この物語はフィクションです。
実在の人物、団体、事件等には一切関係ありません
僕は、スタート地点とプレイヤー選定のシステムについて高梨に説明した。
栗橋側で確認できるデータによれば「条件を満たした者」のスマホを介してスタート地点とプレイヤーが決まる。
今までの事を考えると、僕や栗橋と同じような状況に陥っている人物が複数いる事は確かだろう。
重たく痛む傷は、だいぶと熱を持っているようだ。
熱。
その単語が栗橋の、あのくぐもった声を思い出させる。
本人は風邪をひいたと言っていたが本当かどうかはわからない。
耳障りな声が、何度も何度も記憶の中で繰り返される。
耳障りな声。それは栗橋の声なのか、自分の声なのか、それとも。
そこまで思いいたって僕は首を振った。
自分一人で考えるといつだって思考がループしたり脱線したりする。
ふと視線を高梨に******************
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