テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
STPR大好き人間
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
第4話
ぷりside
あき「ぷりちゃん、俺のこと…どう思ってる?」
ぷり「うーん。いて安心する、もうひとりのお兄ちゃんって思っとる。」
あき「…そっか、」
なぜか悲しそうにしているあきに、俺はハッとした。勝手に兄、なんて言ってしまって、迷惑やん!!
ぷり「あき、ごめん、兄みたいなんて、ただのまぜの弟に言われたくないよな。ごめん。」
俺は誠心誠意もってあきに謝罪した。
そしたらあきがあわてて、
あき「そんなんじゃないよ!!むしろ、もっと頼って欲しいし!俺も、ぷりちゃんのこと大事な…、」
そう言って、少し悲しそうに、
あき「もうひとりの弟みたいに思ってるしッ!」
ぷり「まじ!?嬉しい!!」
俺がひとりで舞い上がっていると、玄関からチャイム音がしだした。
あき「誰だろ。」
2人で玄関に行くと、あとが立っていた。
ぷり「…ッ!」
俺があとにどんな顔したらいいか分からず困っていると、あきがスっと俺とあとの間に入ってくれた。
あき「…どうしたの?あと。」
あと「いや、荷物取りに来たんだ!」
あと「…っあ!ぷりの荷物、持ってきたんだけど」
あと「…ぷり、なんでそんな後ろ居んの?」
あと「俺、なんかした?」
やばい、どうしよ。今顔みたら、絶対笑えない。
俺が悩んでいると、
あき「ぷりちゃん、今誰とも目合わせないチャレンジやってるんだよww」
あき「だから、俺も協力してんのww」
と言って手助けしてくれた。
あと「ふ〜ん」
何とか納得してくれて、難を逃れることができた。
あと「じゃっ、ぷり!また学校で!!」
ぷり「おぅ!じゃーなー!」
そう言ってあとは家から出てった。
俺はその場で座り込んだ。
あき「…ぷりちゃん、ちょっとごめんね。」
そう言って、あきは俺のことをお姫様抱っこしてきた。
ぷり「え!?」
戸惑う俺を他所に、あきは少し緊張したように俺に言ってきた。
あき「ぷりちゃん、ソファで少し話したいことあるんだけど、いい?」
何故か少し不安げに言うあきに、
ぷり「いいよ。」
とだけ答えた。
あきは俺をソファに下ろして、真剣な顔付きで話し始めた。
あき「ぷりちゃん、どうして俺、ぷりちゃんにこんなに優しくしてると思う?」
ぷり「え?弟みたいに思っとるからやないの?」
あきは首を横に振った。
あき「俺ね、ぷりちゃんのことが…ずっと好きだったんだ。」
俺の頭の中はハテナでいっぱいになった。
ぷり「…えっと、友達として、とか?」
俺は何とかそうであってくれと願うが、
あき「ううん。恋愛として」
正直、びっくりしたが、俺のことが好きなら、何故か今までの不思議な行動が納得できる。
が、だとしてもだ。
なら俺は、今まで自分のことを好いてくれてる人に、とんでもない辛さを味わわせたんじゃ…
俺が固まっていると、
あき「ねぇ、ぷりちゃん。」
「俺、ぷりちゃんの為なら、どんな事でもできるよ?」
真っ直ぐに向けてくるあきの目が俺は好きだ。
ちゃんと真剣に聞いてくれているのがわかるから。
だが、今はそれが嫌だ、とすら思ってしまう。
この瞳から目が離せない。
あき「ぷりちゃん、俺と付き合ってよ。」
「ぷりちゃんが俺のこと、恋愛感情として見てないのは知ってる。」
「でも、俺はぷりちゃんにずっと向き合い続ける。」
「絶対幸せにするし、辛い思いなんかさせない。」
「だから、1度だけ、俺にチャンスをちょうだい?」
そう言ってくるあきは、とても真剣なのが伝わった。
あきがここまで真剣に言ってくれたのに、俺が真剣に答えないのじゃダメだ。
ぷり「…わ、わかった。」
「俺も、あきのこと好きになれるように頑張る。」
「だけど、その過程で、あきが悲しくなるかもしれないやん。」
正直、俺は失恋を経験したから、自分の立場になって考えやすい。
ずっと俺のせいで苦しませてきたのに、これ以上苦しませたくない。
あき「俺は、ぷりちゃんが頑張って俺のこと好きになろうとしてくれてるのだけでも、すっごく嬉しいよ。」
「苦しい思いなんて絶対しない。」
「だから、そんな悲しそうな顔しないでよ。」
「俺をぷりちゃんのために使わせてよ。」
そう言って、あきは俺の頬に手を添えてきた。
あき「…大好きだよ。ぷりちゃん。」