CASE 四郎
ポーンッと扉が開き、俺とモモはエレベーターの中を出た。
真っ暗な廊下が俺達を出迎えている状況だった。
最上階の天上に装着されている電気が、1個も灯りが付いていない。
恐らく、二見の仕業だろう。
ここに来てから、妙な仕掛けの小細工ばかりを目にしている。
殺しが素人のチンピラ共と佐助の存在。
カチャッ。
トカレフTT-33を構え、慎重に廊下を歩く。
モモも黙って、俺の服の袖を掴んで後ろを歩いている。
妙な静けさの中にどこからか殺気を感じた。
僅かな殺気を背後に感じ、トカレフTT-33の銃口を後ろに向け引き金を引く。
カチャッ。
ブシュッ!!
「グハッ!?」
男の僅かな叫び声を上げた後、床に倒れ込み銃を落とした。
ドサッ、カチャンッ。
やっぱり、いるな。
「四郎…。」
「黙って俺の服の袖を掴んでろ。すぐに始末する。」
そう言った後、ドカドカと走って来る足音が聞こえて来た。
どうやら、前後から人が向かって来てるようだ。
タタタタタタタ!!
素早く腰を引くし、先程の男が落とした銃を手に取り構えた。
カチャッ。
右手にトカレフTT-33を握り、左手には拾った銃を握る。
バッ!!
そして、左右同時に引き金を引く。
パシュッ、パシュッ、パシュッ!!
パンパンパンッ!!
ブシャッ!!
「ガハッ!!」
「グハッ!!」
「この野郎!!」
右側の方からナイフの刃が光ったのが見えた。
俺は迷わずトカレフTT-33の銃口を向け、引き金を引く。
パシュッ!!
ブシャッ!!
弾丸が男に当たったのが分かる。
次は左か、感覚を頼りにしながら引き金を引く。
パシュッ、パシュッ、パシュッ!!
ブシャッ、ブシャッ、ブシャッ!!
男達の持っているナイフの僅かな光を見ながら、相手の位置を確認。
右、左、次は斜め後ろ。
脳裏に次々と男達が起こす行動が流れ、俺は先を読みながら動く。
モモを倒れた男を踏み台にさせ、少しの安全を確保する。
「おらぁあ!!」
「四郎、後ろ!!」
背後からナイフを振り翳す男を見て、モモが叫ぶ。
だがモモが叫ぶ前に、男の額にトカレフTT-33の銃口を突き付けた。
カチャッ。
男の動きが止まり、床にナイフを落とす。
カランッ、カランッ。
「な、何で…?電気は付いてないのにっ、俺以外の奴等を殺せんだよ。」
「暗いのには慣れてんだよ。」
そう言って、俺は引き金を引いた。
パシュッ。
カチ、カチカチ。
点滅しながら天上に付いている電気達に灯りが戻る。
照らされた床に転がっている男達を見て、全員殺した
事を確認出来た。
「四郎、凄い。暗かったのに!!」
「伊織に散々、闇の中で殺し合いをさせられたからな。」
「そうなんだ?四郎、カッコよかった!!」
「そりゃどうも。おら、行くぞ。」
俺はモモの手を引き、屋上に向かう為に廊下を歩き出した。
死体になった男達が、動き出していた事に気付いていなかった。
屋上に繋がる階段を見つけた俺達は、階段を登り屋上に出た。
ガチャッ。
「ありゃ、傷1つもなく来てもうたなぁ。」
中央に置かれた椅子に座っている二見が、煙草を吸いながら言葉を放つ。
勿論、二見の膝の上には双葉が座っている。
ジッと二見が座っている背後を見ると、家具が山済みになっていた。
何だ、あれ。
「四郎、あの子はもう死ぬよ。」
「死ぬ?」
「うん、今日まで生きてる方が驚き。あの男が命を削ってるからかな。」
モモは訳のわからない事を言っているが、理解するのに時間が掛かった。
恐らく、双葉と言う子供は死にかけと言う事。
だが、二見が双葉の寿命を伸ばしているから生きていると。
よく見ると、二見は前よりも痩せて顔色も悪い。
「お前、今にも死にそうだな。」
「なんや、心配してくれるん?」
「いや。」
カチャッ。
俺は椅子に座る二見にトカレフTT-33の銃口を向け、
「逆だ。」と言って引き金を引いた。
パシュッ、パシュッ!!
ガタガタガタガタガタガタ!!
放たれた弾丸は、二見の背後にあった家具達が動き出し、当たる事はなかった。
ドコドコドコドコドコ!!
「お前等を殺して、瞬を幸せにするんだから。」
双葉が手を伸ばすと、家具達が一斉に飛んで来た。
その瞬間、椅子に座っていた二見の姿がないのを確認済みだ。
飛ばされた家具に乗じて、二見が接近して来る。
モモを後ろに下がらせ、トカレフTT-33を構えた。
カチャッ。
脳裏に二見が左側から来る映像が流れ、左側に銃口を向ける。
しかし、二見の姿は現れる事はなかった。
「残念、こっちや。」
「ッチ。」
二見が背後から顔を出し、最後にいるモモにナイフを突き立てて来た。
ブシャッ!!!
モモを抱き庇う体勢のまま左腕で、ナイフの動きを止める。
「四郎!!?」
モモは俺の左腕を見て、大きな声を上げた。
自分の左腕にナイフが刺さったまま、右手に持っているトカレフTT-33の引き金を引く。
パシュッ、パシュッ!!
ドン、ドン!!
放たれた銃弾はまたしても、家具達が飛んで来た所為で当たる事はなかった。
「四郎、四郎!!腕、腕が!!」
「こんなの大した事ねーよ。」
モモが泣きそうな顔して腕を見てるが、本当に大した事はない。
しれっとしたまま刺さったナイフを抜く。
だが何故、脳裏に流れて来た事と違う事が起きた?
下の奴等を殺した時は、そんな事はなかった。
「何で、違う行動が起きたのか。そう思ってるんやろ?四郎君。」
俺の考えを見透かした質問を二見がして来た。
多分だが、双葉のJewelry Wordsが影響してると思う。
「そのガキのJewelry Wordsだろ、どうせ。」
俺の言葉を聞いた双葉が、明らかに不機嫌そうな表情を浮かべた。
「クリソベルキャッツアイの宝石言葉にはなぁ?未来を見通す力ってのがあるや。だから、四郎の頭の映像がな?俺にも流れて来たって事やんな。」
三郎の場合は少し先の未来が見える能力で、二見の場合は相手の未来を見通すって事か?
「ぱぁん。」
モモが指で銃の形を作って、双葉に向かって弾を打ったような動作をした。
ブシャッ!!
俺が怪我をした左腕と同じように、双葉の左腕から血が噴き出す。
「双葉!!」
「ぱぁん。」
走り出した二見の足に向かって、モモは先程と同じ動作をした。
ブシャッ!!
「ゔっ!?」
「瞬!?」
ドサッ!!
二見の左足から血が噴き出し、その場で二見は転んでしまった。
モモはアパタイトの瞳を輝かせながら、二見と双葉を視界に捉える。
「どうやって死ぬ?一瞬で殺してほしい?それとも、ゆっくり?四郎に怪我させたんだから。」
冷たく残酷な言葉を吐き捨てたモモは、俺の方に振り返る。
モモは俺の事になると見境なしに、Jewelry Wordsを使う。
モモの小さな鼻から赤い血が垂れた。
「おい、モモ。あまり力を使うな。」
俺は手で優しく、モモの鼻に触れ鼻血を拭く。
「瞬、瞬!!大丈夫!?」
「俺は大丈夫や、双葉は平気か?」
「うん、うんっ。双葉は大丈夫だよ…。それよりも、瞬が…っ。」
「平気やから。」
そう言って、二見は双葉を抱き締めた。
双葉とモモじゃ、Jewelry Wordsの力の差があり過ぎる。
その事は、あの2人も分かっている筈だ。
双葉じゃ、モモを殺す事どころか近付く事すら出来ないだろう。
「瞬。双葉の事…、愛してる?」
双葉は二見に向かって言葉を呟き、この光景に見覚えがある感覚がしたのだ。
だが、その答えは数秒後に分かった。
そうだ、美雨が誘拐された時に辰巳さんに聞いていた。
まさか、双葉は第3段階に進もうとしてんのか。
「そうはさせるかよ。」
脳裏に双葉が美雨と同じ、第3段階に進んだ映像が浮かぶ。
カチャッ。
俺は急いでトカレフTT-33の銃口を2人に向け、引き金を引いた。
CASE 二見瞬
双葉の左腕も自分の左足から流れる血を見て、喪失感に襲われた。
何してんやろ、自分。
最初からこの勝負の勝敗は決まっている。
双葉が憔悴し切ってる所為で、Jewelry Wordsの本来の力を使いきれてない。
モモちゃんの圧倒的な威圧感は何や。
まだ小さい子供やのに、人殺しが慣れている感じがする。
いや、実際に殺して来たんやろな。
この子は見た目は天使みたいやのに、やる事は悪魔だ。
そんな事を考えていると、双葉が口を開けた。
「瞬。双葉の事、愛してる…?」
“愛してる”
今まで一緒に過ごして来た中で、1回も言った事のない言葉だった。
好きだ、愛してる。
そんな簡単な言葉で、気持ちを表せない。
最初の頃のように、痩せてしまった双葉の頬を指で撫でる。
「瞬、双葉は瞬を幸せにしたい。だから、双葉の力を使い切って。」
「双葉、自分が何を言ってるのか分かっとんのか。今、双葉のJewelry Wordsを使い切ったら…。死ぬんやぞ、お前。」
今の双葉の体はもう、限界だ。
俺は双葉を死なせたくない、失いたくない。
「良いの、瞬の為に死ねるなら…。双葉は幸せなの。瞬が双葉を拾ってくれた日から、双葉は瞬のもの。双葉の命も瞬の物。だから、双葉を使って。」
双葉はそう言って、俺に抱き付く。
小さな双葉の背中に腕を回し、抱き締め返す。
「しゅ…。」
「双葉、俺はお前の事を愛してる。」
「っ…。やっと、言ってくれたぁ…。」
双葉が笑った瞬間、バサッと背中から黄緑色の翼が生えた。
カチャンッ。
黄緑色の手錠が俺と双葉の腕を繋ぎ、双葉の頭上にクリソベルキャッツアイが総称された王冠が表れた。
見た事ない状況に困惑していると、四郎君が引き金を引いていた。
パシュッ、パシュッ!!
双葉が手を左右に振ると、家具達が俺の前に集まり弾丸を防ぐ。
そしてそのまま、家具達は四郎君達の方に飛ばされる。
「クソッ、第3段階に進みやがったか。」
四郎君はそう言って、双葉を睨み付けた。
「双葉は負けない、こんな奴等に負けない!!」
スッと双葉が叫びながら手を挙げると、四郎君とモモちゃんの体が浮き上がる。
「四郎っ!!」
「口、閉じとけ。」
四郎君はモモちゃんを抱き寄せた瞬間、床に落下した。
ドコッ!!
バキッ!!
モモちゃんを庇いながら落ちた四郎君は、思いっきり背中から落ちた。
骨の折れる鈍い音が耳に届き、どこかの骨が折れた事が分かる。
「ガハッ!?」
四郎君の口から血が吐き出される。
「四郎、四郎っ!!」
モモちゃんは泣きながら、四郎君の体の上から叫ぶ。
四郎君はモモちゃんの肩を抱き、背中を優しく叩く。
「痛い所は。」
「ないっ、ないよっ。グズッ。」
「それなら良い。」
カチャッ。
落下した直後の体勢のまま、四郎君がトカレフTT-33を構えた。
パシュッ、パシュッ、パシュッ!!
「瞬、大丈夫だよ。」
ドゴドゴドゴドゴドコ!!
双葉がそう言うと、再び家具達が俺の前に集まった瞬間。
バキバキバキバキバキバキ!!!
家具達が鈍い音を立てながら、破裂した。
飛び散る家具達の残骸の隙間から見えたのは、モモちゃんの姿。
パチンッ。
モモちゃんとふと、目が合った瞬間。
ピチャッ。
右頬に何かが飛んで来たのを確認しようと、右手を挙げた。
スッ、スッ。
挙げているはずなのに、右頬に触れる事が出来ない。
「いやぁぁあぁぁぁぁぁあぁ!!瞬っ、瞬!!う、腕っ。」
双葉は泣きながら、俺の右腕を指差す。
恐る恐る視線を右腕に視線を向けると、あるはずの右腕がなくなっていた。
状況が分からなかった。
今、何が起きた?
どうして、俺の右腕がなくなってるんだ。
「瞬の腕をどうしたのよ!?」
「潰した。」
双葉の問いに答えたモモちゃんは、両手を叩いた。
パンッ!!
ブシャッ!!
その瞬間、双葉の右側の脇腹から血が噴き出したのだ。
モモちゃんと目を合わせたから、俺の右腕や双葉の脇腹が破壊されたのか?
「ゴホッ、ゴホッ。」
「双葉っ!!グハッ!!」
背中に何がが当たり、ジュワッと熱くなった。
四郎君の方を振り返ると、トカレフTT-33の銃口から白い煙が出ていた。
四郎が放った銃弾が見事に、俺の背中に当たったらしい。
モモちゃんの唇や鼻から大量の血が流れている。
あの子もまた、体への代償が酷いらしい。
グラッと視界が揺れ、体を倒れさせないように膝を付く。
バタッ。
「双葉っ!!」
パキッ、パキッ、パキッ!!
俺の背後で双葉が倒れると、俺達を繋いでいた手錠が壊れた。
バンッ!!
その時、閉ざされていた扉が勢いよく開かれたのだ。
「瞬…を守れ。」
双葉が小さな声で呟くと、扉の奥から俺が雇ったチンピラ達が表れた。
だが、チンピラ達の容姿を見て殺されたのだと分かる。
こうして死体達が動き出しているのは、キャンディを服用している証拠だ。
これは俺達にとっては、良い誤算だった。
「「「「お、おおおおおおおおおがぁぁあぁあわ!!!」」」」
ドタドダドタドタドタドダドタドタ!!!
死体達が叫びながら、屋上に出て来たのだった。
4階
キィィンッ!!!
三郎と佐助の斬り合いは、階を変えながらも続いていた。
佐助が刀を振るうと、触れてない筈の家具達が斬り刻まれるのだ。
三郎は物を投げながら、佐助の死角を突き村雨を振り下ろす。
キィィンッ!!!
佐助の体幹が柔らかいのか、無理な体制をして攻撃を止める。
「これも止めるかぁ。」
「…。」
「おっと!?」
ブンッ!!
三郎の刀を弾き、佐助は一気に走り込み三郎の懐に入る。
だが、Jewelry Wordsの脳裏で行動は読めていた。
カチャッ。
佐助に、Cz75の銃口を向け引き金を引く。
パァァンッ!!
キィィンッ!!
飛ばされた銃弾を切断し、三郎の右足の脹脛を斬り付ける。
ビュンッ!!
ブシャッ!!
三郎の右足から血が噴き出した瞬間、佐助の腹と左足の太ももにナイフが2本刺さっていた。
「右足はわざと斬られた?」
「ダメだよー?斬る以外にも神経を使わないと。」
カチャンッ、カチャンッ。
2本ナイフを回しながら、三郎は佐助に笑い掛ける。
「刀以外に武器を持ってるって、思わなかった?」
「性悪。」
そう言って、佐助は体に刺さった2本のナイフを抜く。
「褒め言葉をどうもありがとう♪君、そんなに椿が好き?どこが良いの?」
「は?」
「だって、君の事を好きなの?アイツ。」
「椿様の事を知らない癖に。もう喋るな、お前。」
佐助は三郎に向かって、2回刀を振るった。
その瞬間、三郎の体の2箇所から血が噴き出したのだ。
三郎は苦痛で顔を滲ませる事はなく、大きな声で笑い出す。
「あははは!!弱い奴より強い奴を殺した方が楽しいよね。」
「アンタは何で、男のアイツが好きなの。」
佐助の言葉を聞いた三郎から笑顔がスッと消えた。
「執着?する意味が分からない。私と椿様とは違う。」
「違うに決まってんでしょ、一緒にされたくない。」
「1つだけ一緒の事がある。相手の為に自分を犠牲に出来る。」
「あー、成る程。」
三郎は村雨を構え直し、佐助に視線を向ける。
「それだけに関しては同感。」
「じゃあ、死んで。」
タッ!!
佐助は刀の刃を三郎に向け、勢いよく走り出した。
シュッ!!
キンキン!!
向かって来た佐助に向かってナイフを投げ飛ばすが、佐助が刀で弾く。
ブン!!
佐助が刀を振るった瞬間、三郎の脳裏に床が破壊される影響が流れた。
「嘘っだろっ?よっと。」
三郎は後ろ向きのまま大きく飛び、階段に着地する。
その瞬間、大きな音を立ててながら廊下が破壊された。
ドゴドゴドゴーン!!
灰色の煙が立ち込める中、佐助は迷う事なく三郎の前に飛び込む。
ブン!!
キィィィン!!
パァァンッ、パァァンッ!!
三郎は右手で村雨を持ち佐助の攻撃を止め、左手に持っているCz75の銃口を向け引き金を引く。
ブシャッ!!
放たれた銃弾は何故か、三郎の右肩に当たってしまった。
佐助のJewelry Wordsの能力で、銃弾が跳ね返ったのだ。
「あちゃー、ダメかぁ。」
ブチャ、ブシャッ。
三郎はヘラヘラしながら、肩の傷を抉り銃弾を取り出した。
その光景を見た佐助は、初めて苦痛の表情を浮かべ口を開く。
「何で、平然と出来るの。」
「出来るって、何が?」
「自分で傷口を抉るのおかしい。痛いって言わないのもおかしい。」
「あー、そう言う事。」
三郎は煙草を取り出し、口に咥え火を着ける。
「大した事じゃないよ。産まれた頃から、痛感がイカれてるだけ。」
「イかれてる?」
「普通なら斬られたり、撃たれたりしたら痛いでしょ?それが感じないだけ、困る事はないけどね。痛感なんて、いらなくない?」
「だからアンタは、自分を犠牲にするような事が出来るのね。」
佐助の言葉を聞いた後、隠し持っていたナイフを投げ飛ばす。
キィィィン!!
ブスッ。
飛ばされたナイフを弾き飛ばした佐助だが、頭上から降りて来たナイフが肩に刺さった。
「君、筋は良いんだけどねぇ。話に気を取られちゃあ、ダメだよ?それから、これだけ距離を詰めて来たらさ?こうされる事、分からない?」
カチャッ。
三郎は佐助の腹にCz75の銃口を突き付けたまま、引き金を引いた。
パァァンッ!!
ブシャッ!!
佐助がJewelry Wordsを使用する前に、弾丸は腹を貫
く。
「ガハッ!!」
「バイバイー。」
ドカッ!!
そう言って、三郎は佐助の腹に蹴りを入れ階段を突き落とした。
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