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ひとはなメランコリー

ひとはなメランコリー

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2022年01月16日

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「……んー、あれ?朝……?」

まだピントが合わない目をこすって、瞬きを繰り返す。

ゆっくりと意識は浮上して、まどろみながらも周りを見渡すと、カーテンから差し込む陽の光が眩しくて顔をしかめた。

寝起きに浴びるには強すぎる刺激に寝返りをうったとき、リビングの部屋にある壁掛け時計が目に入る。

カチカチと規則だたしく動く秒針の音がなんだか心地よくて、あともう少しだけと目を閉じた。

8時半かぁ……。結構寝た気がするけどまだ眠いなぁ……。

……。

…………。

え?8時半?

「仕事!!ッ、うわ!」

自分がリビングのソファーの上に寝ていたことに気付かず、起き上がろうと手をつくけど、そこには何もなくて、バランスを崩した身体はそのまま転げ落ちた。

「うッ」

受け身をとることが出来たのか、怪我をしなかったことが幸いで、ソファに置きっぱなしにしていたスマホを手探りで掴み、画面をタップした。****************

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