テラーノベル
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#シクフォニ
ころさな @頻度低下?
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あやね🎼
秋の柔らかな日差しが差し込む、シェアハウスのリビング。
大きなローテーブルの上には、すちが淹れてくれた温かい紅茶と、みんなで食べたお昼ご飯の残りとクッキーが並んでいた。
テレビからは静かなBGMが流れていて、部屋全体がぽかぽかと温かい空気に包まれている。
「ふぁ〜ぁ……なんか今日、めっちゃ眠ならへん……?」
みことが大きなあくびをしながら、ソファに身を委ねる。
その隣でPCを開いて曲の編集をしていたすちがにっこりと微笑んだ。
「お日様がポカポカして気持ちいいもんねぇ〜みことちゃん、少し寝たら〜?」
「ん〜……じゃあ、ちょっとだけお言葉に甘えて……」
みことがトロンとした目で頭を傾けると、すちは自然な動作で自分の肩を差し出した。
みことは照れる様子もなく「すちくん、ありがと……」とすちの肩に頭を預け、数分もしないうちにスースーと規則正しい寝息を立て始める。
「ふふ、おやすみ、みことちゃん」
すちは空いた左手でそっとみことの頭を撫で、自分の方へ引き寄せた。
一方、大きなカーペットの上では、LANとこさめがゲームをしていた。
「あ! こさめちゃんズルい! 今の絶対回避できたでしょ!」
「ふふ〜ん! LANくんが隙だらけなんだよ〜♪」
キャッキャと笑い合っていた二人だったが、ぽかぽかの陽気に勝てず、次第に画面を見る目が怪しくなっていく。
「……LANくん、こさめ眠くなっちゃった……」
「え〜……あ、じゃあ膝貸してあげる。ここで寝な?」
こさめは待ってましたと言わんばかりに、LANの膝の上にころんと頭を乗せて丸くなった。
LANはこさめの頭を優しくなでなでしながら、「可愛いなぁ……」と目を細める。
「らんらん……ありがと……」
こさめが甘えるようにLANの服の裾をぎゅっと掴む。
「うん、おやすみこさめちゃん」
LANは、膝の上の愛おしい存在から目を離せないまま、自分もソファに背もたれを預けて、気持ちよさそうに目を閉じた。
そして、その様子を部屋の端っこから冷ややかな目で見つめていたのは――チア組の二人だった。
「……あいつら、全員リビングで寝落ちしやがった」
暇72が呆れたように吐き捨て、缶コーヒーを口に運ぶ。
「平和すぎて毒気が抜けるわ……」
隣で腕を組んでいたいるまも、ふぅと息を吐いた。
二人はしばらく静かに寝ている4人を眺めていたが、やがているまの頭が舟を漕ぎ始める。
生配信やレッスンで溜まっていた疲れが、この暖かさで一気に出てきたらしい。
「……いるま」
「……あ? 寝てねぇよ……」
強がりながらも、重そうにまぶたを落とすいるま。
暇72は小さくため息をつくと、自分の肩をトン、と叩いた。
「無理すんな。……ほら」
「……っ……」
いるまは一瞬躊躇したものの、静かに暇72の方へ寄りかかり、その肩におでこを預けた。
暇72は黙って、自分の上着をそっと脱ぐと、いるまの肩から膝にかけて優しくかけてやる。
「……なつ」
「……なんだよ」
「……お前、いつもありがとな」
ボソッと潰やかれた小さな感謝の言葉。
暇72は顔を明後日の方向へ向け、照れ隠しに低く呟いた。
「……うるせぇ。早く寝ろ」
そう言いながらも、暇72はいやがることもなく、いるまが起きないようにじっと体勢を固定したまま、そっと自分の手をいるまの手の上に重ねた。
いるまもそれを振り払うことなく、暇72の指を優しく握り返す。
数分後。
リビングには、すちの肩で眠るみこと、LANの膝の上で眠るこさめ、そして暇72の肩によりかかって眠るいるま。
6人全員が、同じリビングで、それぞれの「一番安心できる場所」に寄り添いながら静かに眠っていた。
表向きはただの平和な休日のうたた寝。
けれど、重なった手や、そっと寄せられた体温の端々に、二人だけの甘い秘密と愛おしさが隠されている。
シクフォニ達の午後は穏やかな光と、隠しきれないたくさんの愛に包まれて、優しく流れていくのだった。
コメント
1件
あやねちゃん、第1話読んだよ〜! もうね、**リビングの陽だまり感が映像で浮かぶ**くらい丁寧な描写で、すごくほっこりした☀️ 個人的に刺さったのは、**いるまの「……なつ」って一言と、暇72の照れ隠しの返し**。あの距離感、めちゃくちゃ良かった…! 「重なった手に隠された甘い秘密」の一文で、一気に世界観が深まった気がする。 シクフォニの日常、尊すぎてずっと見てられるわ。続き楽しみにしてる🔥