コメント
0件
自分「誰だ、お前。」
僕がそう言うとそいつは言う。
???「そんなに怒らないでくれない?相手をしていただけなんだから?」
そう言われて気づいた。
僕はイラつきを感じていた。
自分でも気付かないうちに。
???「……。私は颯。」
ハヤテ「このチームのリーダーでメアよ。」
颯と名乗る女はそう答えた。
自分「そうか。で、どうして僕の部屋にいるんだ?」
ハヤテ「別に?特に理由は無いわ。」
その、当たり前と言わんばかりの態度に腹が立つ。
自分「お前はリーダーなんだろ?なら妃海に聞いてなかったか、僕の部屋に入るなと。」
ハヤテ「聞いてたわよ?だから居るんじゃない。」
そう言われて理解する。
こいつは戦いたいからいるのだと。
自分「鬱陶しいな。」と呟きながら、仕方なく僕は外へ行くのだった。
ハヤテ「ルールはどうしましょうか?」
自分「どうでもいい。」
ハヤテ「そう。」と言うと、そいつは消えて、
僕の眼前には刃があった。
自分「っっ!」
間一髪、ナイフで受ける。
ハヤテ「私もルールは嫌いなの!自由にしましょ!」
そうして戦いは開始した。
さすが、と言うべきか。
一撃が重く、当たれば一溜りもない。
それにリカバーもはやく隙がない。
自分「面倒だな、」
ナイフで受けていても拉致があかない。
ナイフを投げる。
ハヤテ「!」
ハヤテが短剣でナイフを弾く。
その隙に、僕は懐に飛び込んで、
拳を突き出す。
ハヤテ「くっ。」
勢いのまま、颯は木にぶつかる。
ハヤテ「凄いわね。吹き飛ばされるなんて思ってなかったわ。」
そう言いながらも、颯は平然としている。
ハヤテ「そろそろ本気でいきましょうか?」
僕は苦笑する。
自分「お手柔らかに頼むよ?」
ハヤテ「冗談を!」
僕の頬が切れる。
避けきれなかった。
が、それは相手も同じ。
腹部に切り傷ができる。
ハヤテ「一撃食らうなんてね。」
あまりにも時間がかかる。
仕方ない、本気で行くか。
と覚悟を決め、動き出した時、
横から影が伸びる。
「双方、止まれ!」
と、妃海の声が響くのだった。