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断れるわけがなかった
ひかりは顔を真っ赤にしたまま
こくりと小さく頷く
すると透は
嬉しそうに「んふふ」と笑った
そのまま
じりじりと距離を詰めてくる
体温が伝わるくらい近い
「っ……///」
透がじーっと見つめてくる
「ひかりまた赤い」
「だ、だって……!」
「かわいいね」ニコッ
「〜〜〜っ!!!///」
透は不思議そうに顔を傾けてくる
「ぼくなんか変なこと言った?」
「言ったよ……!///」
「んー?」
透はまだよく分かっていない顔だった
でも前より少しだけ違う気がする
私を見る目がどこか嬉しそうで柔らかい
すると透が
そっとひかりの手に触れた
「……あ」
指先が絡む
前に手を繋いだ時とは違う
“好き”を伝えられた後だから
たったそれだけで胸がいっぱいになる
「ひかり」
「……な、なに」
「ぼく、ひかりのこと好きなんだね」
確認するみたいに聞いてくる
「う、うん……///?」
「そっかぁ//えへへっ/」
透は少し照れたみたいに笑った
(え、今と、透が照れた!?)
いつもマイペースで
あんまり表情変わらない透が
ほんの少し恥ずかしそうにしている
いやもうかわいすぎる
「ひかりもぼくのこと好き?」
「っ……!?///」
期待してるみたいな顔で真っ直ぐ見つめてくる
「……す、好きだょ///」
小さく答える
「んふふ/」
「なんかうれしいー」
透は繋いだ手を
ぎゅっと握り直した
「わ、私も……///」
「っ///」
さらっと返されて
ひかりはまた真っ赤になる
透はその反応を見るたび楽しそうだった
「ひかりっていっぱい赤くなるね」
「透が無自覚すぎるの!」
「でも今はわかってるよ?」
「え///」
透は少しだけ身を乗り出した
近い
吐息がかかりそうなくらい近い
「ぼくひかりのこと好きだから」
そう言いながら恋人繋ぎをしてくる
「〜〜〜っ……!!!///」
だめだ幸せすぎて頭がおかしくなる
ひかりが完全に固まっていると
透はまた首を傾げた
「……ひかり?」
「///」
「?」
すると
こてん
透がひかりの肩に頭を乗せてきた
「と、透!?」
「なんか安心するー」
好きな子に寄りかかられている
しかも両想い
夢みたいだった
ひかりは恐る恐る
透の頭に手を乗せる
柔らかい髪
撫でると透が気持ちよさそうに目を細めた
「……ねこみたい」
「ねこー?」
「うんかわいい」
すると透は
「じゃあひかりのねこになる」
なんて
とんでもないことを言った
私は数秒固まってしまったすると
透が抱きしめてきた
「と、透!!!?」
窓の外では
夕焼けがゆっくり赤く染まっていた
二人の距離は
もう幼なじみの頃には戻れないくらい
近くなっていた