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――リビング。
3人で座っている。
(高良は少し離れた位置で控えている)
愛空「ねえ樹里さんって何歳?」
蓮「おい愛空、それは――」
樹里「32歳よ」(あっさり)
蓮「答えるんだ…」
愛空「え、全然見えない」(真顔)
樹里「そう?」(小さく笑う)
愛空「ウチより年上なのにさ」
蓮「うん、まぁ当たり前ね」
愛空「でもなんか――」(じっと見る)
樹里「なに?」
愛空「強そう」
樹里「……」(少し驚く)
蓮「なんか、それ分かるかも」(クスッと柔らかく笑う)
樹里「強くなんてないよ」
愛空「あるよ」
樹里「ないって」
愛空「ある」(真顔)
――少しの沈黙。
樹里「……変な子」(ふっと笑う)
愛空「よく言われる」
蓮「自覚あるんだ」
愛空「ウチは天才だからね」
蓮「どのへんが?笑」
愛空「全部」
蓮「そっか笑」(優しく流す)
――そのやり取りを見て、樹里は少し目を細めた。
樹里「……いいね、こういうの」(ぽつり)
愛空「…? なにが?」
樹里「…普通の会話」
蓮「……」(少しだけ黙る)
愛空「普通だよ?」
樹里「……うん、そうだね」(少し遠くを見る)
――その瞬間。
なんとなく思った。
(この人、ウチと同じかも…)