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翌朝
彼ら情報だと確か音駒のバレー部は朝の七時あたりからやっているだとか何とか……と、言うことを思い出し7時辺りからよく分からん人のジャージを握って音駒に来ている
凪月)(ここら辺に居たら通ると思うけどなぁ…)
音駒の正門に立って暫く待っていると黒尾さんと研磨 さんの声が遠くから聞こえた
黒尾)〜〜!笑
研磨)〜…
凪月)!!
ひょこっと顔を上げ声がした方を見ると何故か黒尾さんが私を指さしていてなんというか…嬉しそう?な顔をしてこっちに走って来た
黒尾)お嬢さーん!
凪月)あ、ちょ……ヤダ
黒尾)ヤダ!?
凪月)えっと…これ、昨日忘れた人が居たんです
黒尾)ジャージ?
凪月)ですです、名前見てないんで誰が忘れたか知らないんですけど……
黒尾)まじ?ちょっと失礼
黒尾さんが私の手からジャージを受け取りジャージを広げると……
黒尾)あ〜…
と、何か察した声を上げた
凪月)??黒尾さん?
黒尾)いや…うん、直接本人に…
と言って何故か返された
凪月)え、く、黒尾さんから渡して下さいよ!ちょ、何正門通ろうとしてるんですか!私正門からそっちは入れないんですよ!お願いですから!ね、ちょ、通らないで〜!!!!
黒尾)(すまん…お嬢さん……)
研磨)(…あのバカ…わざわざ渡してほしいが為だけに置いてって…💢)
凪月)えぇ〜…(´・ω・`)
何故か…黒尾さんと研磨さんは正門から奥に入った
音駒の敷地に入られたら私入れないんですけど?💢私不法侵入になるんですけど?💢酷くありません?
凪月)( ꐦ⩌⤚⩌)
ていうかこれ…誰が忘れたんだよ…
凪月)えーっと…?
ジャージを広げると私から見て右側、着ている人から見て左側の所には「灰羽」と書かれていた
凪月)…あのロシア人ハーフイケメンか…
ジャージを簡単に畳み腕に掛ける
凪月)(早く来てくれるかな…)
そんな事を考えながらケータイを触っているとギャーギャーと騒いでいる声が聞こえた
凪月)(うるさいなぁ……)
イラッとしながら顔を上げると夜久さんに引っ張られながら来ている灰羽さん…
凪月)…何してんだアレ…
ものすごく私は今呆れている…というか…言葉に表せられない感情ですね…
夜久)〜〜!!!!💢
灰羽)〜〜…(´・ω・`)
暫くポケ〜っとしていると夜久さんと目が合って夜久さんは心做しか嬉しそうな顔をしながら私を指さして灰羽さんに声を掛けた
凪月)…何してんだアレ…
声を掛けたられた灰羽さんは嬉しそうな顔をして走ってこっちに向かってきた
灰羽)凪月さーん!
凪月)あ、おはようございます…後、ジャージを…
灰羽)あッ、す、すんません!財布出そうとした時に…
凪月)いえいえ、一応洗って置いたんで汚くは無いはずです
灰羽)え、いいんすか!?
凪月)??まぁ、使った後でしょうし…それより時間大丈夫何ですか?
そう言ってケータイを見せると顔を真っ青にさせて「す、すんません!」と言ってジャージを握ったまま体育館に向かってしまった
凪月)…なんだったんだ…?
ポカーンとしていると保護者の夜久さんが「アレ、忘れてったのわざとだからな」と言って校門を通った
凪月)…??????
凪月)え、ちょ…夜久さん待って下さい灰羽さんを問い質したいんで!ちょ、だから無視して校門通るなって!
夜久)まぁまぁ…あ、また何人か連れてそっちのお店行くから
凪月)え、ちょ…そ、そんな人数連れてこないでくださいよ?
夜久)仲いいヤツだけ連れていくから〜
凪月)…もう、やだぁ……(半泣き)
こうして私はよく分からないまま自分のマンションに向かった
夕方
バイト先
凪月)よいしょ…
休日の昼辺りから私は出勤
先輩)凪月ちゃーんこっちもお願い
凪月)はーい!
バタバタと忙しなく働き…5時辺りから黒尾さん達がお店に来た
黒尾)お嬢さーん!
凪月)いらっしゃいませ〜!ご自由にお座りくださーい!
黒尾)はーい
いつも通り4人程度かと思ったら…なんか見た事ない生徒がズラズラと
凪月)ん?ん?ん?(な、なんか多くね…?)
先輩)なつきちゃーん!
凪月)あ、はーい!(い、今はいいや )
とりあえず走ってキッチンとホールの行き来
しばらくして落ち着くと黒尾さん達が注文を取ろうとボタンを押した
\ピンポーン/
呼出音に返事をして黒尾さん達がいる席に向かうと…やはり人が多い
凪月)…????
オーダー端末を持ったままぽかんとして首を傾げると黒尾さんが「コイツら他校のバレー部!」といった
凪月)他校…の?え、何でいるんすか(?)
灰羽)うわ、絶対素の反応じゃん笑
凪月)だってそうじゃないですか…無理矢理連れてきたんですか?サイテーですね…
黒尾)その最低を俺に向けて言わないで?お姉さん
凪月)いや、黒尾さんって結構強引なんで、それより何にします?
黒尾)えっと〜…俺らは何時もので、ショートケーキとたまかけとポークカレーの温玉トッピング
凪月)ちょ、なんでこの店に置いてある前提で話してるんすか
黒尾)大丈夫店長が喜んでその場で価格設定してくれるから
凪月)店長甘やかさないで!💢
店長)食べ盛りだからねぇ〜どんどん頼んじゃって!
凪月)もー!💢
黒尾)んで、フライドポテトと…醤油ラーメンと激辛麻婆に豚骨ラーメンとメロンパン、あとガリガリ君
凪月)ガリガリ君は自分で買ってください
黒尾)だってさ、ノヤっさん
ノヤっさんと呼ばれた人は私よりも背が低く性格がちょっと乱暴そうな人がショボンとしょげた
凪月)まぁ、買ってください…
そう言ってオーダーを通す
凪月)それじゃ、ご飯出来るまで少々…って、何ですか黒尾さん
黒尾)てんちょー!凪月さんお借りしマース!
凪月)はい!?
店長)貸出金額2000円ね!
凪月)取んなアホ!笑
なんて会話をしていると何故か金髪の眼鏡をかけた子が椅子を別の席から持ってきて私を座らせてきた
凪月)…え?ちょ、なにこれ怖い怖い…
??)まぁまぁ〜
凪月)いや、私まだ仕事…
黒尾)珍しくツッキーが乗り気だ〜笑
凪月)知ってます?友達の友達と2人っきりになるって結構気まずいんですよ?私今それと同じ環境ですよ?
黒尾)お嬢さんなら直ぐに慣れる慣れる
凪月)私の事を万能人間と思わないでください…
黒尾)細かい話はパスして…ツッキー達の事故しょうかーい!
凪月)…え?