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#🩷受け
みむら
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Nao
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みむら
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「『お姉様』って誰の事?」
「ラウがね、オレの事そう呼ぶんだ」
「…そうなのね」
「そう呼んで親しく寄ってきて、婚約者になってて、オレと結婚考えてるみたい。ラウは親の承諾もらってるからって乗り気で、結婚出来る年齢にしたって早いよな」
「いいと思うわ借金の心配も無くなり、将来保証される。反対なんかしないわ、いい男に愛されて結婚こそ【女】の幸せじゃない」
「本当に?」
「愛でてくれる人が傍に寄り添ってくれて、【恋】に苦しむ事が無くなるのよ。受け入れればいいの」
何だよそれ
未来の幸せが保証されてても
オレは従う気はない
「結婚するつもりないからラウと」
そして通話を切った。
「いいのか切っちゃって、母親を問い正すんじゃなかったのか?」
「もう充分」
そして起動していた録音アプリを停止した。
後はラウと話すだけ…
説明して納得してくれればいいけど
「深澤先生話聞いてくれてありがとう。先生はオレが学園に残るの反対なのにさ」
「ま、生徒の話を聞く事も仕事だからねぇ~ってか、断っていいのか?かなり高スペックの優良物件をさ、もうないかもよーこんなチャンス」
「そんな事ねーしっ、だって、今はオレ気になってる人が」
「頭いっぱいで、すっげえーおかしくなる、会いたくて堪らなくって、漫画でしか知らなかったのに、やっぱりこれって好きって事?」
「なんじゃねーの?チャンスがあればぶつけてみろよ」
トンっと背中を叩かれた。
「助言ありがとう深澤先生」
そうお礼を言って保健室を後にした。
よしっ気合いが入った!!
深澤先生も応援してくれてるし(多分)
ここからが正念場
タイムリミットはもうすぐ
また一からラウを探さなくては
いや誕生日近くなったら、向こうから現れるか
俺はずっと断っていた見合いを再開させた。
佐久間の婚約者を、こんなにも知る事になるとは思わなかった。
「会長この記事本当か?」
クラスメイトが画面を見せてきて、記事を読んでみるとスクープの記事でそれが佐久間と留学生だった。
なんだこれ
カラー写真まであって、まるでドラマのワンシーンを切り取ったかのような
「さあな…知らない」
俺が知る訳がない本当の事を言った。
そしてまた、今度はインタビュー記事
堂々と婚約者宣言
佐久間の母親から聞いていた。
婚約者は、やはりあの留学生だった。学園の寮まで案内をした長身のラウール
そして佐久間の初恋相手
俺がそこに入る隙はない
もう諦めるべきなのだ。
最初は顔が好きだったからなのだから、きっと回数を重ねて会っている内に、また顔から好きになれる人がいる。
父親は見合いに積極的になった俺に、次々と紹介し始めていた。時に学園まで休んでも、相手に合わせて同年代から20代の年上まで
ab製薬の御曹司の肩書に興味を持つ女は数多くおり、相手探しには苦労がなかった。
会っていく内に、気が合う人も現れてきた。
今まではきっと会う回数が少なかったから、縁がなかっただけかもしれない。
黒髪でセミロング目がパッチリで小柄
守ってあげたくなるような小動物系で、
佐久間とは違う、女の子らしい人と
今日3回目は、カフェデート
風で黒いストレートでサラサラの髪が横に流れる。
「サイドにリボンを付けたら似合いそうだ」
「えっ本当?リボン似合うかなぁ」
「あぁ似合う」
佐久間が姫の時の姿にどこが似ていて、
同じようにリボンを付けたらとつい口に出てしまった。
忘れようとしながら、佐久間の影を追っている。
佐久間じゃないのに……
「じゃあ今度付けて来ようかな」
何も知らない彼女は、俺に無邪気に笑いかけた。
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