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#現代ダンジョン
夜鐘
997
にこ
39
37
忘却神話本編
*はじめはまだおもていなかったんだ
出逢いはいくどもありけど‥…
徐々に逢ううちに
うらに秘める目尻笑みにこころうばわれた
わたしてほんとに信ようないんだ…
待って‥…真之くん
ありがと‥ちゃんとした服着てきてくださいよ
そっかわたしで悩んでんだ…
どう想うあの方は‥…
わたしに居ているんだよ、‥
している…けど… 知らないふりした‥
ほんとしんようないんだ…
網掛けのマフラーが
だれにほほえむか…と
頬がにじむ‥…
凄い‥…凄くありがと‥
あの方は‥…だれ‥
諏訪さん…
‥…そんなに
似ているのか ‥…
そうだな‥…
涙が止まらなくなる
誰だ…
‥…わたしは忘却の神ラー
‥…きみの記憶は‥…忘却に刻まれ‥
あの日‥…きみを
呼び止める、彼女に‥…ぼくは
きずきもしなかったんだ…‥‥
ラー‥…なぜ彼から記憶を
失くすのですか‥…
彼は偉業をなしし…存 在
こんな事で彼をなくしたくない…
なんだこのちからは
遂に目覚めよるか‥…
まさか‥…真之くん
神々のご加護を受けし… 血脈か‥
あえて名を問うなら‥
‥東照‥…
貴殿らに泰明を呼び起こす‥ 君なり
コメント
1件
寺島あおいです、読みました📖 第1話、詩のような文体がとても印象的でした。「網掛けのマフラーが誰にほほえむか」という一文に、見えないものを見つめているような切なさが詰まっていて、好きです。それから「わたしで悩んでんだ」という気づきのシーンも、二人の距離感がぎゅっと伝わるようでした。これから“記憶”と“忘れ”がどう絡んでいくのか、気になります。