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企画開発部の定例会議での衝撃的な発表から数日
まるで夢か現実か判別がつかないまま、迎えた大阪出張当日。
新幹線に乗り込んだ俺は、指定された席に座るやいなや
隣に座る烏羽主任の存在感に全身を硬直させていた。
彼はすでに静かに資料に目を通しており、その横顔からは一切の隙が見えない。
この狭い空間で、しかも一週間もこの人と二人きり――
意外と優しい一面があるのは分かっても
やっぱり皆の言う通り怖い印象があるのは確かで
ミスして足を引っ張らないようにしないと、と考えるだけで胃がキリキリと痛み出す。
俺は配られた資料を読み込むふりをして、ひたすら緊張を誤魔化していた。
新大阪駅に降り立つと、容赦なく大阪の熱気が俺たちを包み込んだ。
都市特有のざわめき、活気ある人々の声
そしてどこか甘いような、ソースの混じったような匂い。
そんな喧騒の中、烏羽主任は表情一つ変えずレンタカーへと向かう。
まるで観光客のように周囲に目を奪われる暇など、もちろんない。
初日から、市場調査のメインである卸売業者や小売店へのヒアリングが分刻みで組まれていた。
烏羽主任の指示は常に明確で、一切の曖昧さを許さない。
彼の鋭い眼光は、どんな些細な情報も見逃さず
常に全体像と細部の両方を完璧に把握している。
例えば、あるドラッグストアの売り場で彼はいきなり立ち止まったかと思えば
棚に並んだ商品の陳列順やポップの文言
さらには顧客が商品を手に取るまでの動線を瞬時に分析し的確な改善点を淀みなく述べてみせた。
俺は必死で彼の言葉をメモし、その洞察力に舌を巻くばかりだ。
彼の隣にいると、一つ一つの言葉が持つ重みがまるで違う。
下手な返事をすれば、即座に論理の穴を突かれ
反論の余地なくねじ伏せられるだろう。
俺は必死に声を張り上げ、パソコンの画面と手元のメモを交互に睨む。
日中、烏羽主任は一度たりとも気を抜くことなく、まるで精密機械のように調査を進めていった。
彼の質問は核心を突き、相手を納得させる説得力に満ちている。
主任の質問は常に具体的で、相手の曖昧な返答を許さない。
俺も負けじと質問を繰り出し、メモを取り
頭の中で情報を整理する。
この短時間で、これまでの何倍もの情報が脳に叩き込まれていくような感覚だった。
昼食もろくに取る暇もなく、移動中の車内でコンビニのサンドイッチを齧るのが精一杯。
それでも烏羽主任は一切の不平も言わず
ただ淡々と、しかし圧倒的な効率で仕事をこなしていく。
彼の隣にいると、自分の未熟さをこれでもかと突きつけられるような気分だった。
正直なところ、昼過ぎには頭が情報の飽和状態になりかけていた。
しかし、主任の隣で弱音を吐くなど許されない。
俺は疲労に霞む意識を無理やり引き戻し、再びパソコンのキーを叩き、メモにペンを走らせる。
「…今日のところは、ここまでだ」
夕方、最後のヒアリングを終え
ようやく烏羽主任がそう告げたとき、俺は安堵の息を漏らした。
だが、それは声には出さず、あくまで心の中でのことだ。
外に漏らせば、きっとまた何か鋭い指摘が飛んでくるに違いない。
日中の強い日差しは傾き
アスファルトの熱がじんわりと身体に染み付いているような感覚があった。
ホテルに向かう途中
烏羽主任は小さく「ご苦労だった」とだけ言った。
その一言が、今日の猛烈な仕事の疲れを少しだけ癒やしてくれるようだった。
普段は厳しい主任からの、数少ない労いの言葉だ。
彼の言葉は常に必要最低限で、感情をほとんど含まない。
だからこそ、こうした瞬間に感じる温かさが、俺にはことさら響くのかもしれない。
疲労困憊の身体を引きずりながらも、明日への僅かな希望が灯った気がした。
ホテルに到着し、部屋に入ると
烏羽主任はすぐにバスルームへと向かった。
「少し汗を流してくる」と、それだけ言い残して。
ようやく一人になれたと、俺は大きなため息をついた。
慣れない環境と、何より烏羽主任の隣での仕事は想像以上に神経をすり減らす。
全身の筋肉が軋むように疲労している。
ふかふかのベッドに躊躇なくダイブすると、まるで身体が吸い込まれるように沈み込んだ。
肌触りの良い生地が、少しだけ今日の疲れを癒やしてくれる。
シーツの清潔な匂いが、都会の喧騒から隔絶されたこの空間で唯一の安らぎを与えてくれる。
疲労困憊のはずなのに、妙な高揚感と
わずかな寂しさが入り混じる。
この広々としたツインルームで、烏羽主任と二人きり。
今まで経験したことのない、特殊な状況だ。
こんな時こそ、俺の精神安定剤の出番だ。
大阪のホテルの、ひどく無機質な白い壁に囲まれた部屋。間接照明のぼんやりとした光が、その冷たさをかえって際立たせている。慣れないシーツの肌触りと、窓の外から微かに聞こえる街の喧騒、つい仕事の合間を縫って現地の食事を楽しんだり観光に出かけたりしたくなる
多忙を極めた出張のストレスと、慣れない環境での張り詰めた緊張が、俺の理性を緩めていた。
まるで、張り詰めた弓の弦がプツンと切れるような、そんな感覚だった。
枕元に置いていたスマートフォンを手に取り、暗証番号を解除する。
見慣れたアイコンが並ぶ中、俺は決意したように
誰にも見られないよう厳重に秘密のフォルダに隠したアプリを開いた。
画面に表示されたのは、普段から愛読しているBL漫画のページだ。
しかも、今日は少し刺激の強い
いわゆる「官能SMプレイBL」と呼ばれるジャンルの作品を選んでいた。
普段はもう少し、ピュアで甘酸っぱい物語を好む傾向があるのだが
この非日常な空間にいるせいか、普段よりも大胆な気分になっているのかもしれない。
いや、きっとそうだ。
烏羽主任は今さっきシャワーに向かったし
普段の自分から少しだけはみ出しても
誰にも咎められないだろう、という甘い誘惑が俺の背中を強く押していた。
一種の開放感、あるいは現実逃避のようなものだった。
主人公の美青年が、クールで支配的な攻めによって翻弄され、徐々に心も身体も開いていく――。
その精緻な筆致で描かれる世界に、俺はあっという間に引き込まれていく。
描かれた線の一本一本が、登場人物たちの感情や肉体の動きを雄弁に物語っているようだった。
絡み合う指先
熱を帯びた視線
そして微かに開かれた唇
細部まで描き込まれた絵の力強さに、俺の心臓はドクドクと音を立てる。
ページをスクロールするたびに、視線は止めどなく次のコマへと吸い寄せられた。
その一挙手一投足から溢れ出るような色香と感情の渦に、俺の頬は自然と熱くなる。
まるで、登場人物たちの熱が画面越しに伝わってくるようだった。
熱くなったのは頬だけではない。
体の内側から、じんわりと
けれど確実に熱が広がっていくのを感じる。
それはまるで、体の奥底で眠っていた何かがゆっくりと目覚めていくような感覚だった。
じりじりと、焦がすような熱が下腹部に集まっていく。
(ああ……こんな、完璧で、ちょっと意地悪な人に、徹底的に可愛がられるって、どんな気分なんだろう……)
漫画の中の、攻めのキャラクター。
その圧倒的な存在感と、どこか冷たさすら感じるほどの理知的な表情は
不思議と烏羽主任の面影と重なる。
烏羽主任はまさに「完璧」という言葉が似合う男だ。
仕事は常に完璧にこなし、どんな時でも冷静沈着。
部下の俺から見ても、その隙のなさには舌を巻く。
どんな緊急事態でも眉一つ動かさず、的確な指示を出す。
そして、その完璧さゆえか
仕事においてはまさに「意地悪」と言えるほど厳しい。
些細なミスも決して見逃さないその厳しさは、時に俺を追い詰めることもあった。
「雪白、やり直しだ」と、突き返された報告書は数知れない。
しかし、その厳しさの裏にある揺るぎない実力と
滅多に見せないふとした優しさに、俺はいつの間にか惹かれていた。
残業で遅くなった日にさりげなく缶コーヒーを差し入れてくれたこともある。
その一瞬の優しさに、俺の心臓は締め付けられた。
その奇妙な合致に、俺の妄想は勝手に加速していく。
ページをめくる指が止まらない。
呼吸すら忘れて画面に釘付けになる。
美しく絡み合う体、喘ぐ声が聞こえてきそうな表情
そして甘く蕩けるような瞳。
それら全てが、俺の頭の中にある烏羽主任のイメージと混じり合い
現実と妄想の境界を曖昧にしていく。
理性と本能が綱引きをするかのように、頭の中はカオスに陥っていた。
「…俺もいつか…こんな人と……」
無意識のうちに、そんな独り言が口から漏れた。
声はひどく熱っぽく、少しだけ震えていたかもしれない。
シーツに沈んだ背中がじわりと熱を帯びていた。
スマホの中、縛られた受けが低く喘ぎながら背中を仰け反らせている。
口元は半開きで、唇の端には一筋の涎が光っていた。
──声は出せない。
けど、身体が勝手に反応してしまう。
この、抗えない快楽に溺れていく姿がたまらなく俺の心を刺激する。
ページをめくる指が止まらない。
俺は片手で画面をスクロールし、吸い寄せられるようにそれをオカズにしていた。
もう、周りのことなどどうでもよかった。
(……こんな風にされて、逃げられないって…最高)
脳裏にちらつく烏羽主任の顔
普段は冷静で理知的で、絶対に乱れないあの人がこんなふうに支配してきたら。
その想像だけで、全身の血が沸騰するような熱さに包まれた。
喉が渇く、息が浅い。
まるで水中にいるかのように、心臓が脈打つ音が全身に響き渡る。
画面の中の受けの足が強制的に開かされ
腰が押し込まれるのを見た瞬間──
「……ッ、やば……」
下腹部が疼く。
思考が、感覚に追いつかない。
もう、止められない。
左手はスマホを握りしめたまま、右手が……無意識のうちにズボンの上から下腹部へと伸びていた。
硬く膨らんだそこを、熱を持った指先がじわりと押さえつける。
熱い、苦しい。
でも、もっとだ。
もっと、気持ちよくなりたい
カーテンの隙間から街の灯りがわずかに差し込んで、部屋はほとんど暗い。
なのに、自分の吐息だけがやけに大きく響いた。
喘ぐような、熱っぽい呼吸が
静かな部屋に響き渡る。
ホテル特有の乾燥した空気すらも生暖かく感じられた。
(まだ主任は戻ってきてない…なら、もう少し…っ)
そこまで考えて、さらに昂ぶった。
主任が戻ってくるまでの、ほんの短い時間。
その限られた時間の中で、俺は己の欲望を解き放つ自由を得たのだ。
この禁断の果実を、誰にも知られずに味わい尽くす。
俺の妄想は現実と漫画の境界を曖昧にし、頬の熱はどんどん増していく。
呼吸はますます乱れ、視界の端が白く霞み始めたその時だった。
背後から、不意に、低く落ち着いた声が聞こえた。
「へぇ……雪白、こういうの見るのか」
心臓が飛び跳ねるかと思うほどの衝撃だった。
全身の血の気が一瞬にして引いていく。
まるで冷水を浴びせられたかのような感覚だ。
その声は、耳慣れたはずの烏羽主任の声だったのに
今この瞬間、とてつもない恐怖と羞恥を伴って俺の鼓膜を震わせた。
体中に稲妻が走ったかのような感覚が広がる。
身体が硬直し、ゆっくりと
まるで錆びついた人形のように振り返る。
そこには、バスローブを無造作に羽織った烏羽主任が立っていた。
シャワーを浴びたばかりなのだろう。
濡れた髪から水滴が滴り落ち、彼の整った顔立ちがわずかに色香を帯びて見える。
バスルームから漏れる明かりが
彼の完璧な造形と、水を含んだ肌の艶めかしさを浮き上がらせ
羞恥に震える俺の目にいやに鮮やかに映った。
しかし、そんな彼の色気を認識する余裕は俺にはない。
なぜなら、もっと恐ろしいことに
俺の手から消えたスマートフォンが、彼の右手に握られていたのだ。
画面には、先ほどまで俺が読んでいた
あのBL漫画のページが、煌々と
そしてこれ以上ないほどはっきりと映し出されている。
美青年が縛られ、熱っぽく喘ぐその絵が
まるで俺の醜い欲望を暴き立てるかのように、烏羽主任の顔の前で光っていた。
俺の思考は完全にフリーズした。
一体……いつから?
いや、それ以前に
ドアをノックする音も、鍵の開く音も
全く聞こえなかった。
金縛りにでもあったかのように身体が動かない。
しかし、烏羽主任の視線を感じて
俺の背筋には冷たい汗が伝った。
恥ずかしさで死にそうだ。
今すぐここから消え去りたい。
「あ……」
言葉が出てこない。
口を開こうとするが、喉が張り付いたように何の音も発しない。
何から言えばいいのかわからない。
まず謝罪か、言い訳か
それともこの状況を否定することか……。
そんな思考を遮るように、烏羽主任が口を開いた。
「お前はこういうプレイが好きなのか?」
その言葉は、まるで俺の心の奥底に隠していた秘密を、やすやすと暴き立てるかのようだった。
彼の声はいつも通り落ち着いていて、どこか楽しんでいるようにも聞こえた。
その余裕のある態度が、俺の羞恥をさらに深く抉る。
「……え……っ」
俺は混乱した頭で必死に考える。
いや、そもそもいつから見られていたんだ……?!
俺が一人でしていたのも絶対バレてるよね?!
その可能性に、全身の毛穴が開き、冷や汗が噴き出す。
呼吸が浅くなり、心臓が爆発しそうなほど高鳴る。
そんな俺の心配を他所に、烏羽主任はゆっくりとベッドに腰掛けた。
バスローブの裾がはだけ、引き締まった足が露わになる。
彼は片足をクロスさせると、余裕綽々といった様子で俺を見上げた。
まるで、獲物を追い詰めた肉食動物のような、しかしどこか遊び心のある視線だった。
「まあいい。で?俺に何か言うことはあるか」
からかうように投げかけられた。
その声音には、怒りも非難も感じられず
ただただ、からかいの色だけが濃く含まれていた。
それはまるで、俺の反応を心から楽しんでいるかのような声だった。
「……あ……の…す、すみませんでした…っ!!」
俺は泣きそうになりながら、か細い声を絞り出す。
恥ずかしすぎて死にたい、穴に埋まりたい。
今すぐこの場から消え去ってしまいたい。
その一心だった。
そんな思考が頭の中でぐるぐると渦巻いていると、低い声が俺の耳に届いた。
「ちゃんと目を見て言え」
「……ッ!」
それは命令だった。
有無を言わせぬ、暴力的なまでの威圧感に押し潰されそうになる。
俺は震える視線をなんとか主任の目元に向けた。
彼の目は、暗闇の中でも鋭く光り
俺の動揺を全て見透かしているかのようだった。
その視線に射抜かれ、俺はさらに身動きが取れなくなる。
「こっ、これは、なんて言うか…溜まってただけで…」
必死に言葉を紡ぐが
声は上ずり、意味をなさない。
口から出る言葉は言い訳にもならず、ただただ惨めなだけだった。
「溜まってただと?」
烏羽主任の声が、一音ずつ俺の鼓膜に響く。
その声の響きに、俺の体はびくりと震えた。
「い、いや、上司との出張先でするべきでなかったのは、わ、わかってます…!ほっ、本当にすみません……っ、お願いですから、このことは誰にも言わないで欲し、くて…」
懇願するように訴える俺の言葉に、主任はフッと小さく笑った。
その笑いは、俺にとってはとてつもない屈辱だった。
「別に誰に言う気もなかったが」
そう言うと烏羽主任はゆっくりとした動きで立ち上がり、俺の目の前までやって来た。
その距離は、俺の個人的な空間を侵食するほどに近く、俺は息を詰めた。
彼の影が、俺の全身を覆い尽くす。
「このことってのは…お前がこんなSM漫画見てシコってたってことか?」
そして俺の髪をそっと撫でる。
まるで恋人にするかのように優しく、甘やかすような手つきだ。
その仕草にも声にも表情にも感情は読み取れないが
怒りや嫌悪感のような否定的な空気は一切感じられなかった。
むしろどこか楽しそうですらある。
その温度差に、俺の羞恥心はさらに煽られる。
「そ、そう、です…っ」
蚊の鳴くような声で答える。
声が出ない。
全身が熱くて、震えて、どうにかなりそうだった。
「そんで我慢できずに俺が風呂入ってる間に抜こうとしてたわけか」
まるで俺の行動を全て見透かしているかのような言葉に、俺は顔を真っ赤にした。
図星だったからだ。
何もかも見られていた。
そう思うと、体の芯から震えが止まらない。
「こんなのでいっつも抜いてんのか」
「きょ、今日はたまたま……っ」
「へぇ…それより続き、しなくていいのか」
そう囁かれ、烏羽主任の吐息が耳にかかって
肩がビクッと震える。
「ぁ、あの…!本当に、反省してるので……そんなに、からかわないで下さい…っ」
泣きそうな声で訴えるが、烏羽主任は俺の反応を楽しむかのように耳元に口を寄せて囁いた。
「フッ…見なかったことにしてやるから、さっさとシャワー浴びてこい」
その吐息が、俺の耳朶をくすぐる。
背筋にゾクゾクとした感覚が走った。
それは恐怖でも羞恥でもない、もっと複雑で
抗いがたい、甘美な痺れだった。
まるで電流が走ったかのような衝撃だ。
(……っ!この人は、俺をどうしたいんだ…っ、分からない、けど……一先ず助かった…?)
「返事は?」
身体中に稲妻が走ったような衝撃と共に、俺は反射的に答えた。
「は、はい……っ!」
俺は逃げるようにバスルームへ向かった。
ドアを閉める音は、普段よりも大きく響いた気がする。
シャワーの温かい水が、俺の熱くなった頬と乱れた思考を冷やしていく。
しかし、烏羽主任の最後の言葉と
耳元に残る彼の息遣いは、いつまでも俺の頭から離れなかった。
水圧で流れる水の音も、主任の存在を掻き消すことはできなかった。
その後、烏羽主任は何事もなかったかのようにベッドに寝転がり
すぐに規則的な寝息を立てて眠ってしまったようだった。
しかし、俺の心臓はまだドクドクと不規則な音を立てていた。
その夜、俺はなかなか寝付けなかった。