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10話目もよろしくお願いします!

まだセンシティブな表現が続きます。

キヨ×レトルトの設定ですがキヨがちょっと受けっぽい場面があります。

ご注意下さい。

スタートヽ(*^ω^*)ノ



カーテン越しの闇に沈みながら、互いの吐息が重なり合う。

レトルトの指はためらいもなくキヨの口内を探り、唾液に濡れた感触にゾクリと身を震わせる。


キヨはその指をむさぼるように咥え込み、舌先で何度もなぞり上げながら、耐えきれずに自分の硬くなったものへと手を伸ばす。

レトルトに与えられる快感を喉奥で受け止めながら、同時に自らの熱を扱き上げる――その背徳感にさらに昂ぶっていく。


カーテン一枚隔てただけの距離で、お互いに与え合う快感に溺れ、理性を忘れて深く深く求め合っていく。




カーテンの向こうでキヨの湿った水音と、押し殺した吐息が響く。


『んっ……は、ぁ……レトさん。きもち…いい..』

レトルトの指が口内を探るたび、キヨの喉奥から漏れるくぐもった声。

その声に応えるように、指先を動かすレトルトも、耐えきれずに低い喘ぎを洩らす。


「はぁ……キヨくん……っ、ん……」

自分の声がどれほどいやらしいか自覚しながらも止められない。


指を舐めるたびに生まれる濡れた音――

ぴちゃ、くちゅ、じゅる……。

それが室内に響き、互いの昂ぶりをさらに煽る。


『あっ…あんっ…く……んっ…はぁはぁ…』

キヨの片手が自分を扱くたびに、ぐちゅぐちゅ、といやらしい音が重なる。

レトルトはカーテン越しに伝わるキヨのいやらしさに目眩さえ覚えた。生まれて初めて経験した人から与えられる興奮に手は震え声を抑える事もままならないほどだった。



キヨの唇の奥で、レトルトの指がぬるりと動く。

『ん……っ、ふ……ぁ……』

息を乱しながらも、舌を這わせ、必死に咥え込んでいるその様子。


レトルトは、自分の指をしゃぶるキヨの熱さと水音にゾクゾクしながら、わざと低く囁いた。


「……そんなに必死に舐めて……自分のも触ってるんやろ?…音すごいよ?……。

自分で触りながら、俺の指しゃぶってるなんて……キヨくんって、いやらしい子やなぁ……」


『んっ……ちがっ……』

羞恥に震えながらも、キヨはますます夢中になって舌を絡める。


「ほら……もっと奥まで舐めて?

……キヨくんの口の中、いやらしくて気持ちいい…」


レトルトの意地悪な声に、キヨは応えるように喉奥まで指を含み込み、くちゅ、といやらしい音を立てる。


『んん…ふ..ぅ。レ..レトさん…あっ..ん。もっと、ちょうだい…っ』


レトルトはそんな姿にさらに欲を煽られ、指でキヨの舌を激しくかき混ぜながら、囁きを重ねた。


「……ふふ……そんな声漏らして……。

ほんと、可愛いなぁ。…俺の指、そんな好きなん?」


『すき…すき、ぃ。レトさんの…んっ。綺麗な指、だいすき』


綺麗だなんて初めて言われたレトルトは

カーテンの奥で自分の体温が上がるのを感じでいた。



レトルトの手を、キヨはしゃぶり尽くすように舐めていた。

荒い呼吸、熱に濡れた喉から漏れる声――。


『……はぁ、っ……ん……っ……』

その吐息で、もう限界が近いことをレトルトは悟る。


「……ふふ……声、我慢できてへんやん……もうすぐイキそうなんやろ?」

そう囁きながら、レトルトは指をさらに奥へ押し込み、喉の奥をなぞるように犯す。


『んぐっ……っ、ぁ……!』

喉の奥を触られるたび、ビクッと体が跳ね、キヨの手の動きは自然と速くなっていく。

『は、ぁっ……ん、っ……あ……っ』

自分のものを扱く音がいやらしく響き、もう抑えきれない。


レトルトはわざと囁きを落とし、さらに煽る。


「……ほら、もっと舐めて……自分で擦りながら、俺の指しゃぶってよ……。 キヨくん、イキたくて仕方ないんやろ?」


『……っ、ぁ、だめ、……っ、も、っ……』

必死に否定しながらも、舌は絡みつき、喉の奥まで受け入れてしまう。

口の中を犯される快感と、自分で扱く手のスピードは止められず――

キヨは声を噛み殺すように震えながら、絶頂へと追い詰められていった。



喉の奥を抉るように差し込まれる指。

レトルトの低い囁きが、カーテン越しに耳へ染み込む。


「……キヨくん、やらしすぎ……ほんま、可愛い。 自分で擦りながら……変態やん」


『っ……や、ちが..ぁ……ん、んぐっ……!』

キヨは否定する言葉を探しながらも、口はレトルトの指を必死に受け入れてしまう。

舌を絡め、喉の奥でくちゅ、じゅると淫らな音を鳴らす。

手は止まらず、いやらしい水音とともに自分を擦り上げる。


『んぁ……っ……レト、さん……っ……や、ぁ……っ』

掠れた声で名前を呼ぶたび、レトルトの指は意地悪く喉を撫で上げる。


「ふふ…俺の名前、いっぱい呼んで。キヨくん、可愛いよ」


『……れ、レトさん……っ……! あぁ……っ、も……っ』

声を抑えようと必死なのに、嗚咽まじりに名前を呼ぶことしかできない。

視界が滲み、熱に耐えきれず涙が頬を伝う。


「……泣きながら舐めて……可愛い声出して……本当に..。キヨくん、イッていいよ」


その言葉に突き落とされるように、キヨの体が震え、絶頂が一気に押し寄せた。

『んんんっ……ぁ、ぁああっ……!』

喉奥でレトルトの指を咥え込んだまま、涙を流しながら果てていく。



荒い息遣いを繰り返しながら、キヨは大きく肩を揺らしていた。

先ほどまで必死に咥えていたレトルトの指をようやく口から離すと、力が抜けたようにそのままベッドに倒れ込む。


『……はぁ、はぁ……っ……』

燃え尽きたような息が小さく漏れるだけで、もう言葉を紡ぐ余裕はない。


カーテン越しに伝わってくる気配――震え、声、熱。

すべてでキヨの絶頂を感じ取ったレトルトは、胸の奥を強く締めつけられるように鼓動を早めた。


「……キヨくん?」

呼びかけても返事はない。


少しだけカーテンを指先で開きそっと隙間を覗く。

そこには、汗ばんだ頬を紅潮させたまま、ぐったりと眠りに落ちてしまったキヨの姿。


「…ふふ…寝ちゃったね……」

安堵と、どうしようもない愛おしさが同時に胸に広がる。


自分に触れ、必死に名を呼び、涙まで流して果てたその姿。

その全てを見てしまったレトルトは、静かに唇を噛み、もう一度だけ囁いた。


「……キヨくん……」



そっと手を伸ばし、濡れた前髪を避けるように頭を撫でる。

指先に伝わる体温が、どうしようもなく愛おしくて胸が熱くなる。

自分にこんな気持ちが芽生えるなんて、思ってもみなかった。


初めての恋に戸惑いながらも、頬が自然と緩んでしまう。

――この胸に広がる温かさは、もう誤魔化せなかった。


レトルトは一度小さく息を吐くと、名残惜しそうにキヨの頭を撫でる手を離し、静かにカーテンを閉じた。

それでも心の中には、眠るキヨの姿が鮮明に焼きついて離れなかった。



続く



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