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ぐるちゃん、……はよ、起きて?
最後の最後までお前のこと、………、
///////////だった。
夜に起きて、髪を整えて眼鏡をかける。
総統と言う威厳を大切に、…己の正義を全うする
ベッドを整え、カーテンを開ける
空の色は、とても儚かった。
あぁ、なんと言うか、…青色というよりかはまるで藍色であるかのようだった。
『…藍色か…、そういえば藍色の瞳を持つものが…居たような…』
誰かの色なのだ、…誰かの…、だけど、その色は何処を見てもいなかった
橙色…チーノ
藤色…ショッピ
蒸栗色…エーミール
白藍色…しんぺい神
若緑色…ゾム
桃色…ロボロ
菜の花色…シャオロン
本紫色…兄さん
水色…コネシマ
胡粉色…ひとらんらん
紅赤色…トントン
緑青色…オスマン
暗黒色…グルッペン
藍色…??
藍色だけ、分からないんだ、…部下にも藍色は居ない
じゃあ、あの藍色は、?
なぜ私が見た事がある?何故…?
___ぐるちゃん____
…、…あぁ、やって笑ってくれた彼奴のなまえは、…?
なんで俺の記憶の中にいる?どうして?…何故だ__もう、会うことはないよ___
__大っ嫌いだお前のこと____
…待って、待ってくれ、…俺は、…俺はお前を、…
なんで、…まて、…いかないでくれ、…
手を伸ばしても、その後ろをつかもうとしても、あいつは止まることを知らなかった
震える手で、彼奴をつかもうとした…、
___まってる、…まってるから、…”__…
…お前は今もなお、…あの場所に囚われているのか?
__まだかな、…ぐるちゃん___
あの日、…あの、空が綺麗だったあの日…、
お前は、……
___まって、…ぼくをおいていかんで____
お前が生まれた日、…俺は、…
_____…約束…したから、…まっとるよ____
待ってて…、お願い…だから、…そこで、…
直ぐにそっちに、…
____だいっきらい_____
あ、…待ってくれ…、行かないでくれ、…
目が覚める、…夢を見ていたらしい…。
…、あぁ、…これは、…悪夢とも言い難い、
それはなんとも、…
…彼奴の…名は、?
幹部たちならば、知っているかもしれない
幹部たちにきくか、…
俺は、走って、…幹部たちの元へ行った
その時、廊下からふわり、…ミルクティーの匂いが俺を包み込んだ
『…エーミールか、おや、ゾムも居るのか?』
緑色のフードがちょこり、こちらを見つめた
「グルッペン、…ほら、走ったら駄目じゃないですか、…もう、…あの人にぶつかったらどうするつもりですか?」
「ほんまやぞぉ!?」
『…あの人、?』
「……、早く、あの人の元に行ってあげてください…ずっと、…あそこで待っていますよ」
「…、」
『…どんな、…人なんだ?』
だいぶ何かを我慢しているような顔をする
「…、馬鹿な…人ですよ、………、あの人はッ!皆に頼っていれば良いものをッ!!!自分だけで解決しようとしてッ!!!!」
『…エーミール、?』
「…取り乱しましたね、…すいません、」
「…優しい人ですよ」
「…屑やな、…あいつは、…後ご飯が上手い」
『…そうか、…ではその人の名前は、?』
「…少し用事が出来たので、それでは」
「んじゃ、グルッペンもはよ来いよ〜?」
『あ、おい!エーミール!?ゾムっ!?』
ミルクティーの匂いがする彼とフードの彼は、直ぐにどこかに行ってしまった…、
廊下を歩いていると、
前から、バニラの香りの藤色と橙色の瞳を持った2人組がくる
shp「グルッペンさん、…」
ci「あ、グルッペンさんやないですか!」
『あぁ、…ちょうど良い…、聞きたいことがあってな、…』
shp「聞きたいこと…ですか?」
『あぁ、…藍色の彼を知らないか?』
shp「…、兄さんの事、、?」
c「んな、事グルッペンさんがよく分かってるんちゃいますか?」
shp「…チーノ、…」
ci「…、そや、…記憶が無いんやったな…、」
少し辛そうな、何かを我慢している顔をこちらに向けて、
ci「…、馬鹿で、アホで屑な…どこか、優しい奴…、」
shp「…、俺らの兄さんでした、…」
『…、見た目の特徴…とか、』
shp「…、暗い目の、…だけどどこか、光を持った…、夜空のような瞳を持った人でした」
ci「…グルッペンさん、…そろそろ、…俺ら、用事が出来たんで失礼します」
『あ、ちょっと待てッ、』
そのまま直ぐに行ってしまった…、
『はぁ、……、』
本紫色のマフラーを風に靡かせながら歩く人影、
『…兄さん、?』
「…グルッペン、?」
「……お前まだここに居たんか…、」
「はよ、あっちいった方がええんちゃうか?」
sn「ちょ、兄さん早いって…、あれ、?グルッペン?」
『…あっちと言うのは、?』
sn「…、あー、そーいう事かぁ…、」
「彼奴も、ずっとグルッペンのこと待ってるんやから、…はよ行ってやればええんに」
『…、だから、お前らが言う…彼奴ってッ!』
「「良い奴…やな、」」
「キャスターとか、そこらの煙草吸ってて良く話盛り上がっとたな…、」
sn「…煙草あんま吸いすぎ無いでね〜って言っとるんやけど…聞いてくれへんのよなぁ…、」
『…そいつの名前は?』
ni「んー、それはまだ言えないなぁ…、自分で思い出せや」
sn「見た目の特徴だけなら、教えるよ」
ni「…、彼奴は、…深海に浮かんだ海月のような瞳をしていて、気だるげで、__って言うのが1番似合ってるな、…」
__ってなんて言った、、?
『…兄さん、今なんて、?』
「んじゃ、俺ら用事あるから、」
なんて2人は言って消えていった
『…、藍色は、…本当に…誰なんだ?』
その呟きは、暗い廊下に消えていった
ht「グルッペン、?」
os「お、!?グルッペンじゃーん!?」
黒髪の彼と、茶色の髪の緑青色の目をもった2人にあった
『オスマンと、ひとらん…』
「あ、聞いたんやけどさ、…藍色の彼奴についてしらべとんの?」
『あぁ、そう…だな、』
「俺らからいい事教えてあげるめぅ〜!」
「…___ちゃんは、悲しがり屋、はやく、彼奴のとこ言ってやりな」
『…、あぁ、そのつもりだ』
分からないけれど、早く行かなきゃ行けない気がしたから、…あそこであいつが、まってくるんだ…
sha「お、!グルッペンやーん、?」
rbr「グルッペンやんか、」
茶髪の菜の花色の瞳を持つ彼と、桃色の瞳を持つかれがこちらに近づいてきた
『…、あぁ、ちょうど良い…、聞きたい事があってな』
rbr「ん、?あー、知っとるよ」
「…なんやったっけ?」
rbr「んふ、w…シャオロンお前は忘れすぎや」
rbr「あー、えっとなぁ、…」
rbr「藍色のアイツについて、…やろ?」
『あぁ、そうだ』
rbr「んー、彼奴はなぁ、…パソコンが得意で、演技も得意やったな…、んで、いっっっつも女口説いとった」
「ほーんま、その癖、たまに自己犠牲になったりして、…面倒臭い奴やで…あいつは」
『…、そんな奴…なのか、…なら、そいつと俺の関係は…?俺はきっと、…そいつと…話したことがあったはず、…なんだ』
rbr「ぁー、…そやなぁ、…」
sha「戦友とか、んなんちゃうくて、…だからと言って部下と上司って関係にも見えへんかったし、…悪友ちゃう?」
『…悪友…、』
rbr「…俺ら、直ぐ行かなあかんからさ、…」
sha「んじゃ、行くわぁ…、」
sha「…、あ、…グルッペン」
『…なんだ?』
sha「手遅れになる前にはよ行ったれ」
sha「…米良さん…、」
『…シャオロン?』
sha「何でもないわ!!、はよ行け!!」
暫く進んでいると、目の前に、
水色の瞳をキラキラと光らせているかれがいた
「グルッペン、…来たんか」
『…あぁ、』
「…どうせ、彼奴の事聞きに来たんやろ?」
「…、彼奴は俺の相棒や、」
「面白くて、綺麗で、優しくて、クズで、馬鹿で、人を頼るって事を知らんくて、ただの馬鹿やねん、」
「…、俺が語る話を聞くそんなことより、はよ行け、」
『…、コネシマありがとう』
コネシマは直ぐに俺から離れて行った
あぁ、彼とどんな話をしたか、笑いあったか、彼のスーツ姿、…それは分かるだ
だけど、名前と顔が分からない
お前は、一体誰なんだ?なぁ、…
「珍しく迷っとるようやなぁ、グルさん」
声が聞こえる方に目をやると、
『トン氏』
「彼奴のとこ、行きたいんやろ?」
「はよ行ってやり、」
『…何処に行けばいい、…?』
「…、そこの道を真っ直ぐや、…彼奴はずっとお前を待っとるよ」
「…、俺、先いって待っとるわ」
『…あぁ、』
トン氏はそう言って目の前からすぐに立ち去った
廊下を進むと、目の前に扉が出てくる
…重病等患者室…か、
キィィィィ、…大きな音を立てて、ドアが開かれた
病室の中には、ベットがあって、
誰かが眠っていた
光の加減で全然顔が見えなく、近づくと、…
『…は、?…なん、…?』
自分の体が横たわっていた
隣には、…藍色の瞳の彼がいた…、
『…鬱?』
あぁ、そうだ、…此奴の名前は、『鬱』…なんで忘れていた?
大事な仲間なのに、…会いに行かなきゃ行けない存在なのに、…
あぁ、全て思い出した
あの日、藍色の夜空が俺らを包み込んで、星達が我々を照らした
そんな、…綺麗な夜空の日、…
私は、…俺は、…
『あ”ー、月見に行きたいゾォ、…』
そんな我儘を行って幹部たちを連れ出して、お月見という名の鬱の誕生日会やって、
笑って、…、どんちゃん騒ぎしていた、
でも、…そんな時、…鬱に向かって、…銃段が放たれた
鬱とマジかで喋っていた、俺は…運良くいち早く気づいた
剣で弾く、なんて時間は、無くて…、
『…しょうが…ないか、…』
総統という立場なら
許されることなど無い行為
だけど、…こいつの友人としてならば、…
許される行為…、
鬱の前に立ちはだかって、…
…友を守るために死ねるならば、それは本望であろう…、
ある時、自分は語った…、
生きているのなら、神様にだって勝てると
ある時、自分は語った…、
2倍の数には勝てないと
…今回は、後者だろうな、…w
なんて、思っていると、
目の前はスローモーションに感じる、
これが俗に言う、…自分が死ぬと分かった時とかにあるスローモーションだと言うのか?
あぁ、…面白い…、
バンッ、自分の腹部に銃弾は3発放たれた
かがみ込み、大先生をこちらに引き寄せる、
今にも、…深海のような瞳から涙がこぼれそうだった
『…鬱、…』
「ぐるちゃ、…、なん、…ぇ?」
「ごめ、…僕がちゃんと、…しとったら、…」
『鬱、』
「ごめ、…俺…、お前、を守れへんかった、」
「死なんといてくれ、…お願いやから、」
「ぼくを置いていかないで、…」
『鬱、話を聞け、』
「…なん…や、」
『…ッ、俺は、お前を1人になんてしない』
『お前と…ッいう、逸材を逃がし…はしない』
「…なんで、僕の誕生日やねん、…」
『ふは、w…縁…がない、…んだろ、…』
「…そう、かなぁ?w」
霞ゆく視界
『…、』
目が閉じ始める
「ぐるちゃん、…ほんまにしなんとって、」
『次、…起きると…きは、』
『お…まえ、の…誕生…日らへん、…だな、…』
『つぎの、…誕生…日、…はちゃん、と…祝わ…な…』
暗転、
あいつは、…あの日からずっと待ち続けてくれたのか?
そんな彼奴をどうして俺は、忘れてしまったんだ?
…、人間だからか…、
人間だからこそ、…人を忘れてしまうというのか?…、
……、病室の椅子に座って、俺に話しかけるお前は、
「ぐるちゃん、…ぼく、…もう、…お前起きんくなってから、…4回も誕生日来たんやで?」
…
「と、いっても、…あと、…2分ぐらいで…5目の誕生日くるんやけどね、…」
……。
「ぐるちゃん、…きいてや、…」
…………。 なんだ?
「お前が今日、起きんかったら、…」
「お前は、明日生きしてへんのやって、」
「もう、…栄養剤と点滴だけじゃ、…生きていけへんのやって、 」
「もう、衰弱しきってまうんやって、…」
「もう、…話せななってまうねんて、」
「なぁ、…起きてや、…」
「おれ、ずっと、…お前の事、待ってんねんぞ、?」
「…こんだけ、…いっても、…お前は起きひんねんか!!?…なぁ、…ぐるちゃん、…」
目を覚ませ、…グルッペン・フューラーッ!!
約束を、守るんだろ?なぁ!!?
ut視点
ぴくり、…手が動いた
「ぐるちゃ、…?」
『あ”…ナ、ん、…』
「っ、ぁ…よ”かった、…」
「良かったッ!! 」
直ぐに水を持ってきて上げて、飲ませる
『ふは、w…お前は相変わらず慌てんぼうだな、w』
「ぐるちゃん、…ぐるちゃぁぁあっん!!」
『うるせぇッ!俺にはホモの興味は無いんだよッ!』
「ん、ふふ、…w…あー、…ぐるちゃんだ…」
そんな時、カランッ、カランッ、遠くから鐘の音が鳴り響く
「これは、…」
『…つぎの日を表す、鐘だな、…w』
『…、あぁ、そういえば言ってなかったな』
『あの日も言おうとしていたのに、…言えていなかった 』
「……?」
『誕生日おめでとう』
そう、微笑みながら言われた
”5年ぶりのお誕生日を此処に”