
「ひかり、つめたくてきもちいー……」
「お、起きたの?///」
かわいすぎる
照れながらもそっと透の髪を撫でた
透は安心したみたいに
小さく笑う
「んふ……」
その顔が幸せそうで
胸がいっぱいになった
たぶん今日
私は一生分くらい“好き”を感じてる
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