テラーノベル
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Side 千ト
S「……え?(今…僕を呼ぶ声が…?)」
y「どうかしたか〜?千ト〜、」
S「う、ううん!なんでもない!(気のせい…だよね…?)」
s「……(声は届いている…なのに…体が光らない…帰ることを体が拒否っているのか…?)」
m「……それより、千トが2人もいるのは、なんだか落ち着きませんね…」
S「あ…め、右手くん…ごめんね…?」
m「千トは気にしなくていいのですよ……もう慣れている方がいますしね……」
y「誰のことだかな〜♪」
m「……はぁ、…しかし、このまま外に4人でいても、怪しがられるだけです…一度事務所に戻りましょう…」
y「そーだな、千ト…さっき俺らに読心使ったせいで疲れてるだろうしな、」
S「……ご、ごめん…そうさせてもらう…(フラフラしてきたな…)」
事務所
s「ここが、もう1人の僕の部屋!結構快適でしょ?」
S「…うん、!ホコリが一つもない…いい部屋だねっ…」
y「おーい千ト〜、昨日の依頼人きたぜ〜、」
s「あ…僕呼ばれちゃったみたい……寝てても大丈夫だからね!」
S「う、うん…!」
そういうと、もう1人の僕は走って行った
S「……(今頃みんな…どうしてるかなぁ…)」
現実世界の帰り方も分からない僕は、そんなことを呑気に考えていた
S「………ぅ“っ…!?」
突然、僕は息が出来なくなり、その場にうずくまった
S「…がは…っ!…ぁ…ぁ“っ…(…い…きが…っ…)」
……ピー!ピー!!
Y「!?」
「ゆ、左手お兄ちゃん…この音…何…?!」
突然鳴り響く音に、俺やガキどもは困惑した
Y「……(心拍数が…“0“!?)」
この音の正体は、千トの体の異常を表す音だった
心拍数が0、つまり、千トの心臓は止まっているということだった。
廊下を走る音が聞こえ、ドアが勢いよく開く
看「…!!……先生!心肺停止しています!」
先「今から心臓マッサージをする!…あなた方は外へ出ていてください、!」
Y「っ……!!(何もできねーのかよ…!)」
「…ゆ、左手お兄ちゃん……ってうわぁっ!?」
俺はその場にいるガキ全員を病室の外へと連れていく
「…左手お兄ちゃん!なんで外に連れ出すんだよ…!」
「そーだよ!僕たちにだってできることg…!!」
Y「俺たちに何が出来るんだよ!!」
俺の声が廊下全域に広がる
よほどびっくりしたのか、中には涙目のやつがいた
Y「……でけぇ声出して悪かった……でもな…俺たちにできることは何もねぇんだ…」
「……そんな…っ、」
「いやだよぉ…!千トお兄ちゃん✖︎んで欲しくないよ…!!」
子供達が、次々へと泣き始める
Y「……っ、(…俺は…泣いちゃだめだ…)…大丈夫だ…千トは助かる……」
僅かな希望を信じ、ただただ時が過ぎるのを待つ左手だった……
Side 右手
M「…ただいま戻りました…」
E「……大丈夫でしたか?」
M「えぇ、お構いなく…と言いたいところですが…」
E「……?」
M「恵奈さん…あなたに知っていただかないといけない重要なことがあるんです…」
E「…な、なんでしょうか、」
M「……あなたの夫『柳綾』さんは警察に捕まり…息子『柳光』さんは、生きていて…同じく警察に捕まっています…」
E「……ぇ?」
M「……すぐに信じられないのはわかります…」
E「…だ…だって光は…」
恵奈さんは震えた声でそう言う
M「……生きていたんです…」
E「…そん……なっ、嘘……」
M「………」
E「……そう…なんですね…」
恵奈さんは目に涙を溜めながらも決してそれを流すことはなかった
M「……ですが…2人とも脱獄をしてしまったみたいで…」
E「……!?」
M「…私は今から、その事件について解決しに行こうと思うのですが…恵奈さん…あなたはどうしたいですか…?」
E「……一緒に行きます、」
M「…!」
E「……あの2人を止められなかった私にも責任があります…行かせてください、」
恵奈さんの目を見ると、迷いがなく、はっきりとした目だった
M「……わかりました、では一緒に行きましょ……」
「俺たちに何ができるんだよ!!」
M E「!!??」
M「……(左手…!?)」
コメント
2件
千ト君ー!!😭 頼む、どうか助かって~~~! 今回も神作だぁ…✨✨
1コメゲット☆ 最後の左手君のセリフで思わず「うわっ…」って言っちゃいました…笑 凄い感情投入して読んでます✨ こんな神作に出会えて幸せ…👼