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『ゆーま!遅刻するよー?』
制服を着るのに苦戦している遊真に声をかける
遊「むむっ、あとちょっとで……」
『まったく……ほら、こっちおいで』
遊真を呼び、制服を着させる
遊「ありがとうシュナ」
『どういたしまして』
遊「シュナ」
『ん?』
遊「その服似合ってて可愛いぞ」
『どこでそんな言葉覚えたかねぇ…遊真も似合ってるよ』
遊「どうもどうも=3=」
『あ、遅刻するから行くよ!』
遊「了解!」
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『それじゃあここまでね』
遊「うん」
『ホントは送って行きたいけど………まぁレプリカいるから大丈夫か』
レ「ユーマのことはまかせろ」
『うん。あ!それと寄り道しないでよ?ボーダーの基地を見に行くとか……』
遊「ギクッ」
『しないよね?』
遊「もちろん、もちろん……」
『じゃあ学校頑張ってね』
遊「シュナもね」
『うん』
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ー三門市立第一高等学校ー
今日から一年として通う学校だ
学校なんていつぶりかな
小学校もあんまり行ってなかったしなぁ
ちょっと緊張するかも
そんな思いを持ちながら門をくぐった
周りの生徒から物珍しい目で見られる
まぁだろうなって
ただ唯一の救いといえば、
早い時間だから人がすこーしだけ少ないことかな
?「まて陽介!俺のマフラー返せ!」
?「またねーよwほい仁礼!」
?「おっしゃこっちだぜ〜三輪!」
やっぱこの学校って元気な人多いのかな?
ボーダーの基地へ目を向ける
『戦争中みたいなもんなのにねぇ……』
誰にも聞こえないぐらいの声で呟く
?「あ”っ!?米屋後ろ見ろ!後ろ!!」
?「え?あ”っ!!!」
え………?
ドンッ
『……ぁ、』
え?どういうこと?今……ぶつかった?
?「痛ってて……あ、」
?「バカ米屋!女子にぶつかるとかおめー最低だぞ!!」
?「お前らのせいだけどな」
?「わりぃ、大丈夫か?」
?「すまねぇ!!」
?「このバカどもが迷惑かけた」
?「痛いって秀次……」
『あ、いえ、私がよそ見してたのが悪いので大丈夫です』
スカートの土を払いながら立ち上がる
?「おぁ……髪で顔見えなかったけどよ」
『???』
?「アンタめっっっちゃ美人じゃねぇか!名前は?クラスどこだ?」
『え、えっと……』
この人あれだ。コミュ力凄い人だ。一日で仲良くなるタイプ。
『か、枯月朱南っていいます。クラスはたしか1-Cだったと思います』
光「朱南……朱南か!良い名前じゃんか!あ、アタシは2-Dの仁礼光だ!」
『よろしくお願いします、仁礼先輩』
光「あーいやヒカリでいーよ!みんなヒカリって呼んでんだ」
『ヒカリ……さん』
光「”さん”禁止!敬語も禁止!」
『分かっ…た?』
これ大丈夫なのか
?「なぁ仁礼その子噂の転校生ちゃんじゃねぇーの?」
噂……?
私?
光「確かに見たことねぇーな!」
『まぁ、一応今日から転校って感じで』
?「だったら早く行ったほうがいいだろう」
?「あー確かになーあいつ時間に厳しいもんな」
『え、じゃあこれ……』
仁礼「ヤバいな!!」
嘘だろ……
とりあえず行ったほうがいいよね
『じゃあ私はこれで……では』
仁礼「じゃーなー」
………急ごう。うん
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in職員室前
ノックをしてなんだっけ?
熱盛とかいう先生呼ぶんだよね
コンコン
『失礼します。1-Cに転入する枯月朱南です。熱盛先生いらっしゃいますか?』
先「君が転入生か!時間もぴったりだ!素晴らしいな!」
『は、はぁ』
わぁ、凄い先生()
先「それじゃあ教室に行こうか」
『あ、はい』
先「あぁスピーチ慣れしてるか?」
『スピーチ……ですか?』
先「あぁ、みんなの前で自己紹介してもらうからな!」
『えっ……』
先「言ってなかったか!!はっはっは!」
『あはははは……』
先「で、どうなんだ?」
『え〜っと、あんまり慣れてないですね〜』
先「そうなのか!?前の学校では発表する時間とかなかったのか?」
『う、う〜ん』
なんか突いて欲しくないとこ突いてきたな…
『前の学校はあんまり行けてなくて……あ、あとクラスの人数も少なかったので……』
先「そうなのか……」
キーンコーンカーンコーン
『チャイム……?』
先「あぁ、これはHR始まる前のチャイムだな!生徒はこのチャイムまでに座ってないと行けないんだ!」
『そうなんですね』
先「じゃあ俺はHRで連絡事項とかあるからちょっと待っててくれ!呼んだら入ってきてくれ!」
『わかりました』
先「みなおはよう!!!」
先「____!!」
先「___!」
緊張する……
大丈夫かな?
確か”人”って3回かいて食べる……
人、人、人
…………
全然効かないじゃん
そりゃそうか
先「では入ってきてくれ!」
『スゥゥ……はい』
深い深呼吸をし、扉に手をかけた。