コメント
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神だわやっぱもう あ、手元が狂って♥️300になってもうた
えへへ… 空を見上げる…僕をみあげr(((((馬鹿 神?え、神かな?神だよね? 展開とか話の感じ好きすぎて昇天いたしました⭐︎ ありがとう
続きます
◤◢◤◢⚠︎注意⚠︎◤◢◤◢
※旧国有
※国達が現代日本で仕事をしています
※ イギリス→イギソス
ドイツ→ドイシ
ナチス→十チス表記
※戦争賛美、政治的意図などは一切ございません
※あくまでうp主の趣味の範囲内での作品である事を
頭に入れた上でお楽しみください
𝕤𝕥𝕒𝕣𝕥
「言われた物、
ちゃんと持ってきたぞ」
日も落ち、街灯と月のみに照らされた
河川敷に、同僚あるイギソスと向かい合っている
俺はやはり異質なのだろう
今日は『12月25日』だ。
自国であるドイシでは家で家族とゆっくりするのだが
日本では皆平日のように働き忙しそうにしているか
恋人といるかだ。
来日してすぐは戸惑ったが
今ではすっかり慣れ、今日は俺も定時まで仕事していた。
しかしこのような日に同僚の、しかも男のイギソスと二人っきりで
河川敷にいるのはやはりおかしいだろう。
ちなみに慣れたとは言ったが例年なら俺は有給をとり家で休んでいた。
だが今年はたまたま仕事に行った。そこでイギソスに誘われたからわざわざ家に帰り此処にやってきたのだ。
それなのに俺を誘った本人であるあいつは一言も喋らない。
やはり、どれだけ考えても
此奴の意図がわからない。
「なぁ、イg」
「ドイシ、サッカーをしましょう」
「はあ?」
ようやく喋ったと思ったら
あいつの口から出てきたのは
支離滅裂なものだった
「貴方がやらないのなら
私から行きますよ」
そう言い俺に近づいてきたと思えばサッカーボールを奪い、俺とは反対側に
走り始めた。
「は!?ちょ、」
先手を打たれてしまったが
諦めるなどと言う選択肢はない。
彼奴はサッカーの母国で強く、そしてサッカーを好いているが
俺だってサッカーを好いているし強い。
これでもFIFAでトップ10に入っているんだ。
プライドだってある。
「急に呼び出したと思ったら何だ!
クリスマスに男二人でサッカーとは何がしたいんだ!!」
「約束だからです」
先に走り出したイギソスに追いつき、
散々疑問に思っていた事を口に出して
かえってきたのは予想外な答えで、
それだけ言うとまた俺との距離を広げた。
約束だと言うがそんな約束、
俺はした覚えはない。
俺は記憶力には自信はあるし
約束をしたのなら
メモをするなりして覚えているだろう。
そもそもどんな約束なんだろうか
だが、そんなことは関係ない
今はただ此奴に勝つことだけを考えよう。
いつの間にか周りには人もおらず、
建物の灯りも消え、あたりは静まり返っていた。
「はぁ、はぁ」
二人ともサッカーの強豪国であるため
サッカーは白熱し、時間も忘れるほど熱中していたようだった。
ドサッ
隣から大きな音がしたと思い振り向くと
イギソスは芝生の上に倒れ、仰向けになっていた
「少し、疲れましたね」
そう言うイギソスの額には汗が滲んでおり、
息も上がっていた。
正直俺も疲れたし芝生に寝転がりたい。
芝生の上で空を見上げるイギソスは楽しそうだし
少し汚れるかもしれないが
芝生の上に寝転がり見上げる空は、
今夜は晴れているし今は冬だ。
澄んでいてとても綺麗だろう
普段ならそこで寝転がりなどしなかっただろう。
しかし今夜の夜空はとても綺麗で、
俺は疲れていて、周りには俺たち以外に人はいない
(今日くらいはいいだろう)
そんな事を考えながら
俺はイギソスの横に寝転がった。
実際寝転がって見ると、
土のひんやりとした温度が
火照った体を冷やしてくれ気持ちよく、
枯れている芝生がチクチクとしてくすぐったかった。
「…なぁ、イギソス」
「はい、何ですか?」
「さっき言った約束とは何のことだ
俺は、そのような約束お前とした覚えはない」
もしかしたら、はぐらかされてしまうかもしれない。
だが何もわからず“約束”と言われたままよりは
ずっとましだった。
「……そう、ですね」
横目で見たイギソスは
目を伏せ口角をあげ笑っていた
「約束をしたのは貴方のお父様、“十チス”とです。」