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#鬱展開
Mist-404
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mogyumogyuGemi
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能研本部・会議室
惣一は世界地図を机の上へ広げる。
その地図には、世界各地で発生した能力災害が赤い印で記されていた。
夢幻が報告する。
「ここ一週間だけで、能力事件が47件。」
「そのうち12件はAzが関与。」
「8件はマスタークラウン。」
「残りは正体不明です。」
ソウヤは驚く。
「そんなに……。」
惣一は静かに言う。
「世界が動き始めている。」
ハルシオン・艦橋
フランは艦橋から地球を見下ろしていた。
ベルソルトが報告する。
「能力者を乗せた避難船の護衛、完了しました。」
「ありがとうございます。」
フランは頷く。
その時、警報が鳴り響く。
《超高出力能力反応》
ヴァフズルーズが叫ぶ。
「南太平洋!」
「能力者同士が交戦しています!」
フランは即座に命令を下す。
「ハルシオン、最大戦速。」
「救助を優先する。」
巨大戦艦ハルシオンは青い粒子を放ちながら、一気に加速した。
Az・新研究施設
間宮トオルは巨大な装置『Genesis』を見つめていた。
研究員が報告する。
「被験体の適合率が上昇しています。」
「ですが、器が足りません。」
間宮は静かに笑う。
「なら、新しい器を用意すればいい。」
彼はモニターに映るソウヤの写真へ手を伸ばした。
「君には、大きな役目がある。」
マスタークラウン本部
グランの前へマランが歩み寄る。
「俺が動く。」
グランは目を閉じたまま答える。
「まだ早い。」
「今、お前が出れば世界が騒ぐ。」
マランは静かに拳を握る。
「Azは放っておけない。」
ペインが笑う。
「じゃあ俺が遊んでくるよ。」
グランは冷たく言い放つ。
「勝手な行動は許さん。」
円卓に緊張が走った。
能研・訓練場
イレイダはソウヤへ木刀を投げる。
「今日は刀だ。」
ソウヤは受け取る。
「お願いします!」
激しい打ち合いが始まる。
何十合も続く攻防。
ソウヤは以前より確実に成長していた。
イレイダは内心で頷く。
(飲み込みが早ぇ。)
その時だった。
惣一が訓練場へ現れる。
「ソウヤ。」
「少し来い。」
名取家・地下書庫
巨大な扉が開く。
そこには数百年分の古文書が並んでいた。
惣一は一冊の巻物を差し出す。
「これは名取家しか閲覧できない禁書だ。」
そこには一枚の古い絵。
能力者たちと戦う一人の青年が描かれていた。
「この人は……。」
惣一は静かに答える。
「約四百年前の覇者。」
「碇 零(いかり れい)。」
ソウヤは目を見開く。
「レイ……。」
その瞬間、頭の奥に激しい痛みが走る。
精神世界
暗闇。
ソウヤは一人立っていた。
すると前方から一人の男が歩いてくる。
白い羽織。
落ち着いた瞳。
青年は静かに笑う。
「ようやく会えたな。」
ソウヤは息を呑む。
「お前が……。」
青年は頷く。
「私は碇 零(いかり れい)。」
「以前は全界神として、この世界を見守っていたが現在はとある理由により君の身体に取り込まれている。」
ソウヤは混乱する。
「どうして俺の中に……。」
零は首を横に振る。
「その答えは、まだ話せない。」
「だが一つだけ覚えておけ。」
零の表情が真剣になる。
「Azは能力を生み出そうとしている。」
「もし成功すれば、この世界は取り返しがつかなくなる。」
エピローグ
宇宙空間。
測定不能だった反応の正体が、少しずつ姿を現す。
その人物は地球を見下ろし、小さく呟く。
「……零。」
その名を呼ぶ声には、怒りとも悲しみともつかない感情が込められていた。
そして、地球への降下が始まる。
第35話 完
コメント
1件
うわ、35話読み終わった…! 今回めっちゃ情報量多くて頭追いつくの必死だったよ😳✨ ソウヤの中に四百年前の覇者・碇零がいるって展開、ヤバすぎる…「ようやく会えたな」ってあの余裕ある感じ、カッコよすぎるでしょ🥺💔 それにAzが能力を“生み出そう”としてるっていう零の警告も不気味だし、ラストで“零”って呼んだ誰かの降下も気になりすぎる…! 世界の裏側、確かに動き始めてるね。続きが待ち遠しいよ…!