太宰は2日間マフィアの首領になっていた
そして今日が2日目
━━━━━━━━━━━━━━━
太宰「あぁぁぁ…腰いたーい…
中也のせいだー、うぁぁぁぁぁ…(机に伏せ)」
中也「てめぇがあんな反応するからだ」
太宰「この発情期」
中也「てめぇ、次は動けなくなるまでしてやろうか??」
太宰「君にやられるくらいなら死んだ方がマシだ
(起きて)」
中也「そうかよ、なら何時か殺してやる」
太宰「うわぁ、絶対殺してくれないやつだ…」
中也「ふん、、、
…あ、そういやてめぇ包帯は付けなくていいのか?あと赤いやつは何処やった??」
太宰「うーん、今はいいや、また後で付ける〜、赤いのは邪魔だったからここに入れた〜
(引き出しを開け)」
中也「いや、引き出しに入れんな、てかそれは付けとけよ、あれ一応首領って分かる目印だから」
太宰「えー、やだよー、それに私赤色似合わないから、中也が付けなよー
(引き出しから取りだし机に置く)」
中也「いや、なんでだよ、俺首領じゃねぇし、
てめぇが付けろ」
太宰「…森さん帰ってくる時には付けるから、いない間は外してていいでしょー?ねぇ中也〜」
中也「…はぁ…わかったよ、、」
太宰「わぁい!流石中也〜」
中也「首領戻って来る時は絶対つけろよ?」
太宰「はーい」
中也「…ったく……」
太宰「……あと2日…」
中也「?何がだ?」
太宰「この生活も今日入れてあと2日で終了する」
中也「…そうか、早いな…」
太宰「いやぁ、やっと此処から解放されるよぉ!嬉しいなぁ!(背伸びをし)」
中也「そうだな、俺もてめぇが居なくなると思うと最高だぜ」
太宰「本当は寂しい癖に(クスッ)」
中也「は?寂しくねぇし」
太宰「嘘だぁ」
中也「ほんとだ」
太宰「私知ってるよ、私が抜けたあの日君1人で高い葡萄酒飲んだって言ってたでしょ?」
中也「おう」
太宰「実はあの日君の家の前に居たんだよね☆」
中也「は??」
太宰「いやぁ、入って驚かそうと思ったんだけど、君の泣き声と私の名前を呼ぶ声が聞こえて入りずらかったんだよねぇ」
中也「なっ…え…嘘…だろ…」
太宰「本当は寂しかったんだね〜、私の名前まで呼んじゃって〜、私の事大好きじゃん〜(ニヤニヤ)」
中也「~っ//💢うっせぇ!💢てめぇなんか大っ嫌いだ!💢」
太宰「ひどーい、私泣いちゃう…」
中也「勝手に泣いとけ」
太宰「えーん、(嘘泣き)」
中也「下手くそ」
太宰「うるさいなー、私が本気で嘘泣きしたら皆騙されるんだから(ポッケに手を入れる)」
中也「どうせ目薬さして泣いてるフリするんだろ」
太宰「ギクッ…そんな事するわけ……
…?(なにか入ってる)」
太宰はポッケの物を出した
太宰「…(見詰め)…ガタッ(立ち上がる)」
中也「?どうした」
太宰「ちょっと部屋に忘れ物しちゃった〜」
そう言って盗聴器を見せる
中也「!てめっ…」
太宰「…(人差し指を立て自分の口の前にやる)」
中也「…っ」
↓此処から少しだけジェスチャーをしながら話す
( )がジェスチャーの意味
太宰「ちょっと取りに行ってくるね
(盗聴器を仕掛けた人の所へ行く)」
中也「待て、俺も行く
(相手分かんのかよ)」
太宰「え、何、もしかして寂しいのー?
(何となくね、)」
中也「は?寂しくねぇし
(…俺も着いていく)
太宰「ほんとにー?
(だめだよ、君はここに居て)」
中也「ほんとだ!(それは無理だな)」
太宰「ふぅん…(なんで、、)」
中也「…んだよ(てめぇに何かあったら困る)」
太宰「…(大丈夫だって)」
中也「…(疑いの目)」
太宰「…別に(何かあったら絶対言うから)」
中也「…(信用出来ねぇ、、だから…)
…カチッ(太宰の耳にインカムを付ける)」
太宰「?…(耳に手を当て)」
中也「ほら、早く行ってこい
(やばそうだったらそれで呼べ)」
太宰「…はいはい(1回頷く)」
ガチャ、バタンッ(太宰は部屋を出ていった)
中也「…カチッ(インカムを付ける)
あれを仕掛けた奴絶てぇ殺す…
(首領の椅子に座り)」
━━━━━━━━━━━━━━━
?side
僕は頼まれていた書類を持って首領室へ向かった
ノックをした途端、中から首領では無い声が聞こえた
「?(首領の声では無い)」
扉を開けるとそこには、首領姿の太宰さんが居た
「!太宰さんと中也さん!?」
話を聞くと首領は2日間居ないらしくその代わりを太宰さんがしているとの事…
そこから色々あり用が済んだ僕は首領室を出た
嗚呼、最高…太宰さんすごく似合ってた
かっこよかったなー…
そう、僕は太宰さんが好きだ
16の時にマフィアに入り、色々教えて貰った
僕は皆よりも仕事を覚えるのが早くて
よく太宰さんに褒められていた
途中太宰さんが行方不明になり
諦めかけていたが…
今太宰さんはマフィアとしてここに居る!
このチャンスを逃す訳にはいかない!
「まずはこれ(盗聴器)を太宰さんに仕掛けよう
(歩きながら盗聴器を出して見詰め)
んー…でもどうやって近付こう……
(盗聴器を握りしめ)」
太宰「はぁー、森さん早く帰ってこないかなー」
「!」
後ろから太宰さんの声が聞こえた
これはチャンスだと思い振り向いた
「太宰さんお疲れ様です」
太宰「ん、お疲れ〜」
「包帯外されたんですね」
もう少し近付かないと…
太宰「うん〜、歩きづらいから外した」
「そうなんですか(見詰め)」
包帯巻いてない太宰さん、レアだ…
写真撮りたい
太宰「うん、何〜?もしかして君も包帯付けてみたいの〜?」
「へ!?違いますっ!付けてみたいだなんて思ってませんっ!それに僕が付けても似合いませんし!」
本当はすごく付けたいっ
付けて太宰さんとお揃いにっ!
太宰「えー?そうかなぁ?(見詰め)」
「そうですよ(目を逸らし)」
あぁぁ、太宰さんが僕を見てる、幸せ…
太宰「一寸試しに巻いてみていい?
(包帯を出して)」
部下「えっ…いや、それは…(後退り)」
太宰さんの使用済みの包帯、太宰さんの使用済みの包帯、太宰さんの使用済みの包帯…♡
太宰「いいでしょ〜?お願い〜(近付き)」
「だ、ダメですよ」
!そうだ、盗聴器…
太宰「首領命令です」
「くっっ、てか貴方首領じゃないですよね!?」
仕掛けるなら今しかない
太宰「今は私が首領なのだ!(フフン)」
「っ…そうでしたね」
太宰「大人しくしててね〜(包帯を巻く)」
「ちょっ、太宰さん!?勝手に巻かないで下さいよ!?」
今だっ!
僕は太宰さんのポッケに盗聴器を入れた
太宰「こら、じっとしてよ、巻けないでしょー?」
「いや、僕巻いて欲しいなんて一言も言ってませんよ!?(腕を掴み)」
フフッ、任務完了…
はわぁぁ、太宰の手細い…♡
太宰「えー?でも巻いてほしそうな顔してたよ?」
「見間違えですよ、寝てください」
中也「おい、てめぇら何してんだ(近付き)」
太宰「おや、もう起きたのかい」
「中也さん助けてください、太宰さんが僕に包帯を巻こうとしてるんです」
ゲッ、中也さん…
中也「てめぇ、何してんだよ」
太宰「いやぁ、彼も私と同じ様にしてあげようと思って」
中也「しなくていいんだよ莫迦、そんな事してないで仕事しろ(腕を掴み連れていく)」
太宰「やだぁぁぁぁぁ、仕事したくなぁぁい」
「…ふぅ…中也さん感謝します…」
…中也さん邪魔だな、僕の太宰さんと仲良くして許せない…何とかして離さないとなぁ…
「…とりあえず部屋に戻ろう、それとさっき仕掛けたやつ聞こーっと♪」
鼻歌を歌いながら部屋へ戻った
ガチャ、バタン、カチャ
部屋につき扉の鍵を閉めた
「さーて、何話してるのかなぁ〜♪
(耳にイヤホンをつけスマホから盗聴器の音声をオンにする)」
~♡
「え…」
オンにした瞬間太宰の喘ぎ声が聞こえた
「~っ!(嬉しそうな顔)
っはぁっ、太宰さんがやられてる
可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い
僕も抱きたい、はぁ、太宰さんっ…
早く欲しい、太宰さんが欲しい」
その日の夜僕は決意した
次の日太宰さんを部屋に誘い込み襲おうと…
━━━━━━━━━━━━━━━
太宰side
太宰「…あ、あー、聞こえるかーい?
(歩きながら盗聴器に向かって)」
「ふぁ!?え、何、誰に…」
太宰「もしもーし盗聴器を仕掛けた犯人さーん
聞こえますか〜?」
「!僕に言ってる♡はぁぁ太宰さぁぁん♡
聞こえるよ〜♡」
太宰「君が何を企んでるのか知らないけどさぁ
…今から君の所に行くから、覚悟しててよね
(ガチトーン)」
「ゾクッ♡ははっ、来てくれるんだ、嬉しい
(立ち上がり鍵を開けた)
待ってるよ、太宰さん♡」
太宰「あの人の部屋は確かこの辺だったはず…
(探しながら)
…あ、あった、ここだ(部屋の前に立ち)」
ガチャ(扉を開ける)
「!」
太宰「やぁ、昨日ぶりだね、私の元部下さん
(ニコッ)」
部下「っ…そうですね
(あぁぁ、太宰さんだぁぁ♡…っ落ち着け僕…
まだ手を出すな)」
太宰「これ仕掛けたの君だよね?
(盗聴器を見せ)
何でこんなことしたのか理由を聞いてもいいかい?」
部下「はい…全て話します、ですが立って話すのもあれですし、そこで座って話しましょう
(ベットを指さし)」
太宰「ん、分かった(ベットに向かう)」
部下「……カチャ(立ち上がり扉の鍵を閉める)」
太宰「……(鍵を閉めたのを確認し、警戒する)」
部下「そんなに警戒しないでください、何もしませんよ、鍵を閉めたのは何時もの癖です…
(近付きながら苦笑い)」
太宰「…そう」
部下「はい(隣に座る)」
太宰「…それで、これを仕掛けたのは何時?」
部下「昨日です、昨日貴方が僕に包帯を巻こうとしてた時に仕掛けました」
太宰「…包帯に夢中で全然気が付かなかったよ、」
部下「ふふっ…それからずっと会話を聞いていました、まぁ、オンにした瞬間そちら側は誰かとお取り込み中だったみたいで…(目を逸らし)」
太宰「!?ぇ…ぁ…き、聞いてたの…!?」
部下「……はい(録音したかった)」
太宰「…はぁぁ…最悪…(顔を隠す)」
部下「ほんとすみません、(太宰を見詰め)」
太宰「もう、殺して…」
部下「いや、殺しませんよ(近付き)
というか驚きましたね、昔体を売っていたというのは本当だったんですね(頭を撫で)」
太宰「は、違うっ、あれは仕事でわざと抱かれてただけ…てか何その噂!?」
部下「え?そうなんですか?皆そう言ってたので…」
太宰「違うからっ!私男に抱かれる趣味なんて無いし!」
部下「ふぅん、でも抱かれてましたよね?
(首を触り)」
太宰「ビクッ、違っ…あれは…」
部下「…狡いです…(顎クイ)
どうして中也さんなんですか、あの人の事嫌いなんでしょう?何故一緒にいるんですか
(顔を近づけ)」
太宰「…(近っ…)
彼は私の…大切な相棒…だから」
部下「…っ
(嗚呼、嫌だ、太宰さんは僕のものなのに)
…太宰さん」
太宰「?なn((」
部下「チュッ…」
太宰「んっ!?」
部下「チュッ、クチュクチュレロレロ(舌を入れ絡める)」
太宰「っんぅ…ふっ…ぅ…」
部下「っはぁ(離す)
太宰さん僕はずっと貴方の事が好きでした
(押し倒す)」
太宰「っはぁ、はぁ…ほんと…モテる男は困るねぇ……(呆)… 君、、私の事を諦めるんだ、そうでないと、死ぬよ?」
部下「へ…?」
ドンッ(扉がぶっ壊れる)
部下「!?(太宰から離れ扉の方を見る)」
太宰「…(起き上がり)」
中也「てめぇ、うちの太宰に何してんだ?(ニコッ)」
部下「中也さんっ、!?どうして…」
中也「クソ太宰にインカムを仕掛けて音声をずっと聞いてたんだよ、このクソ鯖、何かあったらすぐ呼べっつったろ」
太宰「いやぁ、ごめん、忘れてた〜」
中也「はぁ…」
部下「っ…僕の邪魔しないでくださいっ!!
(中也に向けて銃を構え)」
中也「…銃を下ろせ」
部下「どうして何時も一緒にいるんですかっ!!
狡いですよ!僕の方が太宰さんのことが好きなのに、愛しているのに…僕は太宰さんの部下です、誰よりも仕事が出来る、こんな人よりも僕の方が有能なんです!なのに…どうして…っ…
(悔しそうな顔)」
中也「はぁ、んなの知らねぇよ、俺は別に此奴の事なんとも思ってねぇ、俺はこいつを殺す為に
一緒に居る、ただそれだけだ」
太宰「でも結局殺してくれないんたよねぇ…
(立ち上がり)」
部下「……太宰さんは殺されたいですか?」
太宰「んー、そうだねぇ、死ねるなら何でもいいかなぁ」
部下「そうですか…なら、僕が殺してあげます
(太宰に近付き頭に銃口を当てる)」
中也「!おい!やめろ!!」
太宰「…ははっ、君は優しいね(笑顔)
ありがとう、、でもね…ドスッ(腹パン)」
部下「ッ!?ガハッ!(腹を押えうずくまる)」
太宰「君に殺されるのは嫌かな、それに私君の事なんて何とも思ってない、君達部下の事は全員私の駒だ、使える奴らは使い、使えなくなったら捨てる(冷たい目)」
部下「そん…な…」
太宰「君はもう要らない、、中也後は好きにしていいよ、後始末だけちゃんとしといてよね
(部屋を出ていく)」
中也「おう、言われなくてもちゃんとする」
部下「ぁ…待ってっ、!?」
中也「さぁて、殺るか(ナイフを出し)」
部下「っ…嫌だ!死にたくないっ!!」
中也「安心しろ、楽に殺してやるから(近付き)
大人しくしとけよ(ナイフの先を向け)」
部下「嫌だ!!殺されるなら太宰さんがいい!!
(走って部屋を出ていく)」
中也「あ、おい!?待て!!(追いかける)」
━━━━━━━━━━━━━━━
太宰「…♪(廊下を歩いてる)」
「太宰さーん!!!!」
「待てやコラァ!!!」
太宰「ん?」
背後から声が聞こえ振り向いた
太宰「え”っ…」
部下「僕中也さんに殺されるより太宰さんに殺された方がいい!!!だから殺してくださいっ!!(走りながら)」
中也「てめっ、文句言うんじゃねぇ!!大人しく俺に殺されろ!!(追いかけながら)」
太宰「…ダダッ(逃げる)」
部下「え、なんで逃げるんですか!!!!」
太宰「来ないでー!!私人は殺さないって決めてるんだよ!!(走りながら)」
部下「どうして!マフィアに居た時沢山殺してたじゃないですか!!」
太宰「っ…私はもうマフィアじゃない!!」
中也「チッ……いい加減止まりやがれ!!💢
ブォンッ(異能でナイフを部下の足に向かって飛ばす)」
グサッ(部下の足に刺さる)
部下「ぁ”っ!?ドサッ(倒れる)」
太宰「…(立ち止まり振り向く)」
中也「はぁ、、太宰銃持ってるか?(近付き)」
太宰「持ってるよ、はい(銃を渡す)」
中也「サンキュ(受け取り銃を構える)」
部下「…く…そ…」
中也「じゃあな、クソ野郎」
中也は部下の頭を撃ち抜いた
太宰「はぁ…これだから部下を持ちたくないのだよ…マフィアに戻りたくない理由の1つがこれさ、私が戻るとこういう奴らがいっぱい集まってくる(死体を見詰め)」
中也「なるほどな、、てめぇも大変だな
(死体に触れ重力で浮かせる)」
太宰「その人の部屋も撤去しないと」
中也「それは他の奴らに任せるか」
太宰「それならあの子に任せよう」
中也「?あの子?」
太宰「スゥゥゥ…芥川くぅぅぅぅぅぅぅん!!!
助けてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!(大声)」
中也「いや、無理だろ、芥川は今部屋に居るんだぞ?此処から部屋まで結構距離g((」
ダダダッ(誰かが走ってくる音)
太宰「お、来た」
中也「嘘だろ」
芥川「太宰さぁぁぁぁぁぁぁん!!!!
(走りながら)」
太宰「芥川くーん(手を振る)」
芥川「ゼェ、ハァ…太宰さん敵は何処ですか!!
僕が八つ裂きにしてやります!!(周りを見渡し)」
太宰「あ、いや、敵じゃなくてね、ちょっと君に頼みたい事があって」
芥川「僕は太宰さんの為なら何でもします!」
太宰「ほんとー?じゃあこの部屋の撤去お願いしてもいい〜?(指をさし)」
芥川「部屋…?(さされた方を見る)
この部屋の主は…」
中也「此奴だよ、もう死んでるがな
(重力で浮かせた死体を見せ)」
芥川「死んだ、?敵襲ですか?」
中也「いいや、俺が殺った、此奴太宰に手ぇ出そうとしてたからな」
芥川「成程、理解した」
太宰「じゃあ頼んだよ」
芥川「はい!」
中也「…(浮かせている死体を見詰め)」
太宰「?どうしたの?早くそれ(死体)捨てに行こ?」
中也「思ったんだがこれ何処に捨てるんだ?」
太宰「あれ、知らないの?地下に焼却炉があるからそれで燃やすんだよ」
中也「え、地下に焼却炉なんてあったのか」
太宰「あるよ、私が昔設置した、最初は中也の部屋の近くにしようと思ったんだけと、森さんに止められてね…(残念そうな顔)」
中也「首領ナイス、ほら早く案内しろ」
太宰「はぁ、(嫌そうな顔で歩く)」
2人は地下へ向かった
ー 地下 ー
地下へ行くと
焼却炉があり近くには拷問部屋があった
太宰「着いたよ」
中也「おー、これかぁ(焼却炉に近付く)」
太宰「うん、火はついてるから」
中也「ん」
中也は焼却炉の蓋を開け死体を入れた
中也「これで良し、後は部屋だけだな」
太宰「…(なんか嫌な予感がする)
中也、早く戻ろ(走る)」
中也「?おう(着いていく)」
2人は芥川の所へ向かった
━━━━━━━━━━━━━━━
芥川side
芥川「太宰さんに部屋を撤去しろと命じられたが……どうすれば………(考える)
そうか、燃やせばいいんだな」
芥川はマッチを出し火を付け部屋に放り投げた
芥川「ゲホッ、後は太宰さんが戻ってくるのを待とう(部屋の前で)」
━━━━━━━━━━━━━━━
太宰「タッタッ(走る)」
中也「おい、太宰、なんで走ってんだよっ
(走りながら)」
太宰「なんか嫌な予感がするのだよ」
中也「あー?嫌な予感だと?」
太宰「うん、、」
ジリリリリリ(火災報知器)
太宰、中也「!?」
太宰「なんで鳴ってんの!?」
中也「!…なぁ太宰、原因あれじゃね?
(立ち止まる)」
太宰「?…ぁ…(察)(立ち止まる)」
部屋の前には芥川が立っており
その部屋の中から煙が出ていた
太宰「…真逆部屋を燃やすなんて…(呆)」
中也「おい芥川(近付き)」
芥川「!なんですか」
中也「どういう状況か説明しろ」
太宰「…(近付く)」
芥川「言われた通りにしただけです」
中也「いや、部屋を燃やせなんて言ってねぇぞ!?」
太宰「はぁ、、私の言い方が悪かった、部屋の中の物を全て捨てて欲しいと言えば良かったよ…
(頭を抱え)」
芥川「中の物は全て灰になりました」
太宰「うん、そうだね、、とりあえず消化器持ってきて」
芥川「はい!(走って取りに行く)」
中也「…てめぇのせいだぞ、あとはてめぇがやれよ?」
太宰「分かってるよ」
芥川「太宰さん!取ってきました!
(4つほど抱えて)」
太宰「ん、ありがと(1つ手に取り)
芥川くんも手伝って」
芥川「はい(1つだけ持ってあとは地面に置く)」
シュー(火を消化する)
部屋の火は消え焦げた匂いが室内に広がっていた
中也「…(焦げくせぇ)」
太宰「やっと消えた…」
芥川「ゲホッゲホッ…」
太宰「後は私がやっておくから君はこれを直したら部屋に戻っていいよ」
太宰は芥川に消化器を渡した
芥川「承知した(受け取り直しに行く)」
太宰「……ねぇ中也、これ私が処理しないと
ダメ、?(部屋を見詰め)」
中也「おう、頑張れよ☆」
太宰「はぁぁ…(部屋の中に入る)
ゲホッ…ぅ…焦げ臭い…」
中也「すげぇ燃えてたからなぁ」
太宰「……ここにずっと居たら死ねるかな?✨️」
中也「死なねぇよ」
太宰「ならもう1回火を…(マッチを出して)」
中也「おい!?やめろ!?(中に入り)」
太宰「じゃあ手伝ってよ」
中也「…(面倒くさそうな顔)」
太宰「首領命令」
中也「っ、くっそ、ずりぃぞ」
太宰「フフン✨️」
中也「はぁ、、しゃーねぇなぁ」
2人で部屋の物を処理した
ー数分後ー
太宰「はぁぁ…終わったぁ…(背伸びをし)」
中也「あ”ー…疲れたー…(しゃがみ)」
太宰「中也、この事森さんに伝えといて」
中也「いや、てめぇが言えよ」
太宰「えぇ、だって、怒られそうで怖いんだもん、勝手に部下を殺しちゃったしー…」
中也「裏切り者が出たから殺したって言えば大丈夫だろ(立ち上がり)」
太宰「あ、そっか」
中也「おう」
~♪(太宰のスマホの着信音)
太宰「ビクッ!
中也「電話か?誰だ?」
太宰「…ゲッ…森さんからだ…(スマホを見て)」
中也「まじか、、」
太宰「…はぁ…もしもーし…(電話に出る)」
《 太宰くん!ちゃんと生きてるね、偉い偉い、
私がいない間に大丈夫だったかい?寂しくなかった?》
太宰「大丈夫ですけど、てか森さん居ない方が楽だったよ」
中也「おい」
《酷いよぉ…あ、そうそう、今そっち向かっててもうすぐ着くからいい子にして待っててね》
電話が切れる
太宰「ちょ……切れた…
私森さんに子供扱いされてるんだけど」
中也「っww」
太宰「ほんと有り得ない!!」
中也「んんwで、首領はなんて言ってたんだ?」
太宰「あぁ、もうすぐ着くってさ」
中也「え、早く部屋戻るぞ!
(手を掴み走る)」
太宰「え、ちょっ…!?」
━━━━━━━━━━━━━━━
ー首領室ー
ドサッ
太宰を椅子に座らせる
太宰「おぁっ…!?」
中也「太宰、包帯は?(赤いやつを太宰の肩にかけ)」
太宰「あるけど、なんで?」
中也「巻くから貸せ」
太宰「いや、自分で巻くよ!?」
中也「そうか?」
太宰「君にやらせるとぐちゃぐちゃになるからやだ(左目に包帯を巻きながら)」
中也「…右目じゃねぇのか?」
太宰「?うん、こっちは私じゃないから
(巻き終え)」
中也「?」
スタスタ
廊下から足音が聞こえる
ガチャ(扉が開く)
太宰、中也「!」
森「2人共ただいまー!」
中也「首領、おかえりなさい」
太宰「おかえりー」
森「あぁぁ、太宰くんすごく似合ってるよぉぉ!写真撮ってもいいー?」
太宰「森さんこれ置いとくね
(上着と赤いやつを脱いで机に置く)」
森「うっ、スルーされた…、あ、2人とも私が居ない間大丈夫だったかい?」
中也「あー…太宰がちょっと被害にあいまして…
(横目で見る)」
太宰「え”…ぁ、えっと裏切り者がまた現れてしまってね、それで色々あって、その人を中也が殺して部屋も無くしといたよ」
森「裏切り者、最近多いねぇ…(困)」
中也「今までは出なかったんですけど、、」
太宰「私がここに来てからだね、私に恨みを持つ人は多いから困るよ〜」
中也「どうしたらそんなに恨まれるのか教えて欲しいぜ…(呆)」
森「太宰くんは昔色んな組織を潰してきたからねぇ…」
太宰「ドヤ」
中也「どやんな」
森「まぁ、2人が無事で良かったよ、2人ともありがとう(微笑み)」
中也「いえ」
太宰「もう二度と首領になりたくないー」
森「そうかぁ、もし私がいなくなったら太宰くんに首領を頼もうと思っていたんだけどね〜」
太宰「私探偵社だから無理」
森「ずっと此処に居たら良いじゃないか」
太宰「やだね」
森「そっかぁ…(落ち込み)」
太宰「もう二度とマフィアには戻らない」
森「戻ってきてくれた方が皆喜ぶと思うけどなぁ、中也くんだって、太宰くんが戻ってきてくれたら嬉しいよね?」
中也「え、いや、俺は……」
太宰「中也は嬉しくないってさー、じゃあ私部屋に戻るから(出ていく)」
森「…戻ってきてくれた方が色々助かるんだけどねぇ…」
中也「仕方ないですよ、太宰は探偵社です、今更マフィアに戻るなんて不可能です」
森「もしそれが可能なら、君はどうする?
(そう言って薬が入った瓶を机に出す)」
中也「?それは…?(瓶を見詰め)」
森「記憶を消す薬だよ、これで探偵社に居た頃の記憶を消す」
中也「…それを太宰に飲ませるつもりですか」
森「嗚呼、明日で太宰くんは此処での生活が終わる、でも私は太宰くんには此処に居て欲しい、それに居てくれた方がこちらとしては凄く助かる、だからこれを渡し、太宰くんに飲ませる(笑顔)」
中也「…太宰がそんなもの飲むと思いますか?」
森「いいや、思ってないさ、だが1つだけ飲ませる方法がある」
中也「?方法…」
森「飲み物に混ぜて飲ませる」
中也「すぐバレそうですけど…」
森「大丈夫、この薬香りは無い、味は、分からないが」
中也「…そうですか」
森「…中也くんは私の話を聞いてどう思ったんだい?」
中也「俺は…首領の考えに否定する気は有りません、首領がそのように考えておられるのならそれに従います」
森「流石中也くん(嬉しそうに)」
中也「……ですが、彼奴はそれを望まないと思います(扉の方へ行き)」
森「?」
ガチャ(扉を開ける)
太宰「…あ」
太宰はずっと扉の前で二人の会話を聞いていた
中也「部屋に戻るじゃなかったのか?太宰(ニコッ)」
太宰「いやぁ、その………あは…(目を逸らし)」
森「太宰くん何時からそこに」
中也「ずっと居ましたよ、部屋に戻るフリして最初からずっと俺らの会話を聞いてたんです」
太宰「だって、明日で最終日だし森さん絶対何か仕掛けてくると思って……後その薬飲まないからね」
森「…君はそんなに探偵社に戻りたいのかい?」
太宰「うん、だって今は探偵社員だからね、私はもうマフィアじゃない」
森「探偵社で人助けなんて君には似合わない、君はマフィアの人だ、数え切れない程の数の人を殺してきただろう?」
太宰「…昔はね、今は殺してない」
森「1人殺ってたじゃないか」
太宰「……はぁ、私をマフィアに連れ戻した所で何も変わらない」
森「そんな事ないさ、太宰くんが居ればマフィアは強くなる、それに君が居れば探偵社を潰せる」
太宰「へぇ、それが目的か、探偵社には手を出させない、もし出そうと考えてるなら私は貴方を殺す(睨)」
森「ほう、なら、やってみたまえ」
中也「なっ…!?首領!?何言ってるんですか!」
森「安心しなさい、私は死なない、それに太宰くんも私を殺すことは出来ない」
太宰「…(銃を出し構える)」
中也「!」
森「君は殺しを辞めたのだろう?」
太宰「…そうだね、私は殺しを辞めた、だから貴方を殺せない、なら……(自分の頭に銃口を向ける)」
森「!?」
中也「!」
太宰「私が居なくなれば済む話だ」
中也「ガシッ(太宰の腕を掴む)」
太宰「…中也離して」
中也「嫌だ」
太宰「どうして?」
中也「てめぇは俺が殺すからだ、勝手に死のうとしてんじゃねぇ」
太宰「…そう言って全然殺してくれないじゃないか」
中也「…」
太宰「…嘘つき」
中也「っ…嗚呼、分かった、なら今殺してやる」
森「え、中也くん?」
太宰「へぇ、ならやって見給えよ」
中也「…首領、少し俺らから離れてくれますか?」
森「?嗚呼…(2人から離れる)」
太宰「何する気…」
中也「少し…(自分の口元を塞ぎポッケに手を突っ込む)」
太宰「?」
中也「眠ってもらうぜ(ニヤッ)」
中也は睡眠スプレーを出し太宰にかけた
太宰「っ!?…ぅ…な…んで…そんな…物持って…る…n…ドサッ(倒れる)」
中也「なんかあった時のために持ってたんだよ」
森「中也くん、太宰くんは!?」
中也「安心してください眠っているだけです」
太宰「スヤ……」
森「ホッ…良かった」
中也「俺は此奴(太宰)を部屋に運んできます
(太宰を担ぎ)」
森「ん、分かった」
中也「失礼します(礼をし、出ていく)」
バタンッ(扉が閉まる)
森「ふぅ…ほんとに殺されるんじゃないかってヒヤヒヤしたよ…(汗)」
森「!」
背後から声が聞こえ振り返った
エリス「ムッ」
森「エリスちゃーん♡
どうしたの〜?なんで怒ってるんだい〜?」
エリス「ダザイにあの薬を飲ますのは辞めなさい!ダザイは嫌がってたでしょ!」
森「う、でも太宰くんはマフィアの方g((」
エリス「だめ!!私の言う事聞かないならリンタロウの事嫌いになる!私此処を出て行くわ
(腕を組みそっぽ向く)」
森「えぇ!?それは困るよぉぉ(泣)
分かった、飲ませない!エリスちゃんの言うこと聞くから許して(泣)」
エリス「ほんと?」
森「うん(泣)」
エリス「嘘だったら許さないから」
森「ほんとだよ、私が嘘をついた事があるかい?」
エリス「…ないわね、、分かった、リンタロウを信じるわ」
森「エリスちゃぁぁんありがとぉぉ(泣)
(抱きつく)」
エリス「くっつかないでよ(離そうとする)」
━━━━━━━━━━━━━━━
ー 太宰の部屋 ー
中也「ドサッ(太宰をベットに寝かせる)」
太宰「…ス‐…ス-…」
中也「俺のおかげだからな感謝しろよ、てめぇは探偵社に戻ってもらわねぇと困るからな(頬をつつき)」
太宰「…ぅ…ん……」
中也「…チュッ(頬にキスする)
好きだぜ太宰…(小声)」
太宰「…スヤ…」
中也「…俺も部屋戻るか、じゃあな太宰」
ガチャ、バタンッ
中也は部屋を出て行った
太宰「………っ…(起き上がる)
…何それ…寝てる時に言うなんて狡いよ…//
(頬を抑え)
はぁぁ…でもありがと、今回は感謝しといてあげるよ」
ー 続く ー
コメント
9件
もう本当に最高です✨
見て下さりありがとうございます😭 続き待ってて下さいね(*´꒳`*)