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スタート
杏「んぅ…ねむい」
北「…おんぶしたるから、少しだけ寝とき」
杏「い、いいよ。重いし…」
北「重いわけ無いやろ…重かったら角名は速攻降ろしとったと思うで?」
杏「え…?」
北「ん?」
杏「いや、今なんて言った?」
北「重かったら角名ならすぐ降ろすって言った」
杏「いやいや、杏の体重32kgだよ?」
北「え、ちゃんと食ってるんか?」
杏「食べてない…だって、食欲わかないんだもん」
北「無理矢理にでも食わせようとしよか?」
杏「え、?」
その頃…
侑「流石に遅すぎんか?」
角名「確かにね。雑談でもしてるんじゃない?」
治「ありえそう…足音せぇへんか?」
角名「そう?」
侑「確かに、足音聞こえんな」
黒尾「あ、どーも。稲荷崎の皆さん。主将さんって今どちらにいますかぁ?」
角名「..杏と一緒に裏で話に行ってますよ」
研磨「クロ..疲れた。ゲームしてもいい?」
黒尾(裏に行こうとする)
夜久「..黒尾待っとこうぜ」
黒尾「えぇ~」
夜久「あ?」
北「..あ、音駒の皆さんこんにちは」
杏「あ、研磨!」
研磨「杏だ」
杏「やっほ~!」
研磨「やほ」
黒尾「俺は空気なんですか?研磨さん」
研磨「クロが勝手に空気になってるだけじゃん」
杏「あ、音駒の主将さんだ~!」
黒尾「お嬢さんこんにちは」
杏「こんにちは~!」
研磨「ゲームしよ」
杏「あの、なんてお呼びすればよろしいですか?」
黒尾「あ、俺?」
杏「はい」
黒尾「ん~、そうだなぁ。クロって呼んでくれたら嬉しいかな」
杏「クロですか..?」
黒尾「うん。そうそう。てか、敬語外してもらって大丈夫だよ~」
杏「わかった~!」
夜久「黒尾、稲荷崎の主将が呼んでんぞ」
杏「あ、ナンパされてたときと捻挫したときに助けてくれた音駒のリベロさんだ!」
夜久「あ、どうも。」
杏「こんにちは!」
夜久「なんて呼べばいいすか?」
杏「あ、杏でいいですよ」
夜久「わかりました。」
杏「あの、なんて呼べばいいですか?(クロはやっくんって呼んでるからそう呼びたいけど迷惑かもだから…)」
夜久「ん~、好きなように呼んでくれ」
杏「じゃ、じゃぁ、やっくんって呼ぶ!」
夜久「おう!」