これはサンダーたちが闇堕ちした世界線の物語です。闇がとにかく深いので、闇が深いのが苦手な方はあんまり見ないでね。
【リーフ】「ライちゃん…ご飯だよ〜!ほら!食べないと、ダークたちに怒られちゃうよ!ねぇ!食べようよ!」
【サンダー】「…。」
【リーフ】「ほら!食べなよ!美味しいよ!ほら!ほら!大丈夫だから!」
【サンダー】「嫌だ。」
【リーフ】「…。」
【リーフ】「いい加減にしてくれる?ねぇ…ライちゃん。俺…ライちゃんのためにこんなに尽くしてるのに…。」
【サンダー】「知らねえよ…。」
【リーフ】「知らねえよじゃねえよ。これでも優しくしてるほうなんだぞ。なぁ?もっと俺を好きになってよ。」
【サンダー】「うるせぇ…俺の気持ちなんて分からないくせに…!出てけよ…!」
【リーフ】「はぁ…分かった…。」
僕はリーフ。本名は風神 樹(カゼカミ イツキ)。 今話していた男の子はサンダー。僕の大切な友達だ。
昔はお互い平凡な高校生だったけど、ある時から疲れ果ててしまい、今はこんなに歪んだ関係になってしまった。
【リーフ】「僕はサンダーを守ろうとしてるだけなのになぁ…。ついに嫌われてしまったのかな〜♪あははぁ〜♪」
だが僕はこれからもこんな関係が続いても良いと思っている。すべて彼の思い通りにしてあげよう。彼が「○にたい」と言うなら自由に○に方も選ばせて、僕がすべて実行しよう。
【ファイア】「おい。」
【リーフ】「ん?おやおや〜♪これはファイアくんではないか〜♪」
【ファイア】「オマエ…ホントにこれでいいのかよ…。」
【リーフ】「急にどうしたの?これでいいんだよ。君には関係ないでしょ。僕はこれから仕事に行ってくるよ。」
【ファイア】「仕事という名の犯罪だろ。いい加減やめろよ。俺は…こんなの…。」
【リーフ】「今更泣き喚くつもりかい?悪魔らしくないね。悪魔なら本能に従って、ヘラヘラしてればいいのに。」
【ファイア】「だって…オマエ…。オマエだって…こんなの望んでなかったはずだぞ…。俺だって…ずっと普通に生きていきたかったのに…。」
【リーフ】「ならば僕を恨めばいい。君たちにいくら恨まれようが…嫌われようが…僕は別にいいさ。それじゃあね。」
【ファイア】「…。」
いいよ。君たちに恨まれても。だって僕はみんなを守るために、[ワルイヒト]になったんだよ?
だからどうでもいい。今なら怖いものなんてない気がする。
〜路地裏〜
【男1】「ごめんなさい…もうやめてください…。俺が悪かったから…謝るから…なんでもするから…。」
【リーフ】「そっかそっかぁ…なんでもする…ねぇ…。」
必死に命乞いをしている…ということは…[この先も俺は余裕で生きてゆける]と当たり前のように思っていたのか…。なんと愚かだ。まぁ…僕が言えるようなことでもないだろうけど…。
【リーフ】「もういいや。さっさと○んでくださいな。」
【男1】「嫌だ!嫌だっ!いやだぁ”!いやだぁ”ぁ”ぁぁぁぁ…。」
ライちゃんはずっとこんなことしてたのか…。今までツラかったね…。弟たちのためにここまでして…。これからは僕が罪を被ってあげるからね…だから安心してね…ライちゃん…。
これからは僕が悪役になるよ。そのためなら、俺はなんだってするよ。だから笑ってよ…ライちゃん…。僕は完全悪ではないけれど、それでも愛してくれる?悪くてカッコよかった…本物の正義の味方…。
これからのことは…僕に任せて…ライちゃん…。
【サンダー】「…。」
【サンダー】「いい加減にしてって言いたいのはコッチのほうだよ…。」
こんなの全く望んでないって…いい加減理解してよ…リーフ…。
[キャラ設定的なもの]
【サンダー】
リーフから守られてばっかりになってしまったと同時に、自由をほぼ奪われてしまった哀しき英雄。自分のせいでリーフが狂ってしまったことを、ずっと気にしている。
【リーフ】
サンダーを絶対に守る男の子。サンダーがツラそうにしてるところを見て、一気に狂ってしまった。サンダーたちが自分のことを気にしていることは、実は知っている。だがわざと知らんぷりをしている。
【ファイア】
サンダーとリーフのことをいつも気にしている優しい男の子。2人とは友達のままで居たいので、2人にはあまり文句を言わないようにしようとしているが、やっぱり2人のために言ってしまう。