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数時間前…
デロルトはとある人物と通話をしていた
「もしもし、聞こえるか?」
「はーい、聞こえます聞こえますー」
通話相手はパードルであった
「これからバドラ、彩が治の入院している
病院へ襲撃に行くんだが、もし2人が危なく
なったら、お前が助けに来てくれないか?」
「…いいですけど、病院を襲撃って…
患者もいるんですよ?」
「それは俺の方で考えて対策済みだ、そして
多分、戦いは屋外でのものになるだろう」
「そう、ならいいよ、ちなみに今の治は
どんな状態なんだい?」
「あぁ、今は記憶を無くし、可能道力組織
へ入ったぞ」
「なるほどね…わかった、準備しておくよ」
「…パードル」
「なんです?」
「死ぬなよ、カノの仇を討ってくれ…!」
デロルトは、涙を流していた
「….了解」
「流石に、カノが死んだことは想定
できなかった、彼は僕の大切な友人だった
のに全てぶち壊した…!」
「ぶち壊したのはてめぇらの方だろうが?
俺はただ、普通に暮らしたいだけなのに…!」
ドンッッ!!
パードルは目に見えない速度で治の背後を
取った
「敵に背中を見せるのを許すのかい?」
「あぁ、そうだ、俺が背中を見せるのを
許せる程度の相手だからだ」
「…死ね」
ドゴッ!!
パードルは治の後頭部を殴った
「…っ!?」
その瞬間、治が消えた
「…どこだ?逃げ」
「嘘だろ!?!?」
ズダダダダダダダダダ…..
突如、治の頭上から謎の紋章が発生し、
そこから大量の跳弾式閃光線(レーザー)
がパードルを襲った
「…やっぱり凄腕は凄腕なんだな」
朧な景色から、パードルが見えた
「危なかった、いきなり時織家伝能を撃たれる
とは…」
「なんだそれ」
「…は?、君が今使った技じゃないか」
「…そんなのどうでもいい、殺してやるよ」
その時、パードルはとある考えに至っていた
(…もしかして、記憶が段々蘇って…
多分、今の華式は無意識に打ったもの
なんだろう。)
「お前は厄介そうだな、先に消してやるよ」
先に火蓋を切ったのは治だった
ドクン…!!
「くっ…!」
パードラは突如、膝を着いた
「…ここまでするのかい…君」
ドッッッ!!!
突然、上空から巨大な光のようなものが
降り注ぎ、パードルの姿が見えなくなった
「…浄化」
光が晴れると、目の前にいたはずの
パードルがいなくなっていた
ドス…
「ゴフッ…」
パードルは後ろから治を刺したのだ
「離れろ….!!」
ズバババババ…!!!
「がぁっ!!」
パードルは大量の大きい切り傷を負いながら
後方へ吹き飛んだ
「…失敗作失敗作….俺が殺す」
その時、パードルはとある事実に
たどり着いた
(…完全にあの時代の時織治か、雰囲気が
そうだな)
ブワ…
「っ!?」
治がそう言った瞬間、パードルははるか上空
まで浮いた
「…下楽」
すると、凄まじい速度でパードルは地面に
激突した
パァァァンッ!!!
「やり直せ、人生」
ザンッ!!
「…うっざ」
突如、治の手が切り離された
「僕は死なない身だ」
ドッ!
治はパードルを蹴り飛ばし、距離を取った
「…クソ、なんだ?とても痛い…」
(通常の治に戻ったな)
「なんだ、お前ボロボロじゃん」
「…」
「さっきまでは良くやってくれたね、
今度は僕がお前を殺す!!」
するとパードルは、赤黒く輝く短剣を
上段に構え、地面に突き刺した
ダダダダ!!
突き刺した地点から黒い波動が治を
襲った
そして、波動が治に直撃する直前
ズドッッッ!!
いきなり波動がひとつにまとまり
大爆発を起こした
「これで終わりじゃないよ」
パードルは手に持っていた短剣を軽く
前に放り投げた
すると、短剣は巨大な戦車へと変貌した
ドンッ!!!
巨大な銃口から巨大な弾が発砲された
バゴッ!!
「…帰るか」
パードルは、治を仕留めたと思い込み
デロルトへ報告しようとした
「大したもんだな」
「なっ!?」
治はパードルの足を刀で地面ごと突き刺した
「…っ動けない!」
「そりゃそうだ、お前の足と大地は今、
一体化しているからな、でも良かったな
自然とひとつになりながら死ねるなんて」
「…詰みか」
「…は?」
「何を言って…」
バチュン!!!
パードルの頭が破裂した
ドサ…
力が抜けたように、パードルは崩れ落ちた
「…俺は殺してないぞ、他からの刺客か」
治の言う通り、治はパードルの後ろへ
瞬間移動しただけで、パードルには何も
していなかった
「やァ、オレ」
「…シグマの仕業か」
「ニセモノ、しのうカ」
そこに、鰄郎が参戦した
「治君!!無事かい!界乃くんは避難
させた…よ」
「誰だ?お前」
「治君…?が2人!?」
(なんで2人治君がいるんだ…?しかも本物
っぽい姿の治君の態度がなんかおかしい!)
「どっか行けよ、ハエ共ガ!」