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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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※切ないです。とにかく切ないです(私的に)

それでもよければ読んでください



めめこじ 



🖤side


つまらない。こんな人生


そう思いながら毎日生きてきた

君に出会うまではー



ーーーーーーーーーーーーーーーーー



モブ1)今日もお金持ってきたー?笑


🖤え、、と


モブ2)いいから早く金出せよ!


ガツッ!(殴る音)


🖤うっ…!!



🤍ちょっと!何してんの!


モブ1)あぁ…また来たあいつ


モブ2)行こうぜ


モブ1)次は持ってこいよ


🤍また逃げられた…


🤍めめ大丈夫?


🖤はぁ…!はぁ…!


🖤いっ…て…


🤍保健室連れていくよ。掴まって


🖤ありがとう…




最初はみんな仲が良かった。

たくさんの人に囲まれてた。そう思う。


ある日クラスの女子が俺に告白してきて、それがいじめっ子の好きな人だったらしい。



モブ1)お前もう俺らに近づくんじゃねぇよ



突然そう吐き捨てられて周りにいた友達はみんな去っていった。今では助けてくれるのはラウールだけ。



🖤またラウールに迷惑かけちゃった…



こんな俺、存在してる価値があるのだろうか



ーーーーーーーーーーーーーーーー



ガチャ🚪


俺は保健室で手当てを受けたあと屋上へ向かった。


本当は立ち入り禁止なのだが、スロープが貼ってあるだけで鍵はかかってない。

かといって誰かが入ってくるわけでもないので俺はよく屋上に足を運んでいた。


誰にも邪魔されないこの空間が俺を癒してくれる唯一の時間だったからだ。


フェンスを跨ぎ向こう側へ身を乗り出して下を眺めてみた。



🖤高い…



放課後なので部活をしている人ばかりが目に入る。


走っている人、サッカーボールを蹴る人、ボールを追いかけるテニス部…。


誰も俺が辛い思いをしていることに気づきもしない。



🖤俺がいなくなったって…何も変わらないよな。



もう疲れた…。辛い。

楽になりたい。


そう思い、俺が足を踏み出そうとしたその時だった。



?)なぁ…ここ立ち入り禁止やで?



後ろから突然聞こえた聞き慣れない関西弁。

俺は慌てて後ろを振り返った。



?)って…じゃあなんで俺も入ってきてんねんって話よな笑


🖤え、、、と


?)あぁ!気にせんといて!誰にも言わへんし!



そう言って君はニコッと笑った。


笑顔の可愛い人だと思った。


胸が突然高鳴り、その人しか視界に入れたくないと思うほど愛おしいと感じた。


そこで俺は人生で初めて一目惚れというものを経験したのだ。



上履きの色からして恐らく1つ上の学年、2年生だろう。

首からはオレンジ色の小さいフィルムカメラがかかっていて、大切そうに手に抱えていた。



🖤え、、と


🖤なんかすいません…


?)あー!ええねん!大丈夫やで!


🖤じゃあ…失礼します…



俺はどうしていいか分からずその場から去ろうとしたが…



🖤(名前…聞きたい。 このまま去ったら後悔する気がする…。)



🖤あのっ…!


?)うおっ!びっくりした!


?)どしたん?


🖤俺!1年の目黒蓮っていいます!


?)ほぉ…?


🖤名前、聞かせてくれませんか?

仲良くしたいです…。



よし言えた…。頑張って聞いて偉いぞおれ!



?)向井康二


🖤へ?


🧡俺の名前!向井康二っていうねん!


🖤康二くん…


🧡ちょ!くん付けはなんかよそよそしいし

康二って呼んでやー!笑


🖤呼び捨てですか?


🧡そー!あと敬語も禁止!


🖤でも…2年生ですよね?


🧡せやで!でも関係ない!


🧡はーやーく!康二って呼んで!


🖤こ、こうじ…


🧡うんっ!それでよし!


🧡よろしくな!めめ!


🖤めめ…?


🧡へへー!俺が考えたあだ名!可愛いやろ!


🖤(それを言うあなたが可愛いです…)



康二と話しているだけでさっきまで湧いていた「死にたい」という感情はどこかへ消え失せていた。


俺はその日久しぶりに心から笑えた気がした。



🖤ねぇ…康二


🧡んー?


🖤また会いに来てもいい?


🧡もちろん!


🧡この屋上集合な!





俺の見えない恋人

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ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙めめこじもてぇてぇ…………

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