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嫌な予感がする。俺は力の限り全速力で頂上を目指す。
「誰だお前は?」リキト
「女から手を離せ」俺
「風間くん。。。。?」ツグミ
「風間だと。。いつも指揮ばっかりとって表に出てこない腰抜けか」
「ツグミいま助けてやる」
「状況みていっているのか?」
「リキトお前もボスなら人質なんて取らず、タイマンはれよ」
「この女逃すな、後でたっぷり楽しもうぜ」
リキトは部下にツグミを渡しこっちにくる。
マジマジみるとやべーくらいの体格だ。
「こねぇならこっちからいくぜ」
リキトが向かってくる、掴まれたりしなければこっちが有利だ。
大ぶりの右フックをかわしアッパーとみせかけ膝の内側に蹴りを加える。
🦵💥バキ
腰が落ちたところそのまま、右フックをこめかみにぶち当てる。
🤜💥ドン
「てめぇ、ちょろちょろしやがって🔥」
リキトの猛烈なタックルが接近してくる。なんだこのリーチは逃げれねぇ
リキトの腕が腰に巻きつき、締め上げてくる。
💪メキメキ 💪メキメキ
「うぉおおお」まずいこのままだと肋骨が折れる。
肘でリキトの頭を連打する。ドカ💥ドカ💥ドカ💥ドカ💥
「そんなの気かねぇなぁ」💪
さらに締め上げてくる。
💪メキ 💪メキ 💪メキ 😱ボギ
俺はリキトの耳の後ろに思いっきし正拳突きをぶち込む。🤜💥
「うわぁ」あまりの痛みにリキトも腕を外した。
左手で目隠ししてアッパーをぶち込む
🤜💥ドン
リキトが膝をついたところで、回し蹴り🦵💥、さらに踵おとし。🦵💥
リキトはぶっ倒れた。
「はぁはぁはぁ💦」
俺はツグミの元へ向かう。
「待て、まだ終わってねぇ」リキトがゆっくり立ち上がる。
「いゃあああいあやああああ」ツグミ
ツグミが狂ったように叫びだす。あまりの狂乱ぶりにリキトの部下もツグミから離れた。
「ツグミ?」
ツグミの顔はあのツグミではなかった。獣と表現してもおかしくない。
目は吊り上がり、口からは唾液が滴り落ちる。四つん這いで構える。
ツグミが近くにいた、リキトの部下を次々と吹き飛ばす。
ドン💥 ドン💥
「がるるる」
「なんなんだあの女は?」リキト
「俺にもわかんねぇ」
ツバキがリキトに飛びかかり、足に噛み付く。
「ガブっ🩸」
俺は力づくでツグミを引き離すか離れない。近くにあった木の棒でツグミの口をなんとか開け引き離す。
「うわぁああああ」リキトの足から大量の血が流れる。🩸🩸🩸
「俺を見ろ、ツグミ、」
俺は髪をかきあげ束ねる。
ツグミは俺に襲い掛かり右腕でガードをするが、ツグミの鋭い牙が腕にめり込む。💥
「ツグミ、俺だ、風間だ」
俺は何故か涙を流していた。俺の涙がツグミの頬を伝い噛みついている口元へ、噛み付いた顎の力が引いてくる。
ツグミはそのまま気を失うように倒れた。俺はツグミを抱き抱える、息もしているし、脈もある。
そっとツグミを横にする。
俺はリキトの元へ
「何してんだ、、、あんたも腕からかなりの出血があるぞ」
「だまってろ、くそ右腕がうごかねぇ」
俺は動けそうな部下を呼んでリキトの手当てをさせた。
「おーぃ」
アザムやサムが上がって来た。
「何があった」アザム
「後で話すが手当が先だ、リキトは自力じゃ降りれない、みんなで担いでいくぞ。」
「それからツグミが気を失ってる、ツグミも担いで山を降りる」
「おぃ風間、お前の女口に血が🩸」アザム
「ツグミの血じゃない、早く運べ」
俺たちは怪我人を担ぎ山を降りた。
下は下でひどいもんだ、どこの部隊も疲れ切って座り込んでる。
激戦があったあたりに人だかりがある。
ツバキだ、縛り上げられ、服が乱れ、肌が露出してる。
「お前ら、何やってんだ、俺は縛り上げろと言っただけだ。」
ツバキの元へ行き上着を肩にかけ肌を隠す。
「これは戦争だよ、あんた馬鹿じゃない」ツバキ
「何言ってんだ、周りを見てみろ、戦争は終わりだ。」俺
足を引きづりながら、リキトが来る。
「ツバキ、俺たちの負けだ、こいつの頭脳にはかなわねぇ」リキト
「俺たちも何のためにこんなことしてんのか、個人的な恨みも特にないだろ?」俺
「そう言われてみれば、そうだな、俺はツバキに興味あるけどな」リキト
「気色悪い、あんたみたいなゴリラはごめんだよ」ツバキ
「今すぐとは言わねえ、エリアごとに規約を作って和解しねぇか」俺
「あぁ、俺はもうあんたとはやりたくねぇ」
「ツバキはどうだ?」
「一人で戦争してもつまんねぇしなぁ」ツバキ
「同盟組んで、東京でも攻めようぜ」俺
一夜にして3つのエリアは同盟という形で幕を閉じた。
俺はその後も右腕でが思うように動かなくなり、ツグミとや仲間とも距離を置くようになっちまった。
もちろん、ツグミに逢えないのはこの腕のせいだ、あいつが噛みついた自覚があるならこの腕を見てどう思う。自分のした事を責め続けるだろう。
それから10年かかって軽いものを握ったり持ったりすることはできるようにリハビリをしたが、そこまでが限界だった。
🌟次回予告🌟13年ぶりにツグミに会うことになる。果たして今のツグミは。。。
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