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水の中から

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水の中から

2 - 2滴目。

♥

27

2024年07月24日

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-あらすじ-

僕は、海を歩いていたら誰かに押されて

溺れて_

ーー


始.


ああ、溺れるのって何気に初めてだ。

よく「着衣泳」とかやったけど昔だし、

あの頃は何もかもが楽しかったなぁ……

友達も、授業もそうだし。

「ごぽっごぼぼぼっ。」

どんどん酸素が奪われていく。

やっぱりくるしい


というか、誰が僕を押したんだ?

何の目的を持って、どんな意思で_

死にかけだからかな、頭の回転が普段とは

桁違いに早い。

どんどん疑問とかが出てくる。

あー。

視界が暗くなってきた。もう持たないか…

てかこれ、それ以前に疑問とかじゃなくて

走馬灯とかさ、 助かる案とかの方が思いついて

欲しい んだけど…??

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


かれこれ視界が暗くなってきた時から3分経過

した。

流石にもう持ちそうには無い。

体の感覚も無いし、頭ぼーっとするし。

目も見えないし、気を抜いたら気を失いそう

だし。

「ごはっ」

もう、


本当に、


無理だ_


▷どうする?

・一か八か気を抜く

・諦めて目を閉じる


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