佐鳥side
佐「トッキーおは〜」
時「おはよう、佐鳥」
佐「ふっふふ〜ん」
時「なんか言いたいみたいだね」
佐「いや〜やっぱり転入生楽しみだなって!女の子だよ!女の子!」
時「あぁ、そういえば」
佐「いや〜どういう子なんだろうな」
時「そうだねそうだね」
佐「なんかトッキー冷たくない〜?」
時「別に?じゃあ俺はここで」
トッキーはクラスが別だから教室前でお別れだ
佐「あ、じゃーね」
そして自分の教室の扉を開けた
佐「おっはよー!」
「おはよ〜」
「今日はより一層元気だなw」
クラスメイトが俺の挨拶を返してくれる
佐「よっ、日佐人!」
笹「あ、おはよう佐鳥」
佐「なぁ転入生くるぞ!」
笹「絶対言うと思ってたよ」
佐「どんな子なんだろぅ……」
笹「あーなんか綺麗な人って誰か言ってたな」
佐「え!まじで!?」
笹「うん。……あ、だけど不思議な髪って」
佐「不思議?」
笹「すごく真っ白だったらしいよ?外国人なのかな」
佐「うわーわくわくする!」
笹「もしかしたら隣になれるんじゃないか?」
佐「えっ!?なんで!」
笹「ほら、隣誰もいなかったのに席が一つ佐鳥の隣にあるじゃん」
佐「ホントだ!……ってことは!?」
笹「まぁ、もしかしたらね?」
先「みなおはよう!!!」
先「ほら!早く触りなさい!」
先「まぁ、昨日も言ったが転入生が来る!」
佐「せんせー!転入生って可愛いですか!」
先「うーむ……俺がみた限りではいいやつだったな!」
先「では入ってきてくれ!」
そしてガラガラと扉が開いた
ホントに真っ白な髪だ
それにすっごく美人じゃん!
『えっと、はじめまして』
『枯月朱南です。よろしくお願いします』
先「じゃあ枯月に質問して良いぞ」
「好きなものは!」
『えーっと、どらやきですかね?』
**********************なんやかんやいろんな質問をし……
先「じゃあこれで最後だな!」
「なんでそんな髪色なんですかー?」
『あっ……えっと、これは』
「染めてるんですかー?」
『いえ、そういうわけではありません。えっと、私の祖母がロシア人でクォーターなので…』
「へー!なんかすごーい」
先「それじゃあ枯月の席は佐鳥の隣だ」
佐「あ!ここ、ここ〜」
『あ……』
佐「オレ佐鳥賢!よろしくね朱南ちゃん」
『よろしく、佐鳥くん』
そういって笑みを浮かべる朱南ちゃん
先「それじゃあHRは終わりだ!あ、それと今日の数学は単級だからこのまま待機で!じゃあ!」
そう言って先生が教室から出て行った
佐「そういえば朱南ちゃんは勉強とか得意なの?」
『ん”っ……んー…………』
すると明後日の方向を見る朱南ちゃん
『……苦手…かも………ハハ』
※嘘である。この女、枯月朱南は玄界に帰ってきてすぐに中学と三門高校の本を買い、ずっと勉強してるのである
佐「オレも苦手なんだよねーだからよく日佐人に教えてもらっててさー」
『日佐人……?』
佐「うん、なー日佐人」
笹「ん?あ、おれ笹森日佐人よろしくね」
『よろしく』
笹「まぁ、テスト前とかはボーダーのみんなで勉強会やってるよね」
『あ、笹森くんもボーダーの人なんだね』
笹「”も”?って…」
『あっ、いやテレビで佐鳥くんを見たから!』
佐「マジで!どのやつだろ……?」
『なんかボーダーの活動紹介……?みたいなのを見たよ』
佐「あ!それかぁ〜こないだ撮ったやつ〜」
『そうなんだ……!すごいね』
佐「ふふふ、べっつに〜そんなこともあるかも?」
『ふふっ』
「はい、みなさん座ってください、授業始めます」