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歩真×光希
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放課後、人気のない教室。
最後の掃除を終えたはずの歩真が、まだ荷物を片付けている。
「……歩真、まだ帰んないの?」
教室の後ろからひょこっと顔を出した光希は、なぜかニヤついていた。
「ん、あとちょっと。ってか光希、なんだその顔。なんか悪だくみしてんの?」
「え、してねぇし。そんな警戒しなくてもいいのに」
そう言いながら、光希はスッと近づいて、歩真の机に手をついた。
顔の距離が、やけに近い。
「な、なに……?」
「……ちょっとイタズラ、していい?」
「いや、意味わかんねぇし。やめとけって、どうせロクなことじゃねぇ――」
その言葉を遮るように、光希の指が歩真の制服の襟元に伸びた。
「な、ちょ、お前……!?」
第一ボタンを外され、喉元が露わになる。
慌てて手を止めようとするが、光希はヒョイと身をかわし、笑う。
「やっぱビビってる。可愛い」
「はあ!? お前……っ、ふざけんな……!」
「ふざけてねぇよ。……イタズラだから、本気じゃないってことで許して?」
そう言いながら、今度はあゆまの耳元に口を寄せる。
吐息がかかるだけで、ゾクリとした感触が背中を走る。
「ねぇ、歩真って、こうされるの苦手?」
「っ……は? 何……んっ」
ふいに、耳たぶを甘く噛まれた。
舌先でなぞられる感覚に、膝が少し震える。
「お、お前マジでやべぇって……やめ――っ」
「やだ。俺のイタズラ、結構気持ちいいんでしょ?」
光希の指は、歩真のシャツの裾にまで伸びている。
冷たい指先が、素肌に触れた瞬間、歩真はビクッと肩を跳ねさせた。
「っ……光希、マジでやめろ……俺……」
「やめてほしいなら、声に出してちゃんと言って」
その表情はイタズラというより、どこか意地悪で、大人びて見えた。
「……言えるなら、な」
教室の扉が閉まり、静寂が戻る。
光希の指先は歩真の肌を撫でながら、完全に“調子に乗っていた”。
「……歩真、反応良すぎて、つい♡」
「あぁ……そりゃ、そろそろキレていいよな、俺」
「え?」
不意に、歩真が椅子を引いて立ち上がった。
そのまま机の後ろにいた光希を、ぐいっと壁際へ押しやる。
「ちょっ、なに、すんなって……っ!」
「いや、もうムリ。限界。今のは完全にやりすぎ。……お前から始めたんだからな?」
耳元で囁くように言われて、光希の心臓が跳ねる。
「な、や、やめ――っ」
「やめねーよ。お仕置きタイム、でしょ?」
歩真の手が光希の腰にまわり、距離がゼロになる。
壁に背中を押しつけられたまま、逃げ道はどこにもない。
「さっき、俺の耳いじってたよな。……お返し」
「や、ん……っ! あっ……あゆまっ……!」
舌で耳の裏を舐められ、ビクビクと震える光希。
ちょっとのイタズラで赤くなってたくせに、自分がされる側になると、声を殺しきれない。
「なに? 弱いとこバレるのは恥ずかしい?」
「っく……ちがっ、う、ぁ……!」
「こんなに声漏れてんのに? ……素直になれよ、光希」
歩真は意地悪に笑って、制服の隙間に指を滑り込ませる。
敏感な場所をなぞるたび、光希の膝ががくりと落ちていく。
「く……っ、もうやだ、やめろ……」
「ダメ。お前が反省するまで、終わんねーから」
そのまま、机の影に隠れるようにして、
声を殺して震える光希に、甘くて厳しい“お仕置き”が始まった――。
おまけあるかも?