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#リゼロ
すず
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コメント
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第104話、めちゃくちゃ痺れました…!王翦の「力じゃなく、空気で押してくる」戦い方、まさに老将の領域って感じで格好良かったです。「お前の戦い方は理解した。次は通じぬ」の台詞、静かなのに凄みがあって何度も読み返しました。桓騎の切り札も気になるし、最終局面への流れが本当に熱いです!続きが待ち遠しいです🔥
第104話『王翦の領域』
中華連合武闘場。
準々決勝・第一試合。
王翦
VS
桓騎
王翦が静かに歩き始める。
速くはない。
だが、一歩進むたびに桓騎の動ける範囲が狭くなっていく。
桓騎は笑みを浮かべ直した。
「面白ぇ。」
「力じゃなく、空気で押してくるか。」
王翦は答えない。
ただ前へ進む。
桓騎が横へ回り込もうとする。
しかし。
王翦は半歩だけ向きを変えた。
その動きだけで正面を取られる。
「……。」
桓騎は心の中で舌を巻く。
(完全に読まれてる。)
再び間合いを変える。
右へ。
左へ。
急停止。
急加速。
心理戦を織り交ぜた変則的な動き。
それでも王翦は乱れない。
観客席では李牧が静かに呟く。
「王翦将軍は、桓騎将軍の『選択肢』そのものを減らしています。」
蒼厳も頷いた。
「戦場の支配。」
「まさに総大将の戦いです。」
桓騎が突然、大きく踏み込む。
「なら、力ずくだ!」
鋭い一撃。
しかし。
王翦は受け流すのではなく、一歩だけ前へ出た。
桓騎の間合いの内側。
「なっ……!」
攻撃が十分に伸びない。
王翦はそのまま桓騎の肩へ軽く手を添える。
押さない。
引かない。
ただ重心をわずかにずらす。
桓騎は体勢を立て直して距離を取る。
「危ねぇ……。」
ほんの一瞬だった。
だが。
あと半歩遅ければ、場外まで運ばれていた。
王翦が初めて口を開く。
「お前の戦い方は理解した。」
「次は通じぬ。」
桓騎はニヤリと笑った。
「それはどうかな。」
「俺には、まだ切り札がある。」
観客席がどよめく。
桓騎がゆっくりと構えを変える。
これまで誰にも見せていない構え。
王翦も静かに構え直す。
秦国最強を決める戦いは、ついに最終局面へ突入する。