僕は人の心が読める。
「気になる人がいて…」
「喧嘩しちゃって…」
人の心が読める。だから 間違いないと 、よくクラスメイトに 人の気持ちを 聞かれる事がある 。
ある日のこと 、とある 男が 僕の元にきて
こう頼んだ。
「同じクラスの東倉さんが気になってて …
心 、読んでくれない ?」
僕は二つ返事で 頼みを受けて、東倉 という者と会いに向かった 。
東倉を見つけると、すぐに話しかけに行った。
「この辺でハンカチを落としちゃったんだけど、見てない?」
「そうなの ? 可哀想だね ~ 、探すの手伝ってあげる !」
とても明るい笑顔だった 。
ただ 、心は読めなかった 。
こいつが 何を考えているのか 分からない 。こんなやつ 、初めてみた 。
僕は こいつを 知りたいという 欲に 溺れ、休み時間、見かける度に声を掛けて、他に東倉に気のある奴がいたら すぐに 埋めた 。
ただ、本人の心が読めないため 、僕のことをどう思ってくれているのかは 分からない 。だが 、ここまで話してくれるんだ 。きっと好きなんだろう 。
あと少し 、少しだけ 距離が縮まったら 、告白をするつもりだ 。






