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ある日、担任が少し沈んだ顔で教室に入っきた
机に出席簿を置き、静かに言った。
先生:「、、いるまくんが転校することになりました。」
その瞬間、時間が止まったみたいだった。
なつとこさめは自分達のせいだと胸を痛め何も言えなかった。
ー放課後
誰もいない教室でらんはいるまが残して行った、机を眺めていた。
中二の春らんはこの学校に転校してきた。
でもいるまとの出会いはもっとずっと前。
幼稚園のころから一緒にいた
彼がいるまがらんにとって世界で1番大切な人
だった。
だけど中一の時、いるまは なつとであった。
それ以来、彼の瞳はなつだけをおっていた。
どれだけ近くにいても、何年一緒に過ごしていても、らんは「恋愛対象」にはなれなかった。
らん:「なつより先に一緒にいたのに、なんで、なんで、俺じゃないんだよ、、ポロポロ」
らんは静かに泣いた
ふと、いるまの机の中に1枚の紙が入っていた
そこには
【俺はなつが好きだった。ずっと、ずっと、
この気持ちを忘れたことはない
多分これからもずっと、、、好きなんだ】
その言葉を読んだ瞬間、胸がギュッと締め付けられた
らん:「やっぱり俺じゃダメなのか?ポロポロ
俺だったらいるまを泣かせたりしないのにポロ 」
らん:「なんで、なんで、
ぅ、、ぁ、、、ッ、、、、うぁ”ぁ”ぁ”ぁ”あ”、、、、!!」
らんの叫びが、教室いっぱいに響き渡る。
誰もいない放課後の教室に泣き声が反響した。
それは、静かに、たしかに、失恋の終わりを告げる音だった。