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翌日
全校生徒が集まる中
ステージ中央に立つ男性に視線が釘付けとなっている。
とても儚げでありながら美しく、手足が長く高身長でありながら、小顔誰しもが羨み憧れる理想の姿だった。
「HELLO」
ニコリと微笑んで手を振る。
まるで海外から来たスターのように
「こーかんりゅー学生としてきました。ムラカミ-ラウール-マイトです。よろしくおねがいイタシマス」
辿々しくも短めに日本語で挨拶をした。
イメージ通りのアクセントでね。
「もし日本語が話せると知られたら面倒、話し掛けられたくない」
拍手が鳴り響いた。
(拍手喝采を浴びるのは悪い気はしないよね)
思いながら壇上から、ボクは探していた。
会いたくて会いたくてたまらなかった。
ボクの愛おしいお姉様
見つけた
髪色こそ変わっていたものの
面影がある。
見つけてからはずっと視線は釘付け
ステージから早く立ち去りたい
挨拶を終えて集会とやらは終了した。
ボクはステージを降りて、帰る群集を通り抜けて、後を追い掛けた。
扉を通り抜け廊下へ出る。
背が高かったのがこれ程、
利点だとは思わなかった。
見逃さないように視線を追い続け、人がやがて少なくなり、階段を上がる途中の踊り場に、お姉様が差し掛かった瞬間
「待って」
声を掛けた。
振り向いたお姉様が、ボクにはスローモーションのように見えた。
視線が交わり大きな瞳を更に大きくし、ボクに微笑でくれた。
「お姉様覚えてる?ラウールだよ」
「…ラウールってもしかしてラウ!?」
「そうだよ。ラウールだよ」
昔、隣に住んでいた【はとこ】のラウールと偶然の再会だった。
「懐かしいな、あのラウがこんな背が高くなって、ビックリした」
「ボクもお姉様がこんなに美しいなんて思わなかったよ」
「なっ///」
ボクはお姉様が居る踊り場から、3段下がった所に立っておりちょうど目線が合う高さだったのが幸いし、左右頬にキスをした。
「ラウっ」
「キスなんて挨拶なのに、何照れているの?」
「ここは日本なんだからい、ダメなんだって…ば」
言い掛けている途中で、
ボクは口を塞いだ。
誰が居ようと、居ぬまいと、関係ない。
これでもうお姉様はボクの虜
一生ボクを
ボクだけを
愛し続けて
お姉様
唇をそっと離し、瞳を見つめた。
涙を流すお姉様の瞳がとても美しい
「な…何すんだよいきなり」
「つい可愛くて」
「口は挨拶じゃねだろ、ラウこんな事するの嫌なんだけど」
お姉様は怪訝な顔をし、ボクを拒絶した。
何故?
初めてのキスでしょ?
こんなボクにされて嬉しくないの?
「ごめんラウ…」
そして階段を駆け上がって行ってしまった。
「お姉様っ」
後を追ったが見失ってしまい壁に背をもたれて、額に手を付けて顔を覆った。
さらに翌日
昼休みになった頃同じクラスメイトの男が、ボクの机上に1枚の写真をそっと置いた。
ボクは手に取ってその写真を見ると
自動販売機にはしゃいでいるボクの写真だった。
「!!」
あそこには生徒会長以下、居なかったんじゃ…
「こんなにはしゃぐなんて、可愛らしい所あるやん…言っとくけどこれはほんの挨拶変わりや」
ボクは視線を上げキッと睨んだ。
「なぁ話しよか2人で」
ニヤリと笑った。
#🩷受け
みむら
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Nao
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みむら
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コメント
1件
うわぁ〜!第53話、一気に引き込まれたよ😭💕 全校生徒の前でのラウール登場シーン、ビジュアルが鮮明に浮かんでエモすぎた…!!「お姉様」への執着感じる視線とか、再会してすぐの左右の頬にキスとか、もうドキドキが止まらなかったんだけど!? でもお姉様が拒絶して逃げちゃうシーン、切なすぎて胸がギュッてなったよ…最後に写真をネタに話そうって同級生、何者なん!?続きが気になりすぎて今夜眠れないレベルだよ〜!!🌸