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しなもん ここあ たん .ᐟ
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幕間『A』の独り言深夜、ユラシーアの街を見下ろす武装高層マンションの最上階。豪奢な部屋には、分厚い絨毯と煌びやかなシャンデリアが光を落としていた。ソファの上で、二十代ほどの黒髪の青年がひとり、足をばたつかせながら身を乗り出していた。
「やばいやばいやばい露中てぇてぇ尊い尊すぎるんだよ……!!あの距離感なにあれ、最適解すぎる、重いのに居心地いいの、心の声だだ漏れで、でも中国は死んだ魚の目で全部受け止めるの最高……っていうかロシアあれ絶対溺れてる……!!」
彼は両手でソファの背もたれをばんばん叩く。膝の上では抱き枕がぐしゃぐしゃに潰れていた。声が止まらない。早口で、途切れなく、息継ぎすら忘れている。
「二十年ぶりの再会で喉の奥凍るロシアと、振り返りたくなくて悪態つく中国、胃が死ぬ看病イベントとかもう運命……あれはもう二人だけの世界なんだよ……誰も入れないの……!!尊い……尊すぎる……!!」
彼の足元には、読み散らかした資料やら写真やらが散乱している。紅星の死んだ魚のような瞳を高画質で印刷したファイル、ロシアの氷のような目のアップ。どれも、彼にとっては宝物のようだ。
「尊い……てぇてぇ……ッ!!離さないで……もっと重くなれ……でも優しい……尊死……あぁぁあああ!!」
ソファの上で転げ回る青年の叫びは、防音ガラスに守られた部屋の中だけで響き続けた。豪華な部屋の静けさと、彼の喧しい独り言の対比が、夜の深さをひどく際立たせていた。
コメント
1件
あっこれ最高すぎるわ…!幕間で読者視点のキャラが出てきて「てぇてぇ尊い」連呼しながら作品にドハマりしてるの、めっちゃ分かるわ。笑った。防音マンションの最上階で紅露カプに悶える青年、完全に我々読者の鏡やん。ライチジャムさん、こういうメタ要素入れてくるのズルい。てか「心の声だだ漏れで死んだ魚の目で全部受け止める」って表現、確かにあの二人の関係性を一言で表してて上手いな~。続きも気になるわ🔥