さぶ郎とJD
━━━━━━━━━━━━━━━
注意書き
この作品は主(金平糖)の妄想純度100%でお送りします。
本人様方には無関係のため、この話を外部に持ち出すことはおやめ下さい。
BLやnmmnに耐性のない方は閲覧をおやめ下さい
━━━━━━━━━━━━━━━
さぶ郎▶︎sb、JD▶︎jd、パティ▶︎pty
ジョシュア▶︎joa
無線▶︎『』、会話▶︎「」
━━━━━━━━━━━━━━━
U FOR U
黒い人達が運営している店だが、可愛い商品が多く白黒問わず人が集まるお店
今日は特に人が多くカウンター席、ソファ席共に埋まっている
sb「ご飯買いにきましたぁ」
騒がしい店内に響く大きい、でもふわふわと語尾が溶けていくような緩い喋り方
(あ、さぶ郎さんだ)
先に奥の席でご飯を食べていたJDが振り向く
カウンター横で注文をして座れる所を探して見渡すさぶ郎さんは、席が埋まっているのを見て少ししょんぼりしたような顔をする
今日は1人、868はみんなまだ起きてないから暇で朝ご飯を食べに来ただけ
ソファ席に座って1人で好物のオムライスを頬張っていたけど、この席なら2人で座れるだろうと目が合ったさぶ郎さんに手招きをする
sb「JDさんだぁ、おはよーございます。どーしましたぁ?」
jd「他に席空いて無いから、良かったら隣どうぞ」
sb「えぇ!!?いいの?狭くないですか?」
jd「さぶ郎さんがいいなら」
sb「やったぁ!ありがとぉ🎶」
少し横にズレればとすっと座るさぶ郎さん
並んで座ると思う
自分と比べて本当に小さくて華奢
自分の周りに女性が少ないのもあるかもしれないが、こう小さいと心配だ
こんなに小さくても警察として立派に頑張っているの見ると頑張ってるんだなぁと親のような気持ちになる
sb「JDさんはオムライス?いいね〜」
jd「好きなので、ここのオムライス美味しいんですよ。さぶ郎さんは?」
sb「さぶろーはね!」
さぶ郎さんが嬉しそうに口を開いたところでホカホカと湯気が上がるパンケーキが運ばれてきた
sb「ペティちゃんありがとー!」
pty「いえ〜。それではごゆっくりお過ごしください」
元気なさぶ郎さんと落ち着いた声のペティさんが話しているのを軽く聞き流しながら食べかけのオムライスを頬張る
sb「見て〜!さぶ郎はね、パンケーキ食べに来たんだぁ」
jd「いいですね」
sb「JDさんは甘いもの好きですか?」
jd「好きですよ」
sb「じゃああげる!」
湯気が上がる出来たてのパンケーキ
1口目をフォークに刺してこちらにずいっとくれようとするが流石に申し訳ない気持ちが勝つ
jd「流石に1口目は申し訳ないので自分で食べてください?w」
sb「やだ!」
jd「やだぁ?w」
sb「JDさん優しくしてくれたからさぶ郎もお返し!お口開けて〜」
断りたいが頬に押し付ける気かと思うほど体に見合わない力で強引に口元に運ばれ、仕方がなしに口を開ける
口に入ってきたパンケーキはふわふわで温かくて口の中で溶け広がる優しい甘さ
sb「どぉ?」
jd「ん……美味しいです」
sb「ふふーん🎶でしょ!」
jd「じゃあこっちも食べますか?」
sb「いいのぉ!?さぶ郎オムライスも好き!」
不思議な味のするソースがかかっているところを1口サイズに掬ってさぶ郎さんの口元に運ぶ
jd「美味しいですか?」
sb「うん!!ありがとぉ🎶」
自分の1口分を掬ったからか、さぶ郎さんの小さな口には少し多かったみたいで2口に分けて頬張る
無意識にお互いにあーんし合っていて警察と犯罪者でこれは大丈夫なのかと心配な気持ちはあるが、さぶ郎さんはオムライスも食べれたことで満足したのかパンケーキを口いっぱいに頬張っている
さぶ郎さんが幸せそうに食べるのを見て、心配な気持ちが消え心が暖かくなるのを感じながら残りのオムライスを頬張る
jd「さぶ郎さん」
sb「んー?」
jd「パンケーキのくずついてますよ」
どうやって食べればそこにつくのか
頬についたくずを指で取って自分の口に運ぶ
sb「……ふふっ」
jd「??どうしました?」
sb「JDさん、さぶ郎のお兄ちゃんみたいだねぇ」
あまり言われたことの無い言葉で脳の処理が追いつかず言葉に詰まる
音鳴さんやコウくんには特に、868のメンバーにはクソガキって言われることが多いから嬉しいような複雑な気持ち
jd「お兄ちゃんになりましょうか?」
sb「だめだよぉ、さぶ郎の家族はみんな警察なんだぁ」
jd「じゃあ無理かぁ」
sb「更生したらさぶ郎のお兄ちゃんになってもいいよ」
jd「それはちょっとぉ……」
sb「あはぁw無理かぁ」
緩い会話を続けながらご飯を食べ進め、完食目前のところで無線が入る
joa『JDさんおはよー』
jd『おー!まーくんおはよ、今U FOR Uでさぶ郎さんとご飯食べてるよ』
joa『えぇ?wなんで?w』
jd『なんか、流れで』
joa『デートではない?w』
jd『違うよwまーくんもおいで』
joa『はーい行きまーす』
無線から2分ほど、私服のまーくんが店に入ってきて何か注文している
jd「さぶ郎さん、僕の友達来たんですけどもう少し寄れます?」
sb「んー?もう食べ終わったからさぶ郎帰ろうかな」
joa「さぶ郎さんこんにちは。よければデザートでも一緒にどうですか」
まーくんが3人分のデザートを注文してくれたようで、帰るつもりだったさぶ郎さんが立ってあわあわしている
sb「ジョシュアさんもおはよーございます、さぶ郎席ないから帰ろうかと……」
joa「僕の奢りですので。それにさぶ郎さんならJDさんの膝の間でも十分でしょう?」
まーくんから脚を開くように言われ、その間にさぶ郎さんが座らされる
そしてまーくんは元々さぶ郎さんが座ってた所に座る
さぶ郎さんは最初こそ戸惑ってたものの、その間に届いた注文のケーキに目を奪われている
jd「これ、絵面まずいけど大丈夫……?」
joa「JDさんなら大丈夫でしょ」
sb「わー!ケーキだ!!」
joa「ほら、さぶ郎さんも気にして無さそうだし」
jd「えぇ……気にするの俺だけ……?」
sb「ジョシュアさんありがとぉ!」
joa「いえ、JDさんを構ってくれてたようでありがとうございます」
jd「ちょっとまーくん?」
sb「んはwいい子にしてましたよぉ♪」
jd「ちょっとさぶ郎さんまで……」
結局3人でケーキを平らげ、3人で店を出る
sb「じゃあ、2人とも悪いことはやめてくださいね〜」
jd「僕ら悪いことなんてしませんよぉ」
joa「そうですよ」
sb「じゃあ次捕まえたら詐欺罪つけますね〜」
joa「それはやめてくださーい」
sb「www」
jd「じゃ、さようなら〜」
sb「また一緒にご飯食べてくださぁい」
jd「はいまた〜」
さぶ郎さんがパトカーに乗って本署の方に向かって去っていった
joa「じゃあ、俺らも帰ろうか」
jd「はーい」
joa「ケイン先輩にJDさんがさぶ郎さんとデートしてたって言っとくね」
jd「やめてぇ……」
END
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!