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6 - 愛の中③ 🖤🩷

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2025年06月19日

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コチコチと鳴る時計の音で、意識が上へと昇っていき、目を開ける。

身体がぴくりとも動かない。

腕の拘束は解かれていて、身体も清められていた。

肌寒い感じがしないと思ったら、蓮が自分の服を着せてくれていたようだった。



蓮はすごく優しい。

行為以外の時は、低音で溶かすような暖かさと甘さをくれる。

元来、俺自身手酷くされることに興奮するような性分であることも起因して、蓮との間にある形を心の底から嫌だと思ったことがない。


それが蓮の愛で、それを受け止めることが俺の愛なんだと、そう思っている。

何も間違っていることなどない。これが俺と蓮の愛の形なんだ。

優しいセックスだって、苛烈な情事だって、どちらも愛情があればいい。

甘くて優しいものに少し憧れる時もあるけど…ね……。



「…っ、だいすけ、、起きた?」

ずっとそこにいてくれていたのか、目を開けた俺を見て蓮が声を掛ける。


「ぅん、れん、おはよ…いまなんじ…?」

喉が痛い。だいぶ叫んだんだろうな、ガスガスの声で答える。


「ごめん…ッ、、だいすけ、、ほんとにごめん…っ」

「…どうしてないてるの?」


「俺、いつもこんな酷いことばっかり…大介を抱くと、いつも歯止めが効かなくて、優しくする方法も全然知らなくて…大介、ごめん。愛してるのに…上手に愛せなくてごめん…。」


泣かないで、蓮が悲しむことなんて、何ひとつないんだから。




「…おれ、そんなにいやだと思ってないよ…?」

「…え?」


わずかに動く右手で、蓮の手を握った。

手首には鬱血した赤が滲んでいた。

「確かに、痛くて怖くて、そんなことばっかりだけど、嫌じゃない。それに、いつもえっちが終わると蓮は優しくしてくれる。それだけで愛されてるってちゃんとわかるから。」

「…大介……。」

「仕事が次の日もある時は、踊れないと流石に辛いから、優しくしてくれると嬉しいけどね。」

「っ、ごめん…好き、、大好き、、、愛してる…。」

「うん、俺も大好きだよ」


そう応えると、蓮は優しく口付けてくれた。



「ん…ふぁ…、っ、れんっ…ぁきもち……」

「っ、あんま、煽んないで…またしたくなる…」

「誘ってるって言ったら?」

「え?」

「しよう?今度は甘くて、優しいの」


俺の言葉を合図に、蓮の手が俺の手に重なった。




「ん、、ふぁ…っ、そこっ…ッひぁ“っ!」

「ここ?これ好き?」

「ぅんッ!…す、きぃッ……あ“ぁっ!」

「かわいい、もっと溶けて?」

「ぁあ“ッ!?だめ、ぁ、ぁ、ぁ…っ!イっちゃぁ…んん“ッ!」


あれだけ出したのに、まだ出すものがあったのか、俺の自身から白濁としたものが吐き出される。


「れん、れんッ、もうほしい、、いれて…?」

「まだだめ。もっと見てたい。ほら、もっとイって?」

何度も何度も蓮の骨張った指で前立腺を押される。その度にナカが切なく伸縮する。


俺の腰を掴んで、持ち上げて、舌でナカを蹂躙するように舐められれば、恥ずかしさでおかしくなってしまいそうだった。

羞恥から目を逸らせば、奥深くまで蓮の舌が入り込んでくる。


「こら、目逸らさないで。ちゃんと見てて、俺がちゃんと大介のこと愛せてるか、よく見てて。」

「やぁぅッ!れん、だめっ!きたないからぁッ…!」

「全部綺麗だよ。全部可愛い。俺の舌咥えてヒクヒクしてるここも、ピンク色の肌も、全身にあるホクロも、全部可愛くて、全部エロい。」

「〜ッ!言わないでぇ…っ、、やぁぁん!…ナカさびしいの、、もういれてよぉ、いじわるしないで…っ」


訴えて懇願して、見せつけるように中を拡げて見せれば、蓮は苦しそうに眉を寄せて、肩に俺の片足を乗せた。



「…チッ、煽るなって言ったのに、くそっ…」

その瞬間、質量を持って昂った蓮のモノがゆっくりと入り込んできた。


そのもどかしさと、じわじわと迫り来る快感にたまらなくなって、欲を吐き出すことなく絶頂した。


「…ぇ?、、ぁ?、、あッ、、ん、ふぅ…ぁ」

何が起こったのかよく分からず、戸惑う。


「ん…っ、ドライでイけたんだ。偉いね。かわい。」

蓮が頭を撫でて、目尻にキスをしてくれる。嬉しい。

じくじくと蓮と触れ合ったところから幸せが溶け出して、泣き出してしまいそうだった。


「れん、つらいでしょ…?っもう、うごいて?たくさん、あいして…?」


「っぁあ“!もう、知らないからね」







「んぁあ“ッ!ひぅ“ぁ“ぁんっ!れん、れん、すき、すきッ!」

「…ッふ、ぁ“、、おれもあいしてる…っく」


「れんッ!一緒にイって…っ、」

一緒に果てたくて、目一杯の力で蓮を締め付けて、もっと奥まで入るように腰を浮かせ、俺も振り乱す。蓮の腰に足を絡ませれば、蓮のモノが深い所ばかりを刺激してくれる。

「〜っく、マジでさぁ…ッ、イくっ、だいすけ…っ!」

「〜ッんん“ぅ“あ“ぁぁあ“んッ!!!」


ラストスパートをかけた蓮と高みへ上り詰め、同時に果てた。


荒い息を整えながら、蓮は優しく俺を抱き締めてくれた。






快楽に溺れていた意識が、はっきりとしてきた頃、ふと思い出したことを蓮に聞いてみた。


「そういえば、蓮は何に怒ってたの?ごめん、俺全然心当たりなくて…」

「ん?ぁあ。今日、大介、ふっかさんに何されてた?」

「ぇ…ぁ、ぁ…っ」




しまった…。そういうことだったのか。

蓮が怒るのも無理はなかった。


「ご、ごめん…。」

俺が謝ると、蓮は、ふっかが俺にしたように顎を掴んで、









「今度俺以外の人に、あんなエロいことしたら、 立てなくなるまで抱き潰すから。その時は選ばせてあげる。痛くて死ぬほど気持ちいのと、甘くて死ぬほど気持ちいのと。」


と、それだけ言って、俺の唇に噛み付いた。



















END

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