【主視点】
『作法委員会の皆さんいらっしゃいませ〜!!!僕は主!ぬし呼びが嫌なら二代目でいいよ!嫌いなのは球技、勉強。よろしくねぇん★質問どうぞ!』
「二代目は何が得意なんですか?」
『お、いい線つくね綾部喜八郎くん。僕が得意なのは…変装とかかな?化粧、所作、口調、声色、髪型、体型、骨格、無意識な行動から過去などの個人情報まで!1度言われればしっかりそれに沿って出来るよ!』
「後半ら辺から闇を感じました…こんな天女は予習してない……」
『あれ?浦風藤内くんは違う感じの天女を予想して予習してたかもしれないけど、僕は結構ラフな感じだから気にしないでね。視線、所作、息遣い、無意識の行動、話し方、聞き方からなんて、思ってるのかなんて手に取るようにわかるから!嘘ついたり偽るだけ無駄だよwまぁ僕は本気で嘘ついてもバレない自身はあるけど…普段隣にいる奴にはバレバレだからそこら辺は今も勉強中なんだよね』
「カラクリは好きですか?例えば罠とか!」
『あぁ、罠……かぁ…』
「この人罠に掛かりまくりだから意味ないんじゃない?いつも罠にかかって変な声出すし」
あれぇ?僕は純に頼まれて罠の出来を調べるために掛かってただけなのに勘違いされてない??別にいいけど…プライド高いな。この1年生の黒門伝七くん。確かに掛かったと思わせるためにいつもの悲鳴である「イダブァァァァア!!」を出してるけどさぁ……
『変な声って酷くない??れっきとした僕の悲鳴だけど??』
「それは威張れないだろ」
『は?勘違いしてるようだから言うけどさぁ…誰もが他人の人生の脇役であり自分の人生の主役だ。大切な人を守る時、人は自分の限界を越えられる。こんなのも威張れないんなら主役にもなれないし、いつ死ぬかも分からない忍をやるなら……このままじゃ誰かを守れないまま死ぬことになるよ?』
「…ッ」
『僕は……もう僕の仲間は絶対殺させやしないよ。世間はいつもルールや法律を守れないやつはクズ、犯罪者呼ばわりされる……けど!仲間を大切にしない奴はそれ以上のクズだ。もしも僕の世界に戻ってまた犯罪者と言われたとしても仲間だけは傷つけさせない。僕は真のクズになる気はないからね』
「でもッ…」
『天女が気にくわないんでしょ?』
みんなこっちに向かってなんで分かった?という目を向けるけど関係ない。僕は人の心がよく分かるから分かるだけ。態度でもうでてるしw
『僕にとって…真のクズは、気にくわない。気にくわねェんなら……気にくわねェ奴らのままでいいんだよ。無理に取り入らずに居ればいい……じゃ!僕はそろそろ保健委員会の方に行くよ…あそこ嫌なんだけど行くしかないじゃん!』
さて、止めようとしてた6年の作法委員長は無視してさっさとベットもどきの方を終わらせよ〜っと
『ども〜保健委員会の場所はここであってる?僕の事は二代目か主って呼んどいて』
「あってますよ。二代目!」
「スリル〜✨」
「嬉しくなんかねぇからな!」
おっと?ここの2年生の子は303と同じツンデレかな?てゆーか部屋の隅に座り込んでる子…3年生?
『おーい?君は怪我したの?』
「え?僕のこと分かるんですか?✨」
『あれ?これは話しかけては行けないタイプの幽霊だったのかな??』
「いえ、僕って影が薄くて気づかれないんですよ」
『あ、そうだったんだね?結構わかりやすいと思うけどなぁ……例えば…』
「薬草持ってきたよ〜って…主さん!もう来たんですか??遅れてすみません」
『いえいえ、僕が早く来ちゃっだけなんで。保健室は苦手だから早々に退散したくて予定より早足に…』
「そうなんですね!」
「で?例えばってなんですか?」
『うーん…直球で言えば、天井裏に居る大男さんよりはわかりやすいよってこと。』
「よくわかったね」
「雑渡さん!」
「粉もんさん!」
『鶴町伏木蔵くん、この人は?』
「タコヤキドキ忍者の粉もんさんです!」
「タソガレドキ忍者の雑渡昆奈門ね」
『あれま?僕が思い描く忍はもっと多様性があったけど…この世界ではそんな感じなんだね。初代(純)の服が馬子にも衣装、着物に見えてきたよ』
流れるように雑渡昆奈門さんの膝に乗る鶴町伏木蔵くん…両者共に手馴れてやがるぜ!
「なんで保健室が苦手なんですか?」
『ふふ…善法寺伊作くん、世の中には知らない方が幸せな時だってあるさ。ただ、今の質問に関しては君が知らない方が幸せな時だからなんていうか…教えられないことに関しては本当に残念!と思うけど、これは僕だけの問題じゃないから教えられないてゆーか…一言で言えば教えられないけど僕達は本当に拒絶反応がすごいからダメなんだ。信じてくれ。でないとこんなに長くプレゼンした意味が無くなってしまう。嫌だよ?利益もないのにこんな長く話したのにも関わらず君に裏切られるのは。また三代目(303)に引っぱたかれちゃうし!』
「は、はい」
あれ?僕の圧が強めだったからビビっちゃってる??
『流石は保健委員会委員長だね。はなまるあげちゃうよ』
「二代目って怖いものあるんですか?」
『うーん…僕は神様信じるくらいだからなぁ……雑渡昆奈門さんは神様信じます?』
「フルネーム…私は神様は信じないかな」
「逆に二代目はなんで信じるんですかぁ?神様に会ったことあります ?」
『あるよ!』
「どんな人ですか?神様って!」
『僕が信じる神様はね!優しくてかっこよくて好きがいくつもついても全く飽きないし全然つまらなくも無いとっっっっっても僕の存在に欠かせない大事な大事な神様なんだぁ。本当に僕の全身がねじ曲がっても骨が折れても内臓がつぶされても切腹だろうと目に入れても罵倒されても暴力を受けても殺されかけても全く痛くも痒くもないくらい尊敬できる運命神様。 』
「運命の神様なんですか?」
『うん!あのねあのね!運命神様は黒くて人間を依り代にしてて12の星を従えるマイナスの人なんだぁ✨玩具にできると思った人を星の依代にして助けてくれるいい人?なんだよね!強くて人間に失望はしてるけど絶望してる人間に希望を持ってる変な人だけどそれでそれで、えっと…お名前を言ったら殺すって言われてるけどね!とっても大好きなんだぁ……今のなしで。ぜッッッッッッ対に忘れろ。今ここで。』
「「い、今ここで忘れました!」」
『よし、流石保健委員会!君たちにはなまるをあげちゃうよ!』
「「わーい!はなまる貰いましたぁ!」」
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