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最終章「最後の防衛線」
破壊神シヴァとの戦い。
古流斬と傲慢は一度距離を取る。
二人とも息は乱れ、全身傷だらけだった。
傲慢は苦笑する。
「……二人で来て正解だったな。」
古流斬も頷く。
「ああ。」
「一人だったら、今頃終わってた。」
傲慢はシヴァを見つめながら続ける。
「応援を呼ぶとしても……。」
「まともに戦えるのは限られる。」
少し考え、小さく呟く。
「防衛軍なら。」
「ケイトくらいか。」
古流斬は頷いた。
「あいつなら光で防御できる。」
「シヴァの破壊にも、ある程度は耐えられるかもしれねぇ。」
傲慢は苦笑する。
「だが、それでも厳しい。」
「ケイト一人増えた程度で劇的に変わる相手じゃない。」
古流斬は静かに刀を握り直した。
「だから俺たちが前に立つ。」
傲慢も剣を構える。
「ああ。」
「理想と曖昧。」
「この二つだから、まだ耐えられている。」
少しの沈黙。
傲慢は真剣な表情で言った。
「正直に言う。」
「俺たちがやられたら終わる。」
古流斬も静かに頷く。
「後ろの奴らは。」
「瞬殺だ。」
「ケイトも。」
「ラントも。」
「他の防衛軍も。」
「地獄番人も。」
「戦う前に消される可能性が高い。」
傲慢はシヴァから目を離さず呟く。
「つまり。」
「俺たち二人が、最後の防衛線だ。」
古流斬は不敵に笑う。
「だったら。」
「負けられねぇな。」
傲慢も笑みを浮かべる。
「ああ。」
「世界全部を背負うなんて性に合わん。」
「だが今回は仕方ない。」
二人は再び並んで立つ。
その背中には。
現世。
地獄。
天界。
三つの世界すべてがあった。
二人は一歩踏み出す。
「行くぞ。」
「おう。」
世界最強の二人は、最後の防衛線として再び破壊神シヴァへ向かっていった。
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#バイオハザード
#衝撃のラスト
山根利広
300
しらなみ
60
コメント
1件
あおいです🌷 第202話、読ませていただきました。 「世界全部を背負うなんて性に合わん。だが今回は仕方ない」——この台詞、すごく好きです。傲慢さんの不器用な覚悟がにじんでて。背中に三つの世界を背負って立つ二人の構図が、シンプルな会話だけで鮮やかに浮かびました。「後ろの奴らは瞬殺だ」の現実的な諦めと、それでも前に立つ決意の温度差が、胸に響きます。次が気になります…!