首輪

❤️誘ったのはそっちだからね

🩷んにゃ？

それはそうだ　くりくりの可愛い目をして

オレにキスして

会場を沸かせたつもりだろうけど

こっちも沸いたよね

それから

ずっと　さくを視線で追い続けてた

あの曲では散々オレを煽ってきて

もう

みんなの前で襲ってやりたいくらいに妄想がめぐる

❤️さく　責任とれよ

🩷りょーた？

とにかく色っぽい

涼太はさくを舐めてかじって触り尽くす

🩷あっ　や　りょうた

❤️さく　こっち

恥ずかしくて顔を逸らすさくの顎を軽く

こっちに向ける

❤️可愛いから全部見せて？

🩷あっ　あ　ダメぇー

さくはすぐ顔を隠そうとする

オレはそれをさせたくない

可愛いくて仕方ない

名前を呼んで

泣きながら抱きついてくる

🩷りょうた　好き　もっと

譫言のように

涼太を呼ぶ

❤️さく　愛してる

🩷涼太

涼太はさくの肩が冷えないように

そっとシーツをかける

🩷涼太が冷えちゃうよ

❤️ふっ　ありがとう　さく　

2人で入ればあったかいよね

涼太は腕の中でうとうとする

さくを見て

抱きしめてる腕にいっそう力を込めた

さくがいれば

それだけで良いな

赤い首輪は情熱的に人を愛す

桃の首輪は人を虜にして離さない

２人は朝を幸せに迎える