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こちらは爆/上戦隊の青をイメージした独白小説です
イメージだけで明確な名前は出ないので合いそうなキャラで妄想とかご自由にどうぞ
キャラをあてはめずにそのまま読むのでももちろんOK
出会わずともよかった。
孤独なままでも、生きて行けたはずだから。
むしろ、そのほうがよかったのかもしれない。
死ぬ気で身に着けたその技術で、命がけながらも未来の見えている生活のままのほうが。
だけどそれは、幸福ではないことを俺はもう知っている。
そして今は俺には似つかわしくないほど幸せだということも、もう知っている。
出会えたこと、手を引かれたこと、仲間ができたこと。
そのどれもがたまらなく幸福な理由で、死を恐れてしまう原因。
でも離れたいとも思わない。
どうせ離れたところで、元に戻るには恐ろしいほどの時間がかかる。
嫌、もしかしたら戻れないまま死ぬかもしれない。
なら、いっそぬるま湯に浸かったままでいよう。
その結果死んだとして、恐怖と仲間に囲まれて死ぬのは、きっとそれすら幸福だから。
恐怖は、俺にとっていらない感情。
それは、今も昔も変わらない思い。
だけど、それでも手放したくない感情だから。
何もない俺に、彼が、彼らが与えてくれたものの一つだから。
生涯抱えて生きていく。
あの頃のように、死んだように心臓を動かすのではなく。
「生きて」いく。
だって、彼らの悲しむ顔は、もう見たくないから。
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