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「確か、そんな感じでiо達はここ、日本に来たんね」
まだ、iоの膝の上に頭を乗っけてスースー寝息を立ててる独を愛おしそうに見つめながら又、回想を始めるんね。
日本国でイタリー様は職に付いたんね。そこでサボリをしたら何時もすんごい怖い独華っていう名前で、イタリー様は独って呼んでたんね。その人がすんごく怖いっていつも言ってたんね。
そうして、愛にも一回だけ再会したんね。
イタリー様の働いてる会社の近くの公園、此処は、よく姉さんと遊びに行ってた所に似てて、落ち着くけど、ちょっと寂しいんね。
ツツジの木の近くに、姉さんとよく探しに回った四つ葉のクローバーが有ったんね。
それでかな。姉さんの事を思い出しちゃって、涙がとめどなく溢れていたんね。
体育座りをして、ちっちゃくなって泣いてたら人が来たんね。
「居た。どうしたんだ?嬢ちゃん」
その人はiоの前に座って声をかけてきたんね。その声が、ちょっと男っぽくって、でも、女の子みたいなちょっとだけ高い声、何となくだけど、姉さんの声に似てる気がしたんね。全然似てるはずないのに。