テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
-10月-
暑かった夏も終わり、秋になった。
あの柳家族の事件以降、ナイトアウルに事件が降りかかることはなく平穏な日々が続いており、溜まりに溜まっていたレポートも残りわずかとなった
兄貴はその後目を覚まして、体も特に異常はなく、5日で退院することができた
千トはというと、目を覚ますことはなく植物状態のままが続いていた
このことを知った他ハウスも千トの見舞いに来たりした。
今日は、千トがボランティアで行っている児童養護施設の先生と子供たちが来る予定だ………
病室
Y「………なぁ、兄貴…」
M「……なんですか?左手、」
Y「ガキの相手…俺できる気がしねぇ、」
M「……私もです……子供には怖がられてしまうでしょうし…」
Y「はぁ〜……なーんかめんどい…俺ジュースでも買いに……っ!?」
M「逃げようとしても無駄ですよ…?左手……」
Y「って!!やめろ兄貴…!!」
兄貴の手の力はどんどん強くなっていく
M「…ちゃんとこの仕事をするのならやめてあげますよ、」
Y「わかった…!わかったから…っ!!」
俺の目に少し涙が出る
M「…全く…」
?「あ、あの〜……」
M Y「??」
?「…皇さんのいるお部屋は…ここであっているでしょうか…?」
M「…えぇ、わざわざありがとうございます…」
先生らしき人が挨拶すると、子供たちが続々とやってきた
「せんせー!千トお兄ちゃん目瞑ってるよー?」
「せんせー!起こしてあげようよ〜!」
先「こら、!病室では静かに!…ごめんなさいね?」
Y「……別に構わねー、(……ガキどんだけいやがるんだ…)」
「…あ!お兄ちゃんたちって、いつも千トお兄ちゃんと一緒にいる人??」
1人の男の子が、私たちに向かいそう言う
M「…えぇ、そうですよ、」
できるだけ怖がられないよう、笑顔を作りながら言う
「やっぱり!!僕たち、いつもお兄ちゃんたちのこと千トお兄ちゃんから聞いてたんだ!」
「千トお兄ちゃん、笑顔でお兄ちゃんたちのこと話してたんだ〜!」
M「…千トが…ですか?」
「うん!!」
みんなが元気いっぱいに答えた。
「……僕!2人の名前知りたい!」
「私も〜!!」
Y「ったく…しゃーねーなぁ〜…俺は左手だ、」
M「……ふふっ、(子供というのは…本当に純粋ですね…)…私は右手、といいます」
「右手お兄ちゃんと左手お兄ちゃん!いい名前だね!」
「うん!とってもいい名前!私たちの名前はね……!!」
そう言うと、子供たちは名前を言っていった
先「………」
M「……どうかされましたか?」
先「え、?あ…いや……」
M「少し、元気がなさそうです、私で良ければお話をお聞きしますが…」
先「……少し、いいですか?」
M「…左手、子供たちのこと、少しの間頼んでもいいですか?」
Y「はぁ〜?なんd……」
M「………」
Y「……わーったよ、(なーんか暇つぶしになるもの……お、)…なー、今から俺りんご切るから見ててくんねー?」
「わかった!!」「左手お兄ちゃんがんばれ〜!!」
M「……(さすがですね、左手…)…では、私たちは場所を移動しましょうか、」
先「…はい、」
別室
先「……私、“柳恵奈“といいます、自己紹介が遅くなりすみません…」
M「……(柳…?)…いえ、大丈夫ですよ…困っていること…とは?」
E「…私の夫と息子が行方不明になってしまったんです…!」
M「……行方不明…ですか、」
少しの間、沈黙が流れる
E「…夫は、息子のことが大好きでした……“あの事件“のときも…」
M「……!?(ま…まさか……)」
E「…私は、息子が自殺したなんて思っていないんです…!」
M「……お二人のお名前をお伺いしても…?」
E「夫が『柳綾』息子が『柳光』です……」
M「…!(やはり…!!)」
その時、着信が入る
M「……すみません、一度離れても…?」
E「…?…えぇ、どうぞ」
廊下
M「……ちょうどいいタイミングでした…司波さん…」
J『別にタイミングよくかけたつもりはねぇが……身体はどうだ?』
M「えぇ、もうすでによくなってます、」
J『そうか…それよりナイトアウル…申し訳ないが、お前らとまた合同して事件を解決することになるかもしれない、』
M「…何かあったのですか?」
J『……同じ牢屋に入っていた柳綾と柳光が脱獄したらしい……』
M「……それは確かですか、?」
J『あぁ、さっき連絡が入ったから間違いねぇ…』
M「……」
J『…それより、さっきちょうどいいタイミングだと言っていたが…なんのことだ?』
M「……柳恵奈さんに会いました、」
J『……は?』
M「話を聞いたところ…どうやらお二人が行方不明になっていると勘違いしていて…」
J『……それは本当か、』
M「えぇ、紛れもない事実です…」
J『…恵奈さんには申し訳ねぇが…真実を知ってもらった方がいいな…』
M「……」
J『…とりあえず、そっちの件が終わったら来てもらいたい、場所は後で送る』
M「わかりました、ではまた後ほど、」
病室
「……ねー、左手お兄ちゃん…千トお兄ちゃん…いつ起きてくれるかなぁ…」
Y「…さーな、俺もわかんねぇ…」
「…ねー!みんなでさ、千トお兄ちゃんの名前、呼ぼうよ!」
Y「…お、それいいアイディアだなぁ、」
「千トお兄ちゃんの手、ぎゅって握れば…起きてくれるかもしれない…!」
Y「…かもな、」
『そんなわけねーだろ』と思いつつも、あえて口に出すのをやめた
「…じゃあ、カウントダウン左手お兄ちゃんがして〜?」
Y「…え、俺?」
「そうだよ〜!ずっとそばに居た左手お兄ちゃんが言えば届くかもしれない!」
Y「…へーへー、わかったよ…んじゃ、いくぜ?……せーの…!」
「千ト〜」『「千トお兄ちゃーん!!!」』
S「……え?(今…僕を呼ぶ声が……?)」
コメント
2件

せんとくーん!!
最後の千ト君…、まさか、目が覚めるのか!? 今回も神作~~~!✨ 次回も楽しみにしてる!!