「え?クソリカ」
怒ったように声を返した後、今度は、驚いたようにゆっくりと声のした方に向きながらそう呟いたんね。
「よ!☆世界のHeroアメリカ様だぜ」
なんか、ヒーローの所すごく発音いいんね。
「自称、世界のHeroなんね。この自称、大事なんね」
姉さんはそんな事を呟いてたんね。
アメリカさん?ってすんごくチャラいんね。イタリー様もチャラい方だと思うけど、それ以上なんね。
「今こそ」
そう独華が話し始めた時、姉さんがiоの顔を掴んで独華と反対の方を向かされて、耳も塞がれたんね。何が起きてるんね?
けど、結構直ぐに姉さんは離してくれたんね。もう一回独華の方を向くと、「独、命令だ。止めろ」っていうドスの効いた声でそう声を発する、iо達ドールのリーダー、此処日本国に来たとき以来の再会になる愛が立っていたんね。
「何でだ、リーダー」
不満げに独華はそう言ったんね。
「こんな所で暴れるな。店主にも迷惑がかかるだろう?私も正直此奴の事は大嫌いだ」
愛はアメリカに指を差しながらそう言っんね。
「え?ねえ、愛華サン?大嫌いってなn」
アメリカがそこまで言ったとき、口籠ったんね。理由は、多分だけど、無言の圧を含んだ笑顔を向けていたからだと思うんね。その顔は、「黙れ」って言ってるみたいなんね。
「取り敢えずだ。此処で暴れるのは止めろ。私が所有している道場を貸してやるから、そこで 話し合え」
そう言って、いつの間にか、愛はiо達が飲み食いした代金を払ってくれてたんね。
「此方だ。付いてこい」
愛に言われるがままに、iоと、独華、姉さん、アメリカ、未だにピッツァを食べてるイタ王さんがついて行ったんね。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!