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古流斬
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チタコロ
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コメント
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うわっ第91話めっちゃ熱かった…!! 酒呑童子倒した後に鬼の総力戦が来るとは思わなかったけど、古流斬さんの「もう終わりにする」って台詞とリミッター解除の圧巻の強さが最高にカッコよすぎた! 力を制限して自分を守るって設定すごく深いし、ユーマには優しくて、はるかさんとは「行ってらっしゃい」さえ言わず信じて見送るところがエモすぎて泣ける… 地獄へ戻るラスト、続きが気になりすぎる!!😭💕
第四章 地獄編
第十七話「帰る場所」
酒呑童子を倒した後も、戦いは終わらなかった。
鬼の軍勢が一斉に古流斬へ襲いかかる。
「酒呑童子様の仇だ!」
「行けぇ!」
古流斬は静かに刀を構える。
「悪いけど。」
「もう終わりにする。」
次の瞬間――。
曖昧・リミッター解除。
圧倒的な力が戦場を包み込む。
鬼たちは一歩も近づけない。
「何だ、この威圧感は……!」
古流斬は一歩踏み出す。
その一歩だけで鬼たちの陣形が崩れる。
斬る。
避ける。
また斬る。
一切の無駄がない。
数分後。
戦場には鬼の姿は残っていなかった。
鬼の軍勢、壊滅。
ラントは静かに息を吐く。
「……強すぎる。」
ユーマは父の背中を見つめる。
「これが父さんの本当の力。」
ケイトは古流斬へ近づく。
「その力……昔は使っていたのか?」
古流斬は頷く。
「ああ。」
「昔はリミッターなんてなかった。」
「だから好きなだけ曖昧を使っていた。」
少しだけ笑う。
「でも、それじゃ自分の体が壊れる。」
「だから今は、自分を守るために制限をかけてる。」
「本気を出せるけど、普段は出さない。」
ケイトは納得したように頷いた。
「その方が長く戦える。」
古流斬も笑う。
「そういうこと。」
その時。
空間が揺らぐ。
地獄へ続く門が静かに開いた。
閻魔の声が響く。
「古流斬。」
「一度、地獄へ戻って来い。」
「今回の件について、お前の処遇を決める。」
古流斬は苦笑する。
「やっぱり呼ばれるか。」
ユーマが不安そうに尋ねる。
「父さん……。」
古流斬はユーマの頭を優しく撫でる。
「心配するな。」
「話を聞いてくるだけだ。」
はるかも古流斬を見つめる。
二人の視線が重なる。
しかし、はるかは何も言わなかった。
「行ってらっしゃい。」
そんな別れの言葉さえ口にしない。
きっと帰ってくる。
その想いがあったからだ。
古流斬も静かに微笑む。
「ああ。」
「すぐ戻る。」
そう言い残し、古流斬は地獄への門へ歩き出した。
現世を救った英雄は、再び地獄へと帰っていく。
――第十八話へ続く。