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???「なぁ……雨花……」???「うん」
ここは、生徒会室。「雨花」は、「瑠璃人」のお話に付き合っていた。
瑠璃人「橙がな〜今日も一段と可愛くてなぁ〜」
雨花「うん」
瑠璃人「あいつ本当に真面目に授業聴いてるんだぜ〜」
雨花「うん」
瑠璃人「しかもいい匂いもするしさ!」
雨花「うん」
瑠璃人「……なぁ聴いてるのか?」
雨花「あぁ回弁地太郎は、アルティメットスーパーエネルギッシュ号に変わるべきだと想う」
瑠璃人「ぜんっぜん聴いてねぇなぁ!!しかもトイレのマスコットの話なんて一切してねぇよ!!」
雨花「まぁ瑠璃くんのうんこが回弁地太郎になることを祈ってるから!」
瑠璃人「何の話だ!!」
雨花は、ずっとスマホをいじっているせいで瑠璃人の話をきこうとしていない。
瑠璃人「なぁなぁ!オレの話聴いてくれよ〜」
雨花「あうあうあうあうわぁわぁわぁわぁ」
瑠璃人は雨花を揺らす。
瑠璃人「お前くらいしか橙の惚気話聴いてくれる人いないんだぜ?」
雨花「橙ちゃんが優しくて素敵な人っていうのはもう充分聴いてるから」
瑠璃人「まだ言い足りねぇ!!」
雨花「左様で」
瑠璃人「橙はな……」
???「雨花さん、瑠璃人さん、こんにちは」
雨花「おぉ!天の恵がぁ!!!!」
雨花は正座すると、上半身を上下に上げたり下げたりする。
「橙」は何の話かよく分かっていないようだった。
橙「お二人共何の話をなさってたんですか?」
瑠璃人「いやぁ別に別にそんな大した話じゃねぇよ?ふぃーふーふー」
雨花「そんな態度と口笛じゃ余計怪しまれるとおもうけど……(ボソッ)」
橙「そうですか?まぁいいです。早く桃時さんたちを待ちましょう。仕事を終わらせなくては。」
雨花「うぃー」
瑠璃人「なぁ橙〜今日一緒に帰らね?」
橙「えぇ良いですよ」
瑠璃人「よしっ」
橙「雨花さんも一緒に帰ります?」
雨花「ん?わたしは今日は早く帰らなくちゃいけないんだ〜ごめんね?」
橙「そうなんですね。分かりました」
雨花と瑠璃人はアイコンタクトする。
雨花「(これで良い?)」
瑠璃人「(ありがとう!!)」
こうして、橙、瑠璃人は一緒に帰ることになった。
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橙「では、帰りますか」
瑠璃人「そうだな」
桃時、兎白も察して橙、瑠璃人との帰宅を拒否した。(兎白は桃時にアイコンタクトされて)
橙、瑠璃人は夕空色に身を染める。
橙「瑠璃人さんは、今日はお夕飯何か食べるんですか?」
瑠璃人「おう!確か今日はステーキだったな」
橙「とても高そうなお夕飯ですね」
瑠璃人「実はさ。あんまりオレご飯の時間好きじゃねぇんだよな……」
橙「どうしてか聴いても良いですか?」
瑠璃人「何か堅苦しいというか真面目にならなきゃって言う意識を強くしないといけないから嫌いなんだよな。ご飯の時間。」
橙「それは分かる気がします」
瑠璃人「そうなのか?」
橙「糸をピンと張った状態を保ち続けろと言われるようで、すごく苦しい。私も経験したことがあるので」
瑠璃人「オレは絶対自分の子供が産まれたらこんな想いはさせん!ふっふっふっ!……それに……」
橙「?」
瑠璃人「奥さんのことも大切にするよ。オレ」
口を尖らせて、恥ずかしいのを誤魔化す瑠璃人。
橙「!、ふふっ、その奥さんは幸せ者ですね」
瑠璃人「おうよ!それはもう大切にするし、子供だって絶対守るし……」
ぎゅ
瑠璃人「!」
橙「////」
橙は瑠璃人の手を繋いだ。
瑠璃人「へへっ。また一緒に帰ろうな」
橙「はい」
こうして、二人は手を繋いで、帰路に着いた。
今回出番なし
桃時「これでまだ付き合ってないの?」
兎白「俺たちの付き合いだした頃のようだな」